銀座で午前中、打ち合わせをしてそれでランチ…、前から来たかったお店があって寄ることにした。
「チェントアンニ」というイタリアンレストランで、銀座とはいえ新橋よりのかなりはずれにポツンと建ってる小さなお店。
実はちょっと前、夕方このお店の前を歩いていたらスゴい人気でお店の外までワイワイ熱気がにじみだしていた。
スゴいなぁと思ってそれで今日、開店と同時の時間にやってきたらば続々、お客様がやってくる…、元気があるのは素晴らしいコト、ボクまで元気になってくる。
決して大きくはないお店。
穴蔵みたいな雰囲気もあり、ワインセラーの中で食事をはじめるようなムードがあっていい感じ。
一番奥にある厨房からおいしい匂いがやってくる。
前菜にパン、メインに飲み物で1000円ランチ。
選べるメインが4種類。
黒板にメニューがかかれててサービススタッフがニコニコしながらそれを持って説明をする。
紙に書いたメニューを置いて、勝手に選んでってツッケンドンじゃないのがステキ。
なにより説明の仕方が丁寧、ほがらかで聞いてるうちに本格的にお腹がすいちゃう。
第一印象からしてステキ。
メインをたのむとすかさずパンと前菜。
基本はサラダ。
葉っぱ野菜にドレッシングがかかっているんだけど、これがおいしい。
パプリカを焼いてピュレにして、それをマヨネーズを混ぜてるんでしょう。
香りが甘くて生の野菜を料理にしてる。
小さいながらもエビのグリルと、キッシュが添えられ、それがしっかり温かい…、出来合いのモノを乗っけただけじゃないのがステキ。
ニコニコ食べてる間も次々人がやってきて、キビキビ明るいサービスが繰り広げられているのをみていると、メインがやってくるのがとても待ち遠しくなる。
そしてメインをココの名物。
アランチーノを選んでたのしむ。
固めに炊いたリゾットにパン粉を付けて揚げたモノ…、それがアランチーノで気軽なイタリアンレストランの定番料理のひとつでもある。
これそのものは決して珍しいものじゃないけど、この提供方法がかなりたのしい。
普通はまん丸。
ボールのようにあげて仕上げる。
けれどここのは円錐形。
塔のように形を整え揚げたのをお皿にスクッと立たせてどうぞ!と。
ペスカトーレな香りが混じったトマトソースを従えて、さて、どう料理してやろうかと、気持ちがうずうずしてくるたのしさ。
パタンと倒してしまうのも勿体無いから、そのままナイフをいれるとスパッと2つに割れる。
ご飯がギッシリつまってて、割っても自立する頑丈。
頭の部分をそのまま食べるとサフラン風味で、チーズの香りとコクがおいしい、ライスコロッケ。
片方だけをパタンと倒してソースと一緒にあわながら食べると、オーブンの中で焼いて仕上げたリゾットみたいな味になるのがオモシロイ。
ご飯自体がおいしくて、しかもパン粉の揚がった風味が香ばしくソースと合わせるバランス次第で味が変わって、いろんな料理を食べてるみたいな気持ちになれる。
ちょっと控えめ分量だから、あっという間に食べてしまいそうになるのを一生懸命我慢して、モグモグユックリ味わった。
食事をおえて飲み物が来る。
アイスティーをお願いしてたら、プラスティックのカップに入ってやってくる。
お持ち帰りも出来ますから!って一言そえて…、なんて賢く、やさしいんでしょう…、実は表に待ちの行列ができはじめている。
このまま飲んでユックリするのもいいけれど、飲み物持ってオフィスに帰って飲み直したら、外で待ってる人もシアワセ…、いろんなコトを考えている。
しかもそれが「お客様の気持になって考えている」…、だから繁盛店になるんだって思ったりした、夜のメニューも魅力的にて、また来なくちゃって思って帰る、オキニイリ。
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