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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    さてうどんの視察の続きをします。



    再び街の中心地。博多の駅の近くをウロウロ。「うどん平」という最近話題のお店を選ぶ。
    オフィス街の中の一軒。
    周りは飲食店も気配も希薄な殺風景な路地ばかり。ところがお店の前には行列がある。
    時間は3時ちょっと前。
    昼食時にははるかに遅く、なのにの人気にまずはビックリ。



    お店の中に入ると10人ほどが座れるカウンター。中には厨房。テーブルが2つほどある、こじんまりとしたいいお店。
    ちょっと待って座れた席が、カウンターの隅っこで、厨房の中の作業が手に取るように見えるのですね。
    うどんの麺体を何度も何度もローラーにかけて伸ばしたモノを、シュレッダーのような機械でじゃじゃっと麺に切り落とす。
    かなりの長さの麺を2つにバッサリ切って、それでも長いうどんを茹でる。



    ビックリするのがここの麺。
    茹でたら冷たい水でザブザブ洗ってしめる。
    水で洗わずそのまま食べるからこそ博多のうどん独特のヌメヌメとした食感になる。
    なのに洗ってしめてもいいの?とちょっと心配になる。
    ところが手元をじっくり見ると、しめたうどんをお椀に入れて分量分を指でバッサリ切り落とす。その様、自然でなるほどしめてもやわらかいんだとビックリ、そしてホッとする。



    しめた麺を再びあっため、丼に入れて出汁をはる。
    大きな鍋にお湯を沸かして、そこに大きな徳利型の陶器を浮かべる。中には出汁が入ってて、つまり湯煎の状態にある。
    それをトクトク、うどんの上に注いだところにトッピング。
    定番のゴボ天たのむと、ここのはバリバリ、歯切れ感の良い衣。ヌメヌメしてて、けれど程よい硬さを感じる麺がどんどん、お汁の中でやわらかになる。



    ちょっと変わった具材を発見。
    「他人」というモノ。牛肉の卵とじを選んでたのむと、これがおいしくビックリします。
    牛肉は甘辛煮込みで、脂の量は最小限。スパッと歯切れて噛めば噛むほど口いっぱいに甘みが広がる。
    それそのものもおいしんだけど、肉を包んだ溶き卵。出汁を含んで、しっとり。ふっくら。
    軽い酸味を感じる出汁が、卵の旨みや風味と出会い舌の上でやさしく潰れて消えていく。



    出汁を含んでおいしくなってく食材の代表格は確かに玉子。
    だからおいしくなって当然なんだけど、これほどおいしくなってくれると、なんだかうれしくなっちゃった。
    柚子胡椒が置いてあり、試しにそれを使ってみるとこれまたおいしくビックリします。
    柚子の香りと辛味と塩気。やさしい出汁の味にくっきり輪郭くれて、ごくごく飲みたくなる味になる。
    こういう博多うどんもあるんだ…、とますます博多のうどんが好きになった店。


    関連ランキング:うどん | 祇園駅博多駅中洲川端駅

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    車で取って返して1時間ほど。薬院という街に到着。



    因幡うどんにやってくる。
    古くからある商店街の中の店。博多の街に三軒ある、中でも一番風情のある店。
    その三軒がそれぞれちょっとずつ味の傾向が違ってココはやさしい味がするお店。



    牧のうどんが工場の中でダイナミックな雰囲気があるとすれば、ここはおだやかでのんびりとした食堂風。
    おばぁちゃんたちがニコニコ、世間話をしながらバラ寿司を盛り付けたり、注文とって料理を運んでくれたりと家庭的なところがまず好き。

    ここでは肉うどんとろろ昆布を選んでたのむ。



    どちらも個性の強いトッピング。肉は脂と煮汁の甘さ出汁に溶け込みコクを生む。
    一方とろろ昆布は海藻独特の深みのある味。ネットリとした粘り気を出汁に移してうどんの麺にからんで口に運んでくれる。
    ただでさえヌルンとなめらかな麺が一層ヌメヌメ唇撫でる食感、肉感的でうっとりしちゃう。

    それからゴボ天。



    ここのゴボ天は輪切りのごぼうをたっぷりの衣でまとめたかき揚げ風で、うどんの出汁を吸い込みはらりといきなり崩れる。
    崩れて丼一面を覆うほどにふわふわ漂い、うどんをたぐるともれなく麺にくっつき口にやってくる。
    汁を吸い込めば、大量にてんぷら衣も一緒に吸い込むことになり、それがこれまたおいしいのです。
    雑節系の焦げた香りと酸味がキリッとおいしい出汁に、ほっこりとした旨みを加えておいしくさせる。やっぱりココはオキニイリ。


    関連ランキング:うどん | 薬院駅渡辺通駅天神南駅



    せっかくだから博多うどんのチェーンを一軒。



    ウエストによる。
    九州に来て博多以外の街で博多うどんのようなものを食べたくなったとき。
    重宝するのがこの店で、とはいえ博多で経験するのははじめてのこと。
    24時間営業の店がほとんどで、だから地元の人たちも便利で重宝するというのではあるけど…。



    さすがに牧のうどんの本店と、因幡うどんの後に食べると化学の工夫を感じてしまう。
    ヌメヌメなめらかな麺ではあるけど、どこか不自然。重たく感じる。
    出汁もなんだか不自然な味。
    お店をたくさん増やすためにはいろいろ工夫うぃるしなくちゃいけないんだろうと思った。
    なんだかちょっと悩ましい。

    うどんうどんで街を歩くと、出汁が汗になって流れ出しそう。それでちょっと気分転換。



    大濠公園のほとりのロイヤルガーデンカフェでお茶を飲む。
    博多という街は、飲食店の文化レベルが非常に高い街だと思う。特に気配りができるサービススタッフの層の分厚さは地方都市とはいえぬ充実。
    その訳を考えるたび、ロイヤルという企業グループが果たした役割は大きいに違いないって思ったりする。
    ここも笑顔の似合う店。アイスティーでお腹を軽くいたします。


    関連ランキング:パスタ | 大濠公園駅唐人町駅

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    庚申塚という駅にくる。巣鴨商店街の北の入り口。あるいは出口。



    東京という町には案外商店街がいくつもあって、大抵それらは駅を始点にできた町。ところがこの町。とげぬき地蔵尊を祀るお寺を中心にできた通りで、だからJRとか地下鉄の駅からちょっと距離がある。
    正真正銘の最寄駅は都電の駅というのが、なんだか痛快で、途中下車してランチとします。
    それにしてもお寺の前で立ち止まり、軽く会釈して、また歩きはじめる人の多いこと。祈るということとと生活がつながっているやさしさ感じて、ボクも会釈でパチリと撮った。



    ときわ食堂という食堂にくる。
    東京の下町を中心にして何軒か、系列店のある店で、ただこの巣鴨の店はちょっと独特。メニューの豊富さ、サービスの良さ。気合の具合がおそらく随一。
    オキニイリ。
    とげぬき地蔵尊の近くに一見、支店があってけれど圧倒的に庚申塚の駅に近いここのお店がおいしく感じる。



    ガラリと扉を開けるとズラリとテーブル並び、人生経験豊富なお客様たちでにぎわっている。そのテーブルの合間をキビキビ、笑顔で働く人たちと、厨房の中で料理ができあがる気配にワクワク。
    しあわせなるかなおじぃちゃまが、マグロのブツをつまみに昼からビールを飲んでらっしゃる。
    その隣では、中のよさそな老夫婦が煮物をたのんでおかずをひとつ。二人で仲良く分け合い食べる。
    壁に貼られたメニューの札も、今日の料理の半分ほどでしかなくて、今月のオススメだったり今日のオススメと、ワクワクしながら説明聞きつつ決めたこれ。



    今月のオススメのアジのフライをメインにしました。
    うれしいことにこのフライ。1枚単位で注文できる。2枚にしました。一枚一枚が分厚くて、かなりのボリュームと言われて2枚。
    やってきたお皿をみて、確かに分厚く2枚ですでにお皿が一杯。千切りキャベツがたっぷりついて、それにご飯に汁に漬物。
    ちなみにご飯は一杯だけならお代わり無料。近所で工事をしている人たちなんでしょうか…、作業着の人たちが続々お店にやってきて、ご飯をモリモリ食べている。



    追加でたのんだ卵焼き。ここの名物のひとつでもある。
    たのむと味はどうしましょうか…、と。「砂糖に塩、醤油の味が選べます」と、こういうところがとてもうれしい。
    砂糖で甘くしてくださいってお願いをしてやってきた、卵のツヤツヤ、色っぽいこと。砂糖でテリがでたのでしょうね。
    最初はそのまま。甘みと卵の旨みが口でトロリととろける食感たのしむ。
    それからソース。アジフライのために追加でたのんだタルタルソースをかけて最後はオムレツ味にしてたのしんだ。



    アジのフライにはソースじゃなくて醤油でござる。
    まずは最初にレモンをしぼる。風味をつけたらそのまま一口。新鮮な油の風味とパン粉がカサリと口にちらかる。
    そこに醤油を注いで食べると、魚の香りが穏やかになり、醤油の持ってる焦げた風味が香ばしくアジの旨みも軽快になる。
    タルタルソースをたっぷりのっけて食べると不思議…、それまで和食風だったフライが途端に洋食味になっていく。



    お膳をテーブルに置くと同時に「お味噌汁には気をつけてください」と言う。
    爆発したりするわけじゃなく(笑)、気をつけないと火傷するほど熱い味噌汁。わかめにお揚げ、しっかりとした出汁に関東風の合わせ味噌。どっしりとした味わいで、思わずご飯にかけたくなっちゃう。
    定食屋におけるおいしい味噌汁の条件は、「ご飯にかけてもおいしい」ということだろうと思ってこれは、その代表。
    手作りの漬物もしゃんとおいしくて、お腹いっぱい。これで1000円ちょっとというのも、安すぎず、高すぎずもする適価と感じた。オキニイリ。


    関連ランキング:定食・食堂 | 庚申塚駅新庚申塚駅巣鴨新田駅

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    博多の夜はエンドレス。夜中を過ぎても宴は終わらず、朝の喉が火照って痛い。



    朝ご飯をならばも一度、博多うどんでと、新幹線の改札口のほど近くにある因幡うどんを選んで食べる。
    朝ご飯にやさしいうどん。
    昼のお腹をあっためるにも、おやつどきにも消化にいいからありがたく、1日何度でも食べてしまえるオキニイリ。しばらくご無沙汰…、と思うとなんとも切なくて、大きく息を吸い込んで出汁の匂いを体の中まで染み込ます。



    朝の気軽な定食もある。素うどんにかしわ飯のおむすびという、それはそれでおいしげだけど、好みのうどんをたのんで待った。
    そしたらちょうどうどんや出汁の搬入時間。
    体の大きな職人さんがニコニコしながらやってくる。彼の体が因幡うどんのやわさを決めているのでしょうネ…、踏んで鍛える。
    けれど踏みすぎたりすると固くなりすぎる。体が覚えたやり方で、ここのうどんができているんだと思うとなんだか愛おしくなる。



    たのんだうどんは「具うどん」でした。
    具だくさんのうどん…、っていう意味になるんでしょうか。うどんの上に具材、さまざま。
    かまぼこ、丸天、ワカメにたけのこ。人参、白菜、椎茸に茹でた玉子が半個分。
    かき揚げなどが乗らぬ分、出汁そのものの風味や旨味をそのままたのしむコトができるのがうれしい一品。
    なにより出汁の透き通ったコト。そこにたゆたう、なめらかな麺。
    ウットリします。



    まずは汁をゴクリと飲む。
    喉に染み入るやさしい味わい。ほどよく熱くて、そこにトゥルンとやわらかうどんの食感くわわる。
    撫で回すという表現が、今朝ほどピッタリ感じたコトは今までなかった。体やお腹が弱った時に、おいしい料理だったんだなぁ…、って思ってニッコリ。
    かしわご飯のおむすびと一緒に食べると、出汁の旨みがなおさら引き立ち、しかもお腹も満たされる。サイドを飾る昆布の煮物もおいしくて、あぁ、ありがたい。生き返る。


    関連ランキング:うどん | 博多駅祇園駅東比恵駅



    移動の前にシアトルズベストコーヒーによる。



    シアトル出身。スタバが完璧な勝ち組になっちゃう前。東京の街にお店をいくつか持っていた。どこも伸びやかな雰囲気で、コーヒー自体も悪くなかった。
    でも東京ではすっかり下火。
    かわりに九州のJRの駅近くでかなり見かけるお店になっている。特に博多の駅の周辺にはいろんなところにお店があって、まるで九州ローカルブランドみたいな様相。やさしい味わいのアイスアメリカーノをひさびさ飲んで、さぁ、出発です。
    東に向かって新幹線。

    ところでコレ…、タモリが博多うどんを外国語で解説するという動画。



    黒柳徹子さんの滑舌の良さに時代を感じ、タモリは昔、こういうネタをやってたんだなぁ…、とそれにも時代を感じる。
    動画の冒頭の「東京にはまともな博多うどんはない」という一言が、時代を超えて今でもまっことその通りと思って観ました。オモシロイ。

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    そしてうどんをもう一軒。因幡うどんというお店。



    博多駅の周辺のテナントビルの中にお店が何軒かあり、けれどボクが好きなお店はこのお店。
    渡辺通りというニギヤカな通りに面してありはするけど、この界隈だけ昭和風情を濃厚に残したエリアで、お店の造りも古くてなんとも趣深い。
    お店に入るとおばちゃんニコニコ。
    博多のうどん屋は、元気なおばちゃんで支えられているんだろうか…、って思ってしまうほどにココもおばちゃん働くお店であります。気持ちいい。



    何にしますかと言われて即答。肉うどんにごぼ天のせてくださいな…、って。
    ココにくればまずはこれ。
    甘辛煮付けの牛肉に、ここのはタップリ玉ねぎがザクザク切られて透き通るほど煮こまれ、混ざっているのですネ。それがスベスベ。牛肉は脂の風味もほどよくて、もともと旨い出汁に甘みと旨味をくれる。
    青いネギがタップリのってやってくるのもウレシクて、かしわでを打ち、丼持ち上げまずゴクリ。出汁を味わい、うどんをすする。



    スベスベ。牧のうどんほどやわらかくなく、ツルンと唇なでながら口の中へと飛び込んでくる。
    ムチムチ、軽いハリがありそれに負けない出汁も濃厚。
    ここのごぼ天はかき揚げ状。輪切りのゴボウにタップリの衣がついて揚がってて出汁をどんどん吸い込み膨れる。膨れきってしまうと崩れて、汁に混じって口の中へとなだれこむ。
    かき揚げどん兵衛のかき揚げが崩れてスープをおいしくするごと、出汁にコクがドッシリついて、ゴボウの香りも強くなる。
    あぁ、おいしいなぁ…、やっぱりボクはココのうどんが一番好きって思う今日。


    関連ランキング:うどん | 薬院駅渡辺通駅天神南駅



    それからお店を出て移動しましょうと駐車場へと向かって歩く。その駐車場の手前にへんてこりんな自販機販売。



    なんで烏龍茶ばかりを売っているんだろう…、って最初は思った。
    自販機といえばいろんな飲み物をほどよくアソートして陳列する。ちょっと迷う程度の品揃えが購買意欲をかきたてるはずなんだろうけど、ココのはみるからに一種類。どんだけ烏龍茶が好きな人が持っているんだろう…、って思って、近づき、目を凝らしたら、びっくらこいた。



    なんとあごだし自販機で、焼いたアゴ入りが650円。アゴ抜きで出汁だけのモノが400円という値段設定。
    こりゃオモシロイ。
    一本買ってみましょうか…、とボタンを押して出てきたペットボトルの中には確かにアゴが一匹入っておりました。
    賞味期限はほぼ一年。
    なぜコレを…?
    なぜココに…、って考えれば考えるほど不思議が不思議を呼ぶ不思議。おそるべきかな博多の力。感心しました。さぁ、移動。

    ところで博多の中心街。天神の街のまた中心。ソラリアプラザっていう商業ビルの地下に新しい飲食店街ができたというので見に来たら…。



    なんだかそこだけ港区みたいになっちゃっていた。シティーベーカリーが出ていたり、ディーンアンドデルーカがあったりもして、かなりパキッと都会的。
    女子で溢れておりました。
    しかもディーンアンドデルーカはカフェではなくてレストラン併設型で、ニューヨークっぽいインテリアもメニューもかなり大人的。
    博多の街がなんだかちょっとうらやましくなる。住んでしまいたくもなる。


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