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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    ずっと封切られたら観なくっちゃ…、と思っていた映画を一本。
    「Dr.パルナサスの鏡」directed by Terry Gilliam。

    d66e24cc.jpg主役のヒースレジャーが撮影途中に逝ってしまったその穴を、彼の友人、ジョニーデップが引き継いだ。
    けれど撮影時間が思うにとれぬ、ジョニーデップの穴をまたまた彼の友人、ジュードローとコリンファレルが埋め合った…、という、「4人1役」という前代未聞の映画となった。
    下手をすればつぎはぎ映画。
    それがネ…。
    「最初からすべてが仕組まれていたかのように、上手くいったんだ…」って、監督が言うほど、本当にすべてが見事に上手くいっている。
    自分にとって自分はいつも揺るぎない一人の人格。
    けれど、他人の目にはいろんな自分が見えているのに違いない。
    人は主観でモノを見る生き物である…、っていう、この映画のテーマのひとつを期せずしてとても分かりやすい形で表現したことになる。
    災い転じて福となす…、的、おもしろさ。

    それにしても奇想天外にしてコッテリとした映像美。
    つくづくテリーギリアムってバルーンだったりクラシカルなガジェットだったり、あるいは空気をはらんでひらめく布が好きなモチーフ。
    どこをとってもギリアム印の映像世界…、堪能しました。
    満腹です。
    ボクらは右か左かという二者択一の世界を生きてる。
    それが良いか悪いかわからず、必ずどちらかを選び続けるボクの横には、ボクに選ばれなかったもう一つの世界が存在しているかもしれない。
    そのもう一つの世界に向かって開く扉が「パルナサスの鏡」なのでありましょう。



    ちょっと音声レベルが低いのですけど、いろいろ動画を探した中でこれが一番キレイだったので選んでみました。

    parnaposter.jpgそれにしても同じ映画の予告編も、いろんなバージョンが存在しててたとえばこの映画だと日本語版とアメリカ版、そしてこれはイギリス版。
    それぞれ微妙にアピールしているところが違う。
    イギリス版はテリーギリアムの映画であること強調し、アメリカ版ではヒースレジャーの遺作である…、ってコトがメインテーマになっている。
    それが一転、日本語版はジョニーデップの映画みたいになっちゃっている。

    ジョニーデップ目当てに観ると、ちょっとガッカリさせられる。
    けれど集客のためには致し方ないことなのでございましょう。

    今日もまるでキツネにつままれた みたいな顔して、劇場をあとにしている人が一杯いました…、罪作り。
    ポスターだっていろんなバージョンが存在してます。

    当たり前ならミニシアター系でし か公開されぬギリアム映画が、新宿を代表するシネコンの一番大きな劇場が満杯になっているのも、ジョニーデップさまのお陰でもある。
    そう思ったらしょうがない。
    エンターテイメントという子供っぽを秘めた無邪気な世界と、一方、興行という大人の世界の異なる事情。
    それはそれにておもしろい。

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    ■ コメント一覧
    テリーギリアム
    何だかんだで彼の監督作品は見ているのですが、この作品にはちょっと腰が引けてます。笑
    今ならスパイクジョーンズの「かいじゅうたちのいるところ」を選んでしまうだろうな~な気分です。でも、まさかスパイク監督の映画が日本で大ヒットするなんてとっても素敵だと思いませんか?
    オレンジさん / 2010/01/23(Sat) /
    どちらの映画も
    > オレンジさん
    これにしても「かいじゅうたち」にしても、かつてならば単館扱いでひっそりと…、って映画だったろうって思います。
    配給会社の話題作りが上手になったのか、それとも日本の映画ファンの底力なのか…。
    おもしろい現象だって思います。
    ちなみにこれ。
    ボク的にはちょっとラジーな香りがするなぁ…、って思いながらみていました。
    見終わったらぐったり疲れていましたよ(笑)。
    サカキシンイチロウさん / 2010/01/23(Sat) /
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