昼におむすび権兵衛にくる…、お米でお腹をみたしたく。
最近、都内にお店が増えてきていて、特に駅の中や再開発ビルの常連テナント。
使い勝手のいい店なんでしょう…、女性好みのポーションで、しかもやさしいイメージがあるり、それになにより、テイクアウトが自由にできる。
むしろ、テイクアウトがメインで、よければお店の中にテーブルございますので、そこでお召し上がりになってはいかがでしょうか…、って感じの提案。
家賃をとりたいデベロッパーとしては便利なお店なんでしょう。
飲食店はどんなにガンバっても、客席以上の売り上げ作りはむつかしい。
けれどテイクアウトは人気と集客力の分だけ売り上げあげることができるから、高い家賃を払いやすいって、マクドナルドも証明している。
だからテナント探しをする人たちは、こういうお店に声をかける機会がふえる。
どんなにおいしいお店でも、出店場所がなければ腕を振るう場所をもたない。
それが今の飲食業の現実なのでありましょう。
今日もランチのおむすびを買って帰る人たちで混雑してます…、大繁盛。
おむすび一個たのみます…、玄米に雑魚と大葉をまぜて作ったおむすびが、ココで一番のオキニイリ。
固めでホツホツした玄米が、口の中でパラリとほぐれて散らかる感じがとてもニギヤカ…、奥歯にホツホツ粒があたって、噛み締め味わう感じがステキで、なにより分量以上のボリューム感を感じるゴチソウ、やっぱり今日もオキニイリ!
サックリとした鶏の唐揚げに豚汁つけて今日のお昼のひと揃え。
ココの唐揚げは、衣に米粉を使って揚げる…、ハワイ名物に「モチコチキン」っていうのがあって、それも米粉であげるスタイル。
ムッチリとした食感と、鶏の脂を吸い込みモチモチ、冷えてもおいしいレシピでそれをなぞった感じ。
ココのは米粉のムチムチ感より、サックリ、まるでアラレのようになって揚がっていく食感を際立つように作ったレシピ。
人気があるのか、ボクの前で一旦売り切れ。
それと入れ替わりにて揚げたて、ホクホクのがやってきた。
冷めると塩の味であったり、鶏を漬け込んだ出汁の風味が際立ってくる。
けれど揚げたてはサクサクとした衣の食感、それから香りが良くて舌より、前歯や鼻がおいしく感じる唐揚げになる。
同じモノでも、温度が変わるとまるで違った料理になっていくのがなんだかオモシロイ。
大根、ニンジン、ゴボウに厚揚げ、それから里芋、豚肉よりも野菜が目立つ豚汁で、それが今の体にうれしい。
御行儀悪いけど、まずは豚汁の具材の野菜ばかりを食べて、「野菜を先に食べる習慣」お昼も守る…、味噌の風味の温野菜と思って食べると、これもなかなか趣深い、そして仕事にさぁ、移動。
それから神保町でちょっと休憩…、喫茶店の「伯剌西爾」に来る。
正式名称は「神田伯剌西爾」。
この界隈を神田と呼ぶ流儀。
かつて東京に「神田区」という行政区があった頃、ココは神田区。
神田川を北限に、日本橋川を西の境にしたエリア。
今のJRの神田駅はその神田区の東の外れ。
昔の地名は風情があった。
多分、この店があるこの界隈は「通神保町」あるいは「南神保町」と呼ばれていたんじゃないかなぁ…。
小地図をみながら街を歩くのもたのしゅうござる。
地下にトントン降りてくと、ミッチリとした小さな空間。
程よく暗くて、ちょっとカビた匂いがしていてまるで古本屋の中でコーヒーを飲んでるみたいな気持ちになってく。
神保町らしさを持ったお店でござる。
アイスコーヒーを飲むにはいささか涼しくて、一日10個限定というコーヒージェリーがまだ残ってた。
それでコーヒージェリーにします。
砂糖を入れずに、冷たくひやしたドリップコーヒーをそのままゼリーで固めたモノで、舌の上でユックリ時間をかけて味わうとドリップコーヒーの味がじんわり広がっていく。
コーヒーを冷たく固めた「食べるコーヒー」みたいな感じ。
フレッシュクリームとコーヒーに砂糖を溶かして煮詰めたシロップがついてきて、それを次々少しずつ使って味を変えて味わう。
甘さを足すと酸味が引き立つ、クリームいれるとうま味が出てくる。
オモシロイなぁ、どの味がボクにとって一番好きな味なんだろうって思いながら、試行錯誤でプルンと食べる。
それにしてもこの界隈って、このお店をはじめとしてコーヒーにこだわりのある昭和喫茶がギッシリ集まる…、どんなにデジタルな社会になっても本がなくなっちゃ困るように、アメリカ生まれのエスプレッソバーが幅をきかしても昭和喫茶はずっとガンバレって思ったりする、今日のコト。
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