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2025/03/12 (Wed)
銀座の夜の焼きジンギスカン
夜、銀座で羊。
「銀座羊屋はなれ」というお店にやってきます。
最近ちょっと、羊料理に執着してて、それというのも地方都市にてジンギスカンのような料理が通用するか…、と宿題をもらっているのであります。
かつて日本中にジンギスカンのお店ができたことがある。
ところがあっという間にそのほとんどがなくなっちゃった。
おいしい羊を調達できず、形だけを真似たようななんちゃってジンギスカンのお店が沢山できてしまった。
悪貨は良貨を駆逐する。
一生懸命、真面目にやってたお店も結局、ダメになってしまっちゃう。
市場がそもそも小さかったというのも大きな理由。
けれど、健康的な食材として羊の魅力は侮れない。
東京では特徴的なジンギスカン的お店がいくつか生まれ始めてて、それでいくつか研究しましょう…、と。
先日、四谷三丁目の赤丸ヂンギスと言う店に行ってみたのもその流れ。
今日は銀座のこのお店。
銀座ならではと言いますか…、かなり商品を絞り込んだオリジナリティーにあふれる羊の食べ方を提案している。
お店もどこか郷土料理の居酒屋みたいで、かなり落ち着く…、いいお店。
テーブルにつくと真ん中にどんっとガスコンロ。
上から小さなダクトがおりてて、これから肉を焼くんですヨ…、ととても分かりやすいメッセージ。
焼肉屋さん的でもあって、けれど脂の匂いがあまりしないところがありがたい。
羊の脂って古くなると青い匂いがかなり強烈にするのですけど、脂のまだいい新鮮な羊を仕入れて使っているのか。
それとも焼き方、あるいは調理の仕方に脂をださぬ工夫があるのか?
興味深々。
まずは前菜…、羊のたたき。
新鮮ならば生で食べても全然心配のない羊。
火をくわえるより、ずっとクセがなく食べやすくしかもネットリ、舌に絡みつくような肉感的な肉の食感。
おそらく表面焼いてそれから、真空調理で味を中まで入れてるんでしょう…、何もつけずともシッカリおいしく、噛むと不思議なうま味がほとばしりでる。
それからタンを塩で焼きます。
焼き過ぎると硬くなります…、と言われてそれで軽く焼いて食べるとシャキシャキコリコリ。
歯切れが良くてなんとも旨い。
本当に焼き過ぎると硬くなるのかと無理やり表面がガリガリするまで焼いてみたけど、それでもシャキッとキレイに歯切れる。
硬いということは決してなくて、むしろ匂いが強くなる。
羊の肉はレアで食べると、臭みがなくて旨いんだなぁ…、って今日は実感、オモシロイ。
ロースを焼いて軽く炒めたねぎ塩のっけて食べる逸品。
これは先日、赤丸ヂンギスでも食べた料理でおそらく網で炙って食べる羊を一番おいしくさせる、これが食べ方なのでしょう。
唐辛子で辛味と風味をつけた味噌ダレを揉み込むようにととのえた、切り落とし肉を網で焼く。
上にキャベツをかぶせて蒸し焼きのようにしてくださいネ…、と。
煙もでない。
匂いや脂が飛散することもなくてしかも肉がフックラやわらかになる…、焼きジンギスカンという食べ方なんだと言うこれは、かなりおいしい…、いい感じ。
〆に用意されているのがホルモンうどん。
このためだけにジンギスカン用の鉄板使って、よぉく炒める。
炒めて炒めて、味噌やホルモンの脂がうどんの中にシッカリ入り込むまで我慢して、ズルンとすするとムッチリ麺がなかなかおいしい。
ここ一軒で満足できるか?というと他にもっといろんなモノを食べたくなっちゃう…、はしごがたのしい銀座ならではってそんな風に思う夜。
銀座羊屋 はなれ
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ジンギスカン
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銀座駅
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銀座一丁目駅
軽めの食事でこのまま家に帰ろうか…、と思いもしたけど一軒、はしご。
後楽そばというお店。
有楽町駅の日比谷側にある改札口。
出てすぐのトコ。
ガード下。
駅そばというには駅の表にあって、改札口にも背を向けている。
けれど駅から至近距離。
改札口に入ろうか…、と思うと同時においしい匂いが鼻をくすぐる。
たまらず中に入っちゃう。
しかもココ。
普通の立ち食いそば屋には絶対にしない匂いがするのネ。
ソースの匂い。
それというのもココの名物のひとつは焼きそば。
入り口近くの鉄板の上でずっと焼いてる、屋台の焼きそば風のこれ。
麺がほとんど。
具材は千切りキャベツにモヤシ、それからひき肉。
それらほとんどが申し訳程度の分量で、けれどなんだかそれがおいしい。
ムチムチとした中華麺。
蒸した麺をソースをかけかけほぐしつつ、炒めていくので食べる頃には縮れがほとんどなくなっている。
十分ソースを吸い込んで、シットリしてて歯ごたえムッチリ。
それにタップリ、そばやうどんの為に用意されている白ネギ晒したものをのっけてシャキシャキ食べる。
口がサッパリするのです。
冷たい水をゴクリゴクリとのみながら、お腹にモグモグ焼きそば押しこむ…、これがなければボクのお腹もこれほど大きくならないのにな…、と思いはしたけどもう手遅れでございます!
[0回]
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2011/08/22 (Mon)
銀座イースト:他
Comment(12)
デパート食堂、大人様ランチ
アメリカからお客様がやってきて、それで昼を一緒に食べる。
久しぶりの里帰り。
あまり気取らず、つもるはなしをたのしみながら食事をできる場所にしましょう。
それで日本橋の三越にくる。
日本橋というこのエリア。
もし行くつもりだったお店が適切でなかったならば、それに変わる別の場所を選ぶコトに苦労はしない。
最近、注目の新しい商業ビルもできたことだし、待ち合わせにはピッタリの場所。
ライオン像の前を目印に、「nice to meet you」とあいさつをする。
三越新館の中にある、ランドマークというお店。
「cafe & restaurantランドマーク」と、それが正式名称なのだけど、ぶっちゃけデパートの中の大食堂。
和食、洋食、中国料理となんでもあって、しかも寿司や蕎麦まで揃う。
こうしたお店はアメリカにはない。
昔はいろんなところにあって、百貨店の中といえばこうしたお店がかならず一軒あったのに、今や日本でも絶滅危惧種になりそうな。
日本に来たらばぜひ、一回くらいはこうした場所で…、と思ってそれでやってくる。
テーマは日本でしか愉しむコトができぬゴチソウ。
ボクはお子様ランチを選ぶ。
ここのお店はお子様メニューに年齢制限がないのであります。
すごく、ウレシイ。
ケチャップご飯にナポリタン。
ボイルソーセージにハンバーグ、それからエビフライ。
もちろん、ご飯の上には旗がはためく。
昔ながらの定番、お子様ランチ。
たのむと、お店の人がまずこう聞きます。
「盛り付けは大人用にいたしましょうか、それともお子様用で?」と一言。
迷わず、「お子様盛りでお願いします」と。
すると真っ赤な車の形の器に盛られてやってきます。
車の先頭。
煙突部分にドライアイスを放り込み、それで煙がポッポと出ている。
お子様ならずも、ワーッと声が上がるたのしいプレゼンテーション。
カップの中にはオレンジジュース。
小さなフォーク。
小さなスプーン。
とりわけ用にドラえもんのプレートが付き、テーブルの上全体がお子様モードに塗り替えられる。
お子様用の小さなポーション。
しかも一つ一つの料理が、出来立てなのに熱々じゃない。
子供の舌が熱い料理で焼けぬよう、ちょっとぬるめに調整されてる。
ママがふうふうしてくれた、そんな適温。
子供をもてなすって、こうしたコトをいうんだろうなぁ…、って思ったりする。
ニッコリとなる。
ココのケチャップライス。
上三分の1ほどが、白ごはんになっている。
日本一の富士山の頭に雪が積もってる。
…、そんな景色を作っているのでありましょう。
上に刺さった旗は「三越」の越の文字。
日本ではじめてココで生まれたお子様ランチ…、それをこうして誇らしくアピールしているみたいな感じ。
一つ一つの料理の味も、しっかりしてて子供だましじゃないのがステキ。
オゴチソウ。
ただ、これだけではお腹いっぱいになりそうもなく、それでお子様ラーメンたのむ。
小ぶりの丼にスープ代わり程度の分量。
これもちょっとぬるめの出来で、柔らかくってクチャっと甘い鶏の唐揚げついている。
ボクらの後に、隣の席にやってきた正真正銘のお子ちゃま坊や。
小学校に入ったばかりの年頃かなぁ…。
お子様用の椅子をおねだりして座り、お子様ラーメンをもらって食べる。
彼のトレーには小さなお椀。
そこに移して冷まして食べる。
大きな丼は子供の手には余ってちょっと持ち上げられない。
だからのサービス…、ボクはやっぱり大人だわい(笑)。
一緒に食卓囲んだ人が、たのんだプレート。
お子様ランチならぬ、大人様ランチみたいなにぎやかさ。
オムライスのハヤシソースがけを真ん中にして、エビのグラタン、ホタテのフライ。
グリーンサラダにミネストローネに、それからデザート。
ちょっとづつが一度にお盆でやってくる。
弁当的とでもいいますか、こうした料理は日本ならでは。
しかもこうした洋食料理。
日本の宝、と思います。
料理もおいしく、たのしくて、気軽な雰囲気、話しもはずんだ、よきランチ。
[0回]
2010/11/01 (Mon)
銀座イースト:他
Comment(6)
ストウブ料理と雨の午後
冷たい雨の降る、東京…、日本橋で昼をとります。
実は、銀座三越で昼をとろうと思ってたのだけど、行ってみればおばさまたちでごった返しててとてもじゃないが落ち着いて、ユックリ食事ができぬ雰囲気。
急きょ場所を変えてそれで日本橋。
来たいお店があったのであります。
「
モンタルチーノ
」というお店。
イタリアンレストランではあるのだけれど、イタリア料理だけでなく洋食メニューが結構そろう。
特にランチは「鉄鍋料理」って言うのに力を入れてて、それを見たくてやってきた。
鉄板焼きで有名な「紅花」が経営しているお店で、彼ら、鉄板焼き以外にいろんな料理に果敢に挑戦している。
例えば「ココットカレー」っていうここの名物。
陶器の壺の中にカレーを閉じこめて、そのまま蓋して加熱する。
香り、風味が逃げずに仕上がる、その味わいが極上でこの近隣のサラリーマンの人気のランチ。
ここでも昼のメインのひとつになっていて、テーブルの上には最初っから福神漬けとラッキョが置かれ、冷たいお水がタップリ用意されている。
ヒーハー系のかなり極辛。
食べるとたちまち頭のてっぺんから汗が噴き出るサラサラ系のスープカレーで、しかもハーブやスパイスの香りが強く「効きそうな味」。
今日もみてるとお客様のほとんどが、カレーを食べてる。
メニューすら見ず、座るといきなり「ココットカレー」って人さえもがいるくらい。
ボクらもひとつカレーをとって分け合い食べる。
お腹がぽかっとあったかになり、食べれば食べるだけお腹がすいてくるような味。
すべての料理にまずはサラダがついてくる。
緑の葉っぱだけのサラダで、シャクシャクパリパリ。
ドレッシングも昔なつかしのフレンチ系で、カレーの辛みをやわらげてスキッとさせる。
ラッキョも甘口。
すべてがカレーの味を引き立て、おいしくなるよう最適化されているのがオモシロイ。
目的の鉄鍋料理をふたつとる。
一つはスパゲティー。
もうひとつはハンバーグ。
ストウブ社って会社のストウブ…、つまり鉄鍋。
ズッシリ重く、蓋が凹状にくぼんでる。
だからダッチオーブンのような使い方ができるお鍋で、これで煮込むと素材の水分をそのまま閉じこめフンワリ、シットリできるとてもすぐれた調理器具。
保温性も当然高くて料理をずっと熱々状態で食べられる。
例えばスパゲッティー。
エビの風味がとけこんだアメリケーヌソースと生クリームでコッテリ味にととのえられたスパゲッティーを鍋に入れ、チーズをのせてオーブンで焼く。
それをそのままさぁ、どうぞ…、という趣向にてなかなかおいしい。
お鍋の中でどんどん熱が入ってくるので、完璧なアルデンテにはならないけれど、グラタンとスパゲッティーのいいとこどり的な味わいがある。
このスタイルでナポリタンとかカルボナーラとか作って食べたらおいしいだろうなぁって食べるとイマジネーション膨らむところがたのしくていい。
ハンバーグもフライパンで焼いたパテにソースをあわせ、チーズをかけてオーブンで。
しかもチーズがゴルゴンゾーラで、コッテリとした風味がとっても大人味。
そのままだったら立体感がでなかったのでしょう、エビフライを添えて見た目も贅沢でいい。
昔ながらでオーソドックスなデミソース。
合い挽き肉でフックラとしたこれまた昔ながらのパテがあいまって、ナツカシイ味が見た目を裏切り、オモシロイ。
それぞれ堪能…、ちょっと近所でお茶飲みましょうと、それでイリーに移動する。
日本橋の高島屋近くの「エスプレッサメンテイリー」のお店。
この界隈に積極的に出店してて、東京駅にもお店がある。
けれどココのこの店は、とても特別。
広くてとても気持ちいい。
もともと金融機関の支店があった場所を使ったお店でだから、天井高くて空間自体がかなり贅沢。
天井や柱にクラシックなレリーフなんかが残ってる。
ところが椅子やテーブル、エスプレッソのカウンターはメタリックな素材を使ったモダンな雰囲気。
ミラノなんかに良くあるクラブのような雰囲気。
DJ入れてミラーボールを回せばそのままダンスフロアーになりそうな、都会的な空間がなんともスペシャル。
空間そのものが大きくて、しかもBGMがクラブな感じ。
だから大きな声でおしゃべりしても周りがまるで気にならない。
こんなお店が近所にあるといいだろうなぁ…。
そう思いながらカプチーノを飲む。
ドッシリ重たい泡の食感。
トロンとなめらかなミルク混じりのエスプレッソがトロトロ喉をかけおりていく、そのやさしが喉のゴチソウ。
ココ独特の華やかで明るい豆の香りが最後にフワッと残る。
外はまだ雨、けれど気持ちは明るくあったか…、さてもう一仕事とまいりましょう。
[1回]
2010/09/30 (Thu)
銀座イースト:他
Comment(0)
イカール星人に叱られる夜
神田での夜。
丸ト水産。
神田に出来た二つ目の店。
宣伝をしている訳でもないのにほどよくお客様に来ていただける、よき滑り出し。
まもなく近所に三号店もできる予定。
魚のプロでありつづけ、料理作りと商売に関しては素人くささを忘れぬように一生懸命がんばりましょうって、ちょっとお手伝いに注力してる。
今日はこのお店の人たちを、もり立てようとする人たちが集まってたのしい会食。
ハイボール飲み、えいえいおーッと気勢を上げる。
今日のお通しはなんとウニ。
函館産のウニをタップリ。
箸でつまみあげても決して形を崩さぬ頑丈。
身がシッカリとしているからなんでしょう。
新鮮、元気で健康なウニだからのコト。
今朝函館でとれたばかりのトレトレが、飛行機に乗って今日やってきた。
この前、札幌にいったときも、その日のうちにどうやって北の食材を東京にまでもってくるか…、って言うコトばっかり話してた。
日本にはスゴイ食材がいろんなとこに転がってるのに、それを運ぶシステムが上手く機能していない…、勿体なくもなやましい。
ここの名物の刺身の盛り合わせ。
それから焼き物。
どれもテーブルを囲んだみんなで分け合うたのしい料理。
ガスコンロの上の食材を、トングで挟みハサミで切り分けちょっとしたバーベキューみたいになるのがオゴチソウ。
揚げ物をいくつかたのむ。
新鮮な魚をそのまま、あるいは網で焼いてたべるだけなら体にやさしいゴチソウなのに、やっぱりそれでは物足りなくて。
鶏の唐揚げ、フレンチフライ、エビせん、それから揚げニンニク。
それを別々にたのんだら、折角だから大皿にドサッと盛ってお出ししましょう…、って。
その迫力に、これいいんじゃない?
ここのお店はこうしたドサッと盛りが似合う店だもの、メニューかしましょと今日決定。
まもなくブラッシュアップして正式メニューにのる予定。
現場で茹でて、それを素揚げしたフレンチフライのホクホク、ほっくりおいしいコト。
生姜風味の醤油ダレが、芯まで入った鶏にサクッと揚げた唐揚げ。
クチャッと鶏の身、ジューシーで酒がすすむ好みの味わい。
皮ごと油で揚げたニンニクに、味噌をちょっと付けて食べるとネットリとした旨みが口に広がっていく。
千葉でとれた一本釣りの穴子をまるごと揚げた天ぷら。
今が旬のワラサの刺身や、カツオのたたきを食べつつやっぱり、今日一番の豪華はイカ。
これまた函館直送の活きたイカを刺身にしたの。
ツルツルとして、噛むとトロトロ、粘り気がでる。
何よりおどろくほどの甘みが口に広がって、口の正月、鼻の盆。
生姜醤油をチョコッとつけて、噛めば噛むほど旨みがあとから濃厚になる。
耳の部分はコンロで焼いて、ゲソはワタと一緒にアルミホイルでジックリ火を通す。
ほとんど捨てるところがないのが、イカの良いトコ。
部分、部分でしかも味や食感が異なるところも見事なり。
ところでこのイカつながりのたのしい話題。
世界で一番有名な、日本の街って一体どこだろう?
そんな質問をすれば「そりゃ、東京に決まってるでしょう」って一笑に付されるんでしょう。
だって日本の首都だもん。
人口だって一番多い、世界的に知れた街。
けれど、YouTubeの世界において今、日本で一番有名な街は「函館」かもしれないね…。
って、そんな動画を紹介しましょう。
函館の市役所、観光局が作成した「「タワーロボットvs.イカール星人」っていうモノで、なんと閲覧数が40万ビューに迫る勢い。
イカを食べ過ぎる函館の人に激怒したイカール星人が函館の街にしかける攻撃に、五稜郭タワーがトランスフォームしたロボッが応戦するという物語り。
このままぼやぼやしてたら函館の街が徹底的に壊されちゃうかも。
だから「観光はお早めに!」。
なかなか痛快、笑っちゃう。
インターネットの世界って、その気になれば誰もが何かを発信できる。
一人にひとつの放送局をもっているのと同じなんだなぁってそんな事実を再確認する。
あとはやる気と創造力ってコトなんでしょう…、ガンバロウ。
[0回]
2010/09/06 (Mon)
銀座イースト:他
Comment(2)
神田と四ツ谷の夜の夜
神田で夜といたします。
最近、贔屓にしているお店…、丸ト水産。
事業拡大にちょっと力をお貸ししているお店なのでありますけれど、ここがめでたく神田二号店をオープンさせた。
お祝い方々、やってきます。
駅前のビルの3階、駅のホームからまっすぐ目の前に見える場所に出来たお店でちょっと小さい。
けれどその小さな空間に魚のケースに厨房、客席とギッシリ詰め込まれているミッチリ感がむしろたのしい。
なによりすべてのテーブルが椅子席というのが、おデブな体にはやさしくウレシイ。
まだ宣伝をしていない状態で、ほどよくギシッとお客様が入ってて、ワクワクします。
ハイボールをたのんで、それと一緒にやってきたのが殻付きホタテ。
ひとり一個の割合で、たのんでないのにやってきて実はこれが今日のお通し。
お通しだからって、別に煮物や酢の物みたいなお通し用の料理を作ってださなくたって、いいじゃない!
うちは魚が売り物なんだから、魚をたのしく食べてもらうのが一番、と、それでこうしてその日一番のオススメのものがお通しとしてやってくる。
テーブルの上のガスコンロ。
火をつけそこにこれを並べて、コトコト焼きます。
ついでに白ハマグリを追加して、一緒に焼いてハフッと食べる。
次々、料理がやってきます。
この店を人気者にしたのが、豪快にしてパワー全開の刺身の盛り合わせ。
今日のメインは甘鯛、それから鰹のタタキ。
ツブ貝、イカにサンマに鯵と季節の魚や近海物がタップリ並ぶ。
足高のカクテルグラスに鯵のナメロウがはいっているのが、ちょっとおしゃれでなかなかたのしい。
活きイカ一杯まるごとを刺身にしたのがネットリしてて甘み抜群。
新鮮なワタが一緒についてて、ゲソをハサミで切りわけてそれと一緒にホタテの貝殻に入れてコンロの上にのっけると、ワタがとろけてゲソを包んで塩辛みたいな味になる。
今日はキンキの脂ののったのが入荷してますと、それを煮付けてもらったもの。
身がブリンと弾けるようでなんともおいしい。
魚の煮付けって、なんでこんなにおいしいんだろう。
出汁の旨さが魚の中に入ってくる。
逆に魚の旨みが煮汁に流れ出し、それが再び魚の体に入ってくという、旨さに旨さを重ねるおいしさ…、なんて贅沢って思ったりする。
蟹の身、蟹味噌、蟹からとったスープを使って作ったホワイトソースで仕上げたゴチソウグラタン。
ネットリまったり。
なにより蟹の味噌の風味が抜群で、酒のつまみになるグラタンっていうのがステキ。
用意されてる料理のすべてが、お酒のあてに最適化されているのが酒をおいしく飲ませる店の大切なとこ。
なかなかいいね…、ってそう思う。
まだまだ開業して数日しか経ってない。
だからサービスにもたつきがあったり手順が違っていたりと、解決されなきゃいけないところがいくつかあるけど、スタッフみんなが元気でニコニコ。
働くことをたのしんでいるというのがステキ。
またこなくっちゃ…、って思って帰る。
お店を出てから〆をしてないコトに気づいて、それで電車で二駅移動。
四ツ谷の嘉賓で仕上げをする。
ここの名物、カキソースの和えそばをとる。
細いストレートの玉子麺。
茹でてしばらく乾かしたのを、蒸してコシをしっかりつける。
それをオイスターソースと焦がしたネギと油を使って、ただただ和えて調味したもの。
具はない。
なのに物足りなさをまるで感じぬ見事な味わい。
口の中で麺がバサバサ、軽く歯切れつつちらかっていく、その食感がたまらぬゴチソウ、オキニイリ。
親指サイズのエビをサクッと天ぷらにしたのと、お粥を一緒にお腹を作る。
魚をかなり沢山食べて、それで程よくお腹を満たした。
けれど中国料理の香りと味に、不思議なほどに食がすすんでお腹いっぱい。
場所が変わって趣向が変わると、お腹の状態がリセットされるような気がする。
なんてどん欲。
そして贅沢。
明日から粗食にしようかと、思いながら家に戻って冷蔵庫の中みるとそうだ…、魚の粕漬けを明日は食べなきゃ。
シアワセの朝になる予感。
さぁ、寝ましょうね…、おやすみなさい、よい夢を。
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2010/08/22 (Sun)
銀座イースト:他
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