サカキノホトンブログスケサンウドン

S	M	T	W	T	F	S
					1	2
3	4	5	6	7	8	9
10	11	12	13	14	15	16
17	18	19	20	21	22	23
24	25	26	27	28	29	30

スケサンウドン

博多にきたら、何をおいても食べておきたいものがあって、場合によったら毎食それでもいイイくらいの、極私的なる博多を代表する料理

うどんであります…、博多というか九州全域のうどんが好きで、そのなめらかな麺ののどごし、風味の濃厚なイリコの香りがおいしい出汁。
いくら食べてもしばらくすると、お腹が空いてくるやさしさを愛してやまない。
讃岐うどんより、ボクは九州のうどんの方が好きだったりする。
しかも九州それぞれにうどんの流儀がちょっとづつ違ったりするところもたのしくて、例えば福岡県だけとっても、東と西では麺のありようが若干違う。

東の麺はやわらかいながらもしっかりとした食感がある。
一方、西側の麺はぽってりなめらかで、出汁をグイグイ吸い込み、麺そのものがおいしくなってく。
ボヤボヤしてると膨らんで、丼の中がうどんまみれになってしまうほど。
茹でてそのまま。
水でしめずにそのまま食べる…、だから麺をこうしているでんぷん質が閉じるコトなく全開状態、「出汁ウェルカム」な状態も不思議においしい。

けれどボクが一番好きな九州うどん。
それが「資さん（すけさん）」っていううどん屋さんのうどんであります。
もともと北九州が出身で、だから博多の町中なんかにはまだ出てきてない…、それで地元の友人に車をだしてもらって東に向けて車を走らせ、やってきました。
もともとロイヤルホストだったところを改装し、出来たお店でオープンキッチン。
ズラリと並ぶテーブルに座敷があって、店に入るとかつてのファミレスの感じがまるでしないところにビックリします。
テーブルの上には天かす、七味にとろろ昆布が置かれて自由に使って食べられる。

肉うどんにゴボウの天ぷらをトッピングしてスルリと味わう。
テーブルの上にやってきたその瞬間に、出汁のおいしい香りがフワリと鼻をくすぐり、お腹がグーッとなるのがたのしい。

スルンとなめらか、しかしシッカリ噛みごたえもあり喉にツルンとなだれこむ食感が、讃岐うどんと博多のどんのちょうど真ん中みたいな感じにウットリします。
これこれ、このなめらかなうどんにシッカリからみつく甘くておいしい風味豊かな出汁のおいしさ。
甘辛に煮た牛肉の脂のうま味がスープにくわわりコッテリとした味わいが出る。
とろろこんぶをそっとおき、出汁をたっぷり吸い込ませつつ麺と一緒にたぐって食べるともともとなめらかな麺の表面がヌルンと一層なめらかさを増す。

そして一緒に鶏めしをおにぎりにしたのを食べると、まぁ、おいしい。
そのおにぎりそのものが焦げた醤油の香りが旨い。
切り刻んだ鶏の煮込みとささがきゴボウ。
パラリとほどける硬めのご飯。
そこに甘辛出汁がくわわり、口の中で鶏雑炊になってくような味わい、ウレシ！

連れて行ってくれた友人が、これは絶対食べて下さいっていうのでとった「貝汁」が、これまた旨い。
甘い出汁。
そこに甘い味噌をとき、あさりをタップリ。
そのあさりから貝のうま味がながれだしドッシリ旨い。
これにご飯で十分、おいしい食事になってくれそうな気が効いているおいしいゴチソウ。

とまらずいろんな料理をあれこれ…、カレーぶっかけうどんをたのむとカレースープをうどんがゴクゴク吸い込んで、これがおいしくビックリします。
具材といえば豚肉、それから大きく刻んだネギだけでカレー自体がおいしくつまりカレーまみれの麺を味わう趣向の料理。
そこに天かす、それから鶏天…、揚げた油がカレーに溶け込み、ポッテリ、コッテリおいしさ倍増するのがとてもうれしくて、こりゃ、ご飯のおかずにいいようなぁって思ったりもする。

北九州の名物料理の焼きうどんも是非モノですから…、と。
味噌の風味を感じるソースで、キャベツに肉、人参、モヤシと一緒に炒めて焼いた鉄板の上でジュウジュウしながらくる。
ホルモン焼きのような風味と味わいがある、これまたご飯のおかずによさそう。
目玉焼きの黄身をからめて食べるとおいしい、と言われはしたけどボクはそのまま、鶏めしむすびのおかずにしながら食べてお腹を満たす昼。

資さんうどん門松店

関連ランキング：うどん | 門松駅

[7回]

2013/07/15 (Mon) 東京以外のレストラン Comment(0)

■ この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード

■ コメント一覧

サカキノホトンブログ

[PR]

スケサンウドン