羽田で昼を食べることになり、そうだ…、ヨシカミにしようと思った。
それというのも、昨夜、何かの番組でヨシカミが取り上げられていてテーマが「人を育てる」というような内容で、それがよかった。
テレビで取り上げられる飲食店の教育って、上司がまるでヒステリーか何かのように叫んで、怒鳴って、叱りつけるエキセントリックな場面がメインだったりした。
それが嫌いで、そういう番組をあまりみないようにしてるんだけど、昨日のそれは温かかった。
叱りつけはする。けれど出来ない理由をシッカリ説明し、お客様に叱られるよりは身内に叱られた方がいいだろう…、みんなそうして育ったんだとフォローする。
よく出来た時は、良いと褒め、なにより調理長の笑顔が良かった。
お店の中には10年選手がゴロゴロしていて、いい仕事というのは「好きで、続いて、食える」仕事とずっと思っているんだけれど、そういう職場なんだろうなぁと思って昨日はシアワセだった。
さすがに飛行場のフードコートの中の店。食べたかったのはエビフライとカニサラダだったけど残念ながらそれらはなくて、代わりにたのんだオムライス。
昔ながらのオムライス。オムレツライスじゃなくて薄焼き玉子でくるんだほどよきサイズのケチャップライス。
中にはホツホツ、固めに茹でたグリーンピースが食感添えて甘さ控えめ。トマトの酸味がスッキリとした大人の舌においしいゴチソウ。
昔の洋食屋さんの料理は甘さがちょっと足りないくらいだった。今では砂糖和えみたいな料理がおいしいとまかり通っているけれど、こういう昔はかなり好き。
サラダを飾るキュウリのキレイな飾り切り。職人が働く店のこういう料理はずっとこのままであってほしいって思ったりした。気持ちいい。
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ところでまもなく好きだった店が一軒閉店。新宿にあった昭和風情の喫茶店「珈琲貴族エジンバラ」というお店が明後日、閉店しちゃう。
24時間営業で歌舞伎町の入り口という微妙な場所にありながら、いつも凛々しくキリッと空気が明るい店で好きだった。
ビルの建て替えかなんかでしょうか…、閉店前にのぞいておこうと行ったら満杯。こういうニュースをハイエナみたいに嗅ぎ回るとあるウェブサイトにニュースが載ったからなのかしら…、いつもはのどかなお店が殺気立っていました。
それがなおさらさみしくて、日記に書かずに置こうと思った。
けれど今日。会社に行ったらそこのサービスチケットが名刺差しにささってて、何かの縁と書くことにした。しんみりします…、なやましい。
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