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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    昼、打ち合わせをかねオリガミランチ。

    9aee0f91.jpeg改築中の永田町のキャピトル東急ホテルの中から一時避難して、赤坂のエクセル東急ホテルの地下にうつって営業してるレストラン。
    旧キャピトル東急がヒルトンホテルだった時代から、ずっと日本を代表する魅力的なホテルのコーヒーショップだったココ。
    場所が変わってもそのときの、凛とひきしまった居心地の良い空気感がずっとココには流れてる。
    メニューも昔とほぼ同じ。
    お店のスタッフもほとんど昔とおんなじで、こうしたお店は希有の例。
    ずっと贔屓にしていたけれど、しばらくご無沙汰。
    ひさしぶりにやってきたらば、食器がちぐはぐ。
    「源氏」っていう鉄板焼きと和食のお店で使っていたような食器が混じる。
    ははぁ…、間もなく開業準備がはじまる新たなホテルに移る準備をはじめているのか…。
    やっぱりここも新しいトコロに移ってしまうんだろうかなぁ…、って思ったりする。
    さて、食事。

    55896419.jpegナシゴレンをメインにとります。
    インドネシアの郷土料理といわれるコレ。
    中国醤油とチキンスープで味をととのえ、ご飯と具材を炒めあげるのが向こうの流儀。
    ところがココのはビーフブイヨン、塩と胡椒でスッキリ作る、つまりピラフのような味。
    本物じゃない。
    けれど本格的な上等な味。
    ホテル時代からずっと受け継がれてきた伝統の味で、ヒルトンホテルにいってもほとんどおんなじ料理をナシゴレンと呼んでいる。
    世界中からお客様がやってきて食事をたのしむホテルの中のコーヒーショップで、出すべき料理はこうした料理。
    個性的であるよりも、バランスとれてて分かり易い味。
    足りない味を醤油とサンバル別添えにして、自分の味にしてちょうだい…、ってそんなトコロもホテルな感じ。
    ボクはかなりのオキニイリ。
    鶏肉、ハムに海老がタップリ。
    インドネシアの炒めご飯にこんなにタップリ贅沢素材が入ることもなく、これもホテル的おもてなし。
    これがナシゴレンであるというコトを表現してるのが、海老煎餅と目玉焼き。
    それでいいんだ…、って思いもします、オゴチソウ。

    9df75f9b.jpeg排骨麺をたのんで二人でシェアー。
    これもいわゆる排骨麺とは違った料理。
    豚ロース肉の脂のないとこ。
    衣をつけてカリッと揚げた見た目は排骨。
    けれどサクッと歯切れがよくて、脂っこさのみじんも感じぬ上品な味。
    縮れた麺が沈んだスープもキレイに透き通ったビーフブイヨン。
    コンソメスープに醤油の味と風味を足した感じでスープがわりにピタッときます。
    コクもあっておいしいのだけど、他の料理の味をこわさぬ身の程しったおいしさがある。
    青ネギ、白ネギ、ラー油に七味とこれまた薬味がタップリで自分の味にしていくたのしさもいい。
    上品にして力強い、上等ラーメンの最高峰と勝手にボクは思っています。
    オキニイリ。

    良く焼いてってお願いをした玉子の加減も見事な出来栄え。
    サクサクっとした白身がコンガリ、風味良く、黄身はシットリ、けれど中まで焼けている。
    この入念。
    そして熟練。
    なにを食べてもキチンと基本を守っておいしく出来ている。
    このままずっと、このクオリティでがんばってほしいってそう心から思う店。
    ここの未来はどうなるんだろう…、次きたときに聞いてみよ!

    仕事の話も盛り上がり、それぞれ次の予定に向かう。

    fe51f7a6.jpegボクはこれから一緒に仕事をはじめよう…、と思ってる人と打ち合わせ。
    東京メトロの赤坂見附の駅の上。
    ベルビー赤坂の中にある「ABCクッキングスタジオ」の中にあるカフェで一服。
    いいカフェです。
    景色がいい。
    大きな窓の外に広がる、赤坂の街のスカイラインもいい景色。
    お店の中に目を転じれば、カフェの向こうにキッチンスタジオ。
    そこで料理を習いながら作ってる、活き活きとした生徒さんの姿が見える。
    ビルの2階というロケーション。
    表に大きな看板があるわけでなく、だから知る人だけが来る。
    やさしい雰囲気、おいしい匂いがこの店一番の魅力でしょうな。
    いい場所ひとつ…、みつけます。

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    ■ コメント一覧
    オリガミ
    赤坂見附
    何でそんなトコなんだろう・・・
    ちょっと違和感を感じながら伺ったのですが、その訳はこういうことだったんですね
    ちょっと「悔しいです!」(笑)
    koutagawaさん / 2010/05/14(Fri) / URL
    ここが目的でなく
    > koutagawaさん
    神保町で一緒に仕事をした人の、次の打ち合わせ場所が永田町。
    ボクはTBS関連の人と四ツ谷で打ち合わせであったものですから、こりゃ、ココで昼ご飯を食べるのがもっとも合理的であろう、との判断で。
    合理的なランチ(笑)。
    今度、ご一緒いたしましょう。
    サカキシンイチロウさん / 2010/05/14(Fri) /
    排骨麺
    ラーメン屋さんだと、たいていは食べたくても脂っこくて
    全部一人じゃ食べきれないなぁって諦めることが
    多いのですが、ここのはすっきりしててとってもおいしいですよね。
    先月行ったばかりなのですが、また行きたくなりました。
    あーたさん / 2010/05/14(Fri) /
    ハーフもあって
    > あーたさん
    ほとんどすべての料理がハーフポーションでたのめる…、っていうのもいいですよね。
    今日はボクもハーフポーション。
    ところが隣のオジサンたちが、みんな揃いも揃ってフルポーションの排骨麺とフルポーションのナシゴレンをモリモリ食べてた。
    スゴイなぁ…、って感心しました。
    サカキシンイチロウさん / 2010/05/14(Fri) /
    懐かしいです
    始めまして、いつも楽しく拝見しております。はじめてコメントさせていただきます。学生の時、1年ほどオリガミでアルバイトをしていた事があります。キャピトル東急は働きやすくて大好きでした。バナナブレッドはまだあるのかなあ。
    MOMIさん / 2010/05/16(Sun) /
    ステキなお店
    > MOMIさん
    サービスの基本に忠実でもある、とてもステキなお店ですよね。
    そこで仕事をしたという体験。
    多分、いい思い出になられていると思います。
    バナナブレッド、まだありますよ。
    レジの脇に置かれてあってあまりにおいしそうで、あぁ、かって帰ろうかなぁ…、って思いました。

    はじめまして。
    ステキなコメントありがとうございます。
    またよろしくです。
    サカキシンイチロウさん / 2010/05/16(Sun) /
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