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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    今日で一週間がたちました。
    犠牲者の方々のご冥福を祈ると同時に、被災地が一日も早く復興することを切に願わずにはおれません。
    またいつ終わるかわからぬ余震や原発の事故。
    安定せぬ電力供給など、さまざまな影響が不安の連鎖となって日本を覆い始めています。

    明るいニュースもまるで無いわけではありません。
    東北でずっと安否未確認だった方との連絡がひさかたぶりにとれ安堵をしたり、「店は無事、あとは食材とお客様の明るい気持ちが戻ればいつでも営業再開」という前向きな声が被災地の方から聞こえてきたり…。
    しかしその一方で、本来、日常生活にいち早く戻れるはずの直接被災をしていない地域の混乱が目につくようにもなりました。
    例えば、計画停電地域内にある大型ショッピングセンターにおいて、停電中もすべてのテナントに責任者の常駐を義務付けたり、送電再開後、速やかに営業再開しなければ契約違反だ…、などという、おどろくべき指導がまかり通っていたりする。
    停電後、お客様が戻らずガランとしたモールの中でテナント従業員だけがぼんやりしている。
    それでも契約は契約だからと…。
    滑稽なほどの現状対応力の無さに唖然とします。

    さまざまな常識や慣行がこれから試され、この状況にあわせて変わらなくてはならなくなる。
    ボクはそんなふうに思います。
    生き方と生活の仕方を変える準備をしなくてはならないと、覚悟したりもするのです。

    常識的に考えて「通勤と呼ぶにはあまりに長距離な移動」を前提とした今の生活。
    ショッピングモールという名の、エネルギーを浪費することではじめてなりたつ人工的な環境に依存した購買行動。
    24時間営業に代表される、より長い営業時間を誇らしく語る経営環境。
    今の社会を構成しているさまざまなコトが、冷静になって考えてみれば環境に厳しく、今回のような緊急事態においてあまりに脆く、人の負担に知らずになってた。
    小さなコミュニティー。
    家業経営のお店がつらなる、商店街やアーケード街。
    店全体が冷蔵庫のようなコンビニエンスストアのような店でなく、人が寝ている時間までも店をあける強欲でもない。
    人のサイズにあったやさしくおだやかな会社や店や、町や人。
    そんな社会にもう一度、戻りなさい…、と天がボクらにいっていて、今がそれを考え実現するチャンスかも…、とそんな風にしみじみ思う。

    今、飲食店はお客様に見放され、売り上げなくして大変なコトになっている。
    未来はどうなる?って、不安に思ってる飲食店の人たちに、「心配はない、だって必ず人の気持ちはおだやかになり、日常的なほんのささやかな贅沢を飲食店に探しに来るようになるんだよ」って、ボクは言いたい。
    その時までに、経営や営業のありかたを一生懸命考えて、人にやさしいお店になれば未来は決して怖くない…、だから一緒にがんばりましょう。
    そう言いたくてしょうがない。

    今まで当たり前だったことが、当たり前じゃなくなることは悲劇的なコト。
    けれど、今まで当たり前だったことがそもそも本来、当たり前ではなかったんだ、とそう思えれば未来がおそらくみえてくる。
    さてどうすればいいんだろう…、とボクの生き方、生活スタイル、それに仕事の方向性をしばらく試行錯誤しながら考えましょう、未来のために出来るコト。

    拍手[2回]

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    ■ コメント一覧
    立川まで出てきました
    仙台市民なのです。
    無事です。
    出来ることをやってるつもりです。
    具体的には同じ専攻の院生、寮生の安否確認のために掲示板を作ってtwitterにつぶやいたりしてます。
    私のしていることは本当に人の役に立っているのか不安でもあります。
    サカキさんの記事を見て、少し元気になりました。
    ありがとうございます。
    考えがまとまりませんが、とりあえず無事のご報告。
    かっちさん / 2011/03/18(Fri) /
    大変でしたネ
    > かっちさん
    大変な思いをされましたでしょう…、無事がなにより。
    このような状態にあっては、誰かのためになりたいと思う気持ちだけでも、誰かの役にたっているのだ、とボクは思います。
    願うこと。
    それはかならず叶うこと。
    まずは気持ちを落ち着けて、そしてひとつづつ出来ることをいたしましょう。
    本当に、よかった、お疲れ様でした。
    サカキシンイチロウさん / 2011/03/18(Fri) /
    暗闇が教えてくれること
    実家が震災地域です。幸いにも家族も家も無事。ライフラインも戻り始めましたが、おそらく経済活動はしばらく壊滅的でしょう。
    そんな場所で料理屋を経営する私の母。
    お客さんや知り合いでも被害にあった人がいます。
    今すぐにでも助けに行きたいけど、ただ寄り添うことだけが支援じゃないんじゃないか、と考えています。
    母が一日も早く元気を取り戻して、お店を開けて、沢山のお客さんと再会できたり、誰かを元気づけたりするような環境に持っていけるよう、経済的にも支援できるよう私は自分の仕事を一生懸命頑張っていくことに決めました。
    働く場所があって、仲間がいて、電車だって遅れたって本数減ったって、もみくちゃにされても、ちゃんと乗れて、数時間の停電があっても、明るい電気を使える我が家がある。
    計画停電のおかげで、長時間労働していたいつもより早く帰宅ができて、のんびり過ごすことができる。
    スーパーからものがなく簡易食品がなくなっても、日本のどこかの農家の方が育てた生鮮食品を買って、あったかい料理を作る、ありがたく頂戴する。

    そういう中で、本当に必要なことが、ぼんやりと分かっていきたような気がします。
    もっともっとほしい、もっと便利にいつでもOK。
    その欲望はとどまることを知らなかった。
    経済活動をとめてはいけない。でも、何にお金を使うか?これから私は価値のあるものにお金を使いたい。
    週末は、お気に入りの飲食店に顔を出し、エールを送りたいと思います。
    ishibridgeさん / 2011/03/18(Fri) /
    本当に必要なコト
    > ishibridgeさん
    もしかしたらボクたちは、うすうす気づいていたのかもしれません。
    こんなに便利で、こんなに満たされた世界が本来の世界であるはずがない。
    そう思っていたけど、誰も言い出せなかったかもしれないですね。
    それが今回の出来事で、否応なしに気がつかされた。
    あとは、行動ができるかどうか。
    よりよい世界のためにすべきことを、正しく見つけることができるかどうかにかかっているように感じます。
    お母様のお店が、またかつての笑顔とにぎやかを取り戻すことができますように。
    一緒に誠心誠意がんばってまいりましょう。
    サカキシンイチロウさん / 2011/03/18(Fri) /
    無題
    すみません、某大型商業施設の店舗で働く従業員です。
    ずっとサカキさんの著書やこちらのブログを読ませて頂いています。

    サカキさんのおっしゃる事は長期的な展望として、社会が落ち着いた後、これから時間をかけ日本全体が考えなければならない大切なご提案だと思います。

    しかしこの計画停電のさなか、停電中の待機や停電後の営業再開は、滑稽どころかギリギリの判断でも行われないと商業施設やそこで雇用されている従業員にとっては明日の死活問題でもあります。

    今週は、すでに停電の為の休業が数日。
    混乱する電車に揺られ通勤しても、停電後の再開ができず1~2時間のみの営業で閉店したのが数日。

    それでも正社員はまだ良いですが、商業施設という性格上、時給で働く者が多いので、これでは「日給」が1,000円台にしかならず、来月からもう生活が成り立ちません。
    サカキさんも良くご存じだと思いますが、飲食店舗やアパレルなどの現場スタッフは、そもそもフルに働いても毎月ギリギリの生活という給与水準の者も多いのです。

    先の見えない計画停電の継続と生活不安(このままでは月給が数万円)に、皆疲れて不安も高まってきています。
    この出勤態勢のまま、それでも生殺しのようにでも雇用されるのか?
    あるいは売上の激減する中、放り出されたとして、社員でなければ退職金もなく今すぐに採用する企業・店舗も少ないでしょう。

    東京都では停電にリストアップされていなかったり、されていても実際には停電の起きていない地域が多く、ほぼ平常通りの生活をされている方も多いようですが、
    停電地域にある商業施設・店舗(規模を問わず)の現場の状況はこのようになっています。

    同じ地域の1日2回の停電を避け、現在停電対象外の地域へも負荷を分散し少しでも営業させて欲しい、私たちを1時間でも多く働かせて下さい……というのが今のせめてもの願いです(もちろん照明は半分以下、看板照明・空調・BGM等全てオフで営業しています)。
    このまま、生活が止まる時間が1日6時間もある日々が恒常的に続けば、仕事も生活も成り立ちません。

    長くなってしまいましたが、批判等のつもりではなく、店舗の現場の人間の事をいつも考えて下さっているサカキさんに、ただその実情も少しでも知っていただけたら……と、思わず書き込みさせて頂きました。

    今このような事を申しあげるのは、被災地で避難生活をされている方々の事を考えたらお前は何を言ってるんだ、というご批判が返ってきそうなのも承知です。
    私自身も東北で親族が被災し、首都圏に居てこれから家族の生活を支えなければならないと思うのに……自分自身の明日の生活も見えず、帰宅しても真っ暗で寒く音のない部屋に居ると
    歯痒く不甲斐なく不安が募るのです。

    こういう事態になると、贅沢と思われがちなサービス業やその現場スタッフの身分というのは本当に脆い……と痛感せざるを得ません。

    停電がなくなり、サカキさんのおっしゃる「日常のささやかな贅沢」を人々が取り戻し、根本的な生活スタイルの在り方を社会全体で議論できる段階になる、
    その余裕が生まれるまでのこの数ヶ月かあるいはもっと長く……その間に経営の成り立たなくなる企業・店舗が1つでも少ない事を祈ります。
    takさん / 2011/03/19(Sat) /
    大変な現実
    > takさん
    ショッピングセンターに大量に出店しているチェーンストア。
    幹部社員の方々から、これから先の展望のコトを聞かれると、大変なコトになるでしょう…、としか答えることができない。
    それが今の状況です。
    外食産業で言えばフードコートに依存している会社などは、今、どのように売上を確保すればいいのか。
    そしてその事業の性格上、正社員よりも契約社員やアルバイトを中心に経営の根幹が形作られている。
    売上高に応じて働く人の数を自由自在にコントロールできる経営システムというモノが、今、人に対して牙をむき始めているというなやましい状態。
    お店が開かなければ仕事ができない。
    仕事ができなければ給料がもらえない。
    そういう立場の人たちにとってこれからまるで先が読めない状況であろうと思います。
    このコトはショッピングセンターの中のみならず、例えば現在、一斉に営業自粛している高級ブランドショップなどにも同じようなコトがいえるでしょうし、今は消費者の目にふれるところで営業しているサービス産業や小売店に目立った問題でしかないように思われているこの問題は、そのうちすべての産業に共通の問題になるのだろう…、とも思います。
    まず、仕事を確保するコト。
    まず、仕事を創造するコト。
    それが必要なんだなぁ…、とコメントを読みながら再認識いたしました。
    これからしばらく辛い状態が続くであろうと思います。
    けれど必ずお客様は戻ってくる。
    そのときに、「いらっしゃいませ」と笑顔でお迎えできるように、ココロを鍛え粛々と日々を過ごす元気を大切にいたしましょう。
    貴重なコメント、ありがとうございます。
    一緒に笑顔でがんばりましょう!
    サカキシンイチロウさん / 2011/03/19(Sat) /
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