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2024/11/27 (Wed)
銀座の天狗に瀬戸の物の怪
ところで銀座の街に天狗を発見。
場所はエルメス…、おしゃれなガラスの箱に大きく作られたショーウィンドーの中に真っ赤な大きな天狗のお面のオブジェが置かれいたのであります!
最初はまさかと思って近づき、角度を変えてみると確かに立派な鼻がニョキッと。
お髭を蓄えベレー帽をかぶった姿が「ムッシュ天狗」って感じでもしかしたらこれっておしゃれなのかもしれない…、と思ってみるもやっぱり天狗は天狗でござる。
Olaf Breuningってスイス出身のアーティストの作品らしく、外国の人は面白がってパチパチ写真を撮ってるけれど、銀座大好きなおばさまたちは、見ちゃいけないものを見てしまったみたいな表情…、そういう意味でこれは立派なアートなのかもしれないですな、ワカラナイ(笑)。
天狗つながりと言うわけじゃないけれど、もののけ的な映画を一本。
「ももへの手紙」って言う長編アニメ。
人は誰かに守られている。
ひとりで生きているわけじゃないんだよってメッセージをもった物語で、映画が始まった瞬間にその結論がわかるほどによくある話。
そして予想を裏切らぬ、話の展開、そして結末。
既視感満載。
とても小さな「サマーウォーズ」のような内容の映画でこうした映画は今まで何度も何度も見てきた。
だから点数が辛くなっちゃう。
さてさて、どうやって楽しませてくれるんだい…、って厳しく最初はみてしまう。
絵柄があんまり好きじゃなかった。
特に人の顔の表情。
影を描かず、線だけで表情を創りだそうとするのがこの監督のこだわりみたいで、だから笑うと子供までもが顔がしわくちゃ。
島の小学生がムジャキにはしゃぐ姿がまるでAKIRAのタケシとかキヨコがぞろぞろいるようで、つまりじぃさん、ばぁさんみたいに見える。
それが作風といえばいいのかもしれないけれど、周りの景色がうつくしく物語が叙情的なだけにそうした奇妙な人物像が苦手で、最初の10分くらいは寝ちゃった。
とは言え、結局、泣いちゃったんだけど。
何を言わなくてもココロが伝わればいいのにな。
ありがとうという気持ち。
つらくてどうしようもないって気持ち。
助けてお願い、力を貸してって正直に自分の気持ちを誰かに伝えて、それに応えてくれる人がいてくれるコトを実感できる。
それが人が生きていくってコトなんだろうって思ったりした。
モノスゴクいい映画だとは思わない。
映画館の大スクリーンで見なくちゃいけない理由もあんまり感じない。
未完成で未熟でけれど愛らしい、だから観た後、ああだったら良かったのにネとかって語り合える仲間がいてくれてよかったなぁって、逆に実感させてくれたりする映画。
そう言う意味で、映画館でみるべき映画かもしれないと思ったりもする、ほどよき良さが魅力的。
ちなみにこの映画の舞台が、ちょうどボクのふるさと、瀬戸内の西側、広島と松山の間にある島という設定…、目になつかしい風景と御国言葉にホっとしました、それもよし。
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2012/04/29 (Sun)
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