サカキノホトンブログ柚子ではじまり柚子で終わった出張の今日

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柚子ではじまり柚子で終わった出張の今日

羽田空港を出発の前に、今日から発売の夏のスタバで喉を潤す。

柚子グリーンティーフラペチーノ。
先日、お店でテイスティングさせてもらってそのスッキリ味にかなり惹かれた。
二口分ほどのテイスティングカップの分量じゃぁ勿体ない。
ゴクゴク沢山飲みたいなぁ…、って思ってそしてめでたくゴクゴク。
柚子の香りと仄かな甘さ。
酸味がそれほどある訳じゃない、けれど不思議と爽快な味。
一口飲んでしばらくすると甘みはスキッとサッパリなくなり、やさしい酸味と香りが残る。
舌だけじゃなく口から鼻にかけてがおいしい。
そのおだやかがなつかしくなり、再びゴクッと飲んで味わいたしかめる。
湿度の高い日本の夏の飲み物だなぁ…、ってウットリ思う。
見事なり。

それにしても羽田空港の全日空用のターミナル。
なんでこんなに歩かせるんだろう。
日本航空用のターミナルに比べて効率的が売り物らしい。
けど、その効率は利用者を右往左往させるコトで実現させてる？って勘ぐるほどに動線ながくてうんざりしちゃう。
ボクは嫌い。
国際線のターミナルがもう完成して開港間近に迫ってて、それにあわせてモノレールの駅も出来たのだけど、何故なんだろう…。
ターミナルの建物の外に駅がある。
事業主体が違うから？
一緒に作ればスマートでコストだって下がるだろうに、何故なんだろう…、わからない。

仕事は本当に忙しかった。
これからはじめる開発用の物件を見て、それからすぐに打ち合わせ。
意見交換、議論伯仲。
食事も忘れてあれやこれやと盛り上がり、飛行場についたらお腹がグーっとなる。
折角ここまで飛んできて、地元の食べ物を体に入れずに帰るというのもさみしくって、それで鯖寿司。
売店にポツンの今日の最後の一個をみつけて、急いで食べる。

鯖の分厚い切り身を焼いて、シャリにのっける。
胡麻と大葉を刻んだモノを混ぜて最後に、柚子の風味を付けたシャリ。
そう言えば、旅のはじめもスタバで柚子味。
旅の終わりのはじまりが、こうして柚子の香りになった。
なんだかちょっとうれしくて、ニコッとなった。
脂ののった鯖の味わい濃厚で、しかも脂が焼けた風味がまた香ばしい。
ガッシリ押された酢飯の間でプチプチ胡麻がはぜる食感、軽快でよい。
ときおり大葉が思い出したかのように潰れて、緑の香りを発散しつつ次の一切れ、おねだりさせる。
今まで高知にいたんだなぁ…、って、今更のように思い出す。

東京までの１時間…、窓の外には雲、雲、雲。
太平洋に出た途端、雲が途切れてはるか下には海がかがやく。

本来ならば高知に降るはずの雨がみんな九州北部や瀬戸内地方に降っちゃってるんだ。
だから今年の高知の梅雨はとてもおだやか。
台風だってこないしネ…、って、地元の人が言っていたこと、思い出す。
しばらく海の上を飛び、再び雲の上をさまよう。
MacBookで仕事をしてたら、知らぬ間に空は真っ暗。
夜がくる。

そろそろ着陸準備をいたします。
雲に飛び込み、真っ白な中をガタゴトガガガと、雲が途切れて視野がひらける。
風の都合だったのでしょう…、この時期にしては珍しく銚子の先から房総半島を横切って右手にディズニーランドをみながら着陸をする。
ちょっと向こうに東京タワーという、ボクのオキニイリの侵入経路は、東京の町をステキにみせる。
右手に広がる東京の街…、ボクの町。
出張の旅の終わりの終わり、無事ついた。

そろそろ梅雨が明けていくという、今だからこそ、余計気になるこの動画。
水を間欠泉のように噴射させた水に光を照射するコトで文字を描き出すという、その様だけを見ればとてもうつくしい。
けれど描き出されるメッセージはなかなか重たく、ショッキング。
曰く、「ワタシは癌よりも、エイズよりも、戦争よりも多くの人を殺しています」。

Solidarités International: Water talks from La Boite Concept on Vimeo.

ワタシというのは「安全でない水」。
飲料用に適していない水を飲んでしまったコトで、世界中で１分間に１５人の割合で人が死んでいるというのです。
あまりに惨く、切ない事実。
日本に生まれて、水道水を当たり前のように飲める今を感謝しなくちゃいかんよなぁ…、って再認識する、ありがたい。

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2010/07/14 (Wed) 東京以外のレストラン Trackback() Comment(8)

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■ コメント一覧

安全な水

安全な水、これだったんですね。
たしかに、水道から飲める水が出てくる、というのは幸せなことですね。
東京都庁では、水道水をペットボトルに詰めた「東京の水」なんていうのもありますしね。
そういえば、インドでも水を安全にするために格安の浄水器が発売されてました。
こういうのがもっと広がると良いのですが。。。

電マニさん / 2010/07/14(Wed) /

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パリでもたしか

> 電マニさん
パリでもたしか水道の水をボトルに詰めたモノが売られていたような記憶があります。
どんなところでも安心して水が飲めるようになる地球。
一日も早くそうなるといいなぁ…、なんて思います。

サカキシンイチロウさん / 2010/07/15(Thu) /

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柚子

私も今日は柚子フラペチーノにしました。
さっぱりしていて、のどがいがいがすることもなく、
おいしいですね。
夏のタンブラーがどれも元気な色＆柄で、また欲しくなりました。

水の安全を気にしなくても暮らせるってほんとに幸せなことですね。
美しいから余計にドキッとする映像ですね。

あーたさん / 2010/07/15(Thu) /

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水運動

これは中々見応えがあったのですが,
映像の方が綺麗かもしれないですね
http://twitpic.com/25ax0c

ドゥラノエ市長が確か水道水促進で,ミッテラン元大統領夫人と組んで世界の水問題に警鐘を鳴らしているようです

http://movie.walkerplus.com/mv45713/

一方パリはまだ幾つか井戸があって,
皆さん健康によいとかで汲んでいく人も多いとか.

氷が美味しい季節にもなりましたね

佐藤Rさん / 2010/07/15(Thu) /

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日本的

> あーたさん
とても日本らしいやさしさに満ちあふれた飲み物。
そんな感じがしますよね…、柚子フラペチーノ。
ゴクゴク飲める甘い飲み物ってあんまり無いので、今の時期にとてもありがたく感じます。

水。
日本という島が世界に誇るモノの一つ…、と思いますね。
大切にせねばです。

サカキシンイチロウさん / 2010/07/15(Thu) /

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井戸

> 佐藤Rさん
東京にもいくつもの井戸があったり、あるいはおいしい水が自然に湧き出している場所があったりと、それはそれはありがたい状況。
それが当たり前なんだ、と思うと手痛いしっぺ返しが来るのだろうと思います。
パリのお水で紅茶を入れたい。
そんなコトを思います。

サカキシンイチロウさん / 2010/07/15(Thu) /

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シェイクンがない中で

シェイクンがない中で、今年の夏はこれにはまりそうです。
柚子ってこんなに美味しかったかなぁって思います。
とんがった酸っぱさもいいですが、こういう優しい柑橘系もいいですね♪

あっくんさん / 2010/07/15(Thu) /

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本当に

> あっくんさん
今年の夏のスタバ。
ちょっと寂しいのはなぜかなぁ…、と思ったらなるほどシェイクンがないんですね。
納得です。
でも、その不在を補ってあまりあるこの柚子のおいしさ。
本当にハマってしまいそうですね。

サカキシンイチロウさん / 2010/07/15(Thu) /

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