サカキノホトンブログチリパーラー９

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チリパーラー９

朝を九段…、靖国神社の向かい側にある「チリパーラー９」ってお店。
「豆を食べる店」っていうコンセプトで作られている、チリビーンズがメインのお店。

いろんな種類のチリビーンズ。そのチリビーンズと自家製のソーセージを使ったホットドッグが名物料理。それ以外にもサンドイッチやハンドドリップのコーヒーなんかが揃う、ひとくせも二癖もある個性をもった小さなお店。
前からきたくて、念願かなって今日の朝。
お店の表はどこかアメリカのダイナーレストランのようでいて、中に入るとカントリー風の居心地の良いかわいい内装。ただキッチンには最新型のコンベクションオーブンがどっかと置かれて、料理作りに対する気合を感じちゃう。

実は近所に「ファクトリー」っていう名物パン屋があって、朝はそこのパンが主役を演ずる。
完熟のアボカドをのっけたモノとか、おいしげなジャムと一緒に味わうトーストだとか魅惑的なる品揃えの中、やっぱり「豆を食べる店」ならこの一品。
チリビーンズとチェダーチーズをのせて焼き上げたブラウンブレッドっていうのがあって、それを今朝のメインとす。
食パンの上にチリビーンズとチーズをどっさりのっけてそれを、オーブンの中で温めできる。圧倒的な姿であります。

フッカリとしたパンの真ん中が凹んでしまうほどにタップリ。
エキゾチックなスパイスが鼻をくすぐり、食欲誘う。
トマトの酸味と豆の旨みに肉の味わい…、ドッシリとしたチリビーンズは、力強くて本物の味。ホツホツとした粗びき肉の食感も奥歯においしく、なにより豆がタップリ入って、元気をくれる。
チーズもタップリ。くちどけの良いパンと一緒にとろりと口をなめらかにする。

これにゆで卵と手搾りにしたオレンジジュース、それからハンドドリップのコーヒーがつきひと揃え。
エッグスタンドに塩と玉子が揃って並び、ペキッと玉子のてっぺんの殻を剥がしてそこからスプーンを突っ込むと、プチュっと黄身が飛び出してくる。
白身が固まっていさえすれば、最近、生の黄身はなんとか食べられるようになったワタクシ。スプーンですくってなめればネットリ、唇はりつくオゴチソウ。
半熟の黄身をチリビーンズに垂らして食べると、濃厚具合に拍車がかかり、お腹をドッシリたのしく満たす。

手作りのピクルスが食べ放題でどうぞと来ます。
辛いハラペニョスパイスも、チリの風味を引き立て旨い。
手搾りオレンジジュースはやさしい味わいで、ハンドドリップのコーヒーもサラッとやさしく寝ぼけ眼を起こしてくれる。
いいお店です。
こんなお店がある街って、なんてステキと思ってニッコリ。今度はランチ、あるいは夜に来なくちゃネ…、と思って帰る。さぁ、仕事。

チリパーラーナイン

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ところでチリビーンズと入力してGoogle動画検索をかけてみたらば、なんとウェンディーズの日本再上陸に関するニュース動画がリストアップされちゃった。
しかも現在はあっさり閉店してしまった、表参道のお店のニュース。

冷静に考えてみれば、フォアグラ・ロッシーニなんかが売り物メニューになってしまったウェンディーズって、再上陸を待ち望まれてたウェンディーズとはまるで別物。
ウェンディーズといえばチーズバーガーとチリビーンズ、フロスティーがあればそれで十分だったに違いなし。
他のチェーンと差別化したいがあまりの頭でっかちな勇み足。
それにあの場所で年間２億４０００万円を想定してた…、って、一体誰がそんな数字を作ったんだろう。今となってはお笑い草でございます。

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