鹿児島の飛行場につき、それから移動で国分、そして都城。
その両市に出店している「うを佐」という和食レストランで会社づくりに関する仕事…、まだ若い経営者が一生懸命がんばっている店。
もともと飲食店を経営している家に生まれて、昼も夜もなく、週末だって夏休みだってなく普通の人が遊ぶときこそ忙しく、身を粉にして働く両親に育てられた彼がこれからの飲食店をたのしく、しかも働きがいがある職場にしていくために、企業づくりを一からやり直して行きたいからと。
そのためにどんなコトをしなくちゃいけないんだろうと、ガンバっている、その後押しができればいいなとみんなの知恵を集めて考えようと、それで来た。
とは言え仕組みにばかりたよるのでなく。
できうる限り昔ながらの料理作りにこだわって、メニュー構成やお店の造り…、そしてなにより教育のスタイルを変えることで、現場で働くみんなの能力を最大限に引き出すことができればそうした環境づくりも不可能じゃない。
それでいろんな準備をこれからすることにする。
それから試食。
何度来てもここで試食をする度、あまりのコストパフォーマンスのためにビックリさせられる。
一番人気というこの定食。
大きなお膳に寿司に天ぷら、豚のヒレかつ。
サラダに小鉢が2つ付き、茶碗蒸しに汁、これでなんと1180円という値段であります。
ディスカウントをしてるわけでなく、仕入れや厨房作業をいろいろ工夫することで、これでも十分、利益が出る上、働く人の手順もむしろ簡便化した。
こういう工夫で、外食を地域の人にもっと身近でたのしいものになっていけば、お店で働く人も誇りをもって働くことができるに違いない。
その考えにゆるぎがないのが、ステキと思う。
それ以外にもあれこれ料理をたのんでためす。
もともと寿司屋をなりわいとしていたお父さん譲りの経験、知識で作ったたのしいお寿司…、例えばスモークサーモンをミルフィーユ状に仕立てて炙ったここの名物一本。
注文を受けてから炊きあげるここの名物の釜飯や、とんかつ、蕎麦とおよそ食べたい和食がほとんど揃っているのがありがたい。
そうそう、この店、もともと宮崎出身で、だから釜揚げうどんがあります。
讃岐の釜揚げうどんと違って、細めの麺をよく茹でて、表面ヌルンとけれど芯はカチッとかために茹でたのを天かすたっぷり入れた濃い目のタレで味わう。
ズルンと喉をなでまわし、スキッとタレのうま味が鼻から湧き上がる、これなら確かに酒を飲んだあとにズルリと食べるとどれほど旨いだろう…、と地域の味に舌鼓。
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