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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    お芸術映画のま逆に位置して、にこやかに微笑むおバカ映画。
    どうにもこうにも好きでしょうがないのでござります。
    アダムサンドラーやベンスティラーの名前を見つけるとうずうずしちゃいますし、ゾンビだとか吸血鬼だとかには無条件で降伏しちゃう。
    マニアであります。
    そんな中でも愛すべき作品のひとつが、スターシップトゥルーパーズ。

    starshipt.jpg人類が宇宙に本格的に進出した時代。
    遠く地球を離れたコロニーを宇宙生物から守る戦士の戦いを描いたモノ。
    なのだけど、まぁ、悪のりの仕方が一流でスカッとするほどの悪趣味具合。
    コロニーを襲う宇宙生物が虫の造形をしている…、というのがミソで、だってカマキリみたいなのが何千匹殺されようとみているボクらはその死に一切のシンパシーを抱かないですむ。
    人と人との戦いとはまるで違って、死に対する爽快感すら感じたりする。

    人間は異質で理解不能なものに対して徹底的に残酷にふるまえるっていうコト。
    人間が人間的でいられるのは、自分が認めたモノに対してだけ…、っていうメッセージがそこにはあって、ボクは好き。
    反戦映画の最高峰…、ってすら思ったりする。
    劇中でこの地球防衛軍のリクルーティング用のコマーシャルフィルムが挿入されたりするんだけれど、それがとってもリアルに出来ててブラックユーモアが効いてたりもする。
    これを撮ったポール(ロボコップ)バーホーベン監督の「ショーガール」なんかもビッチ的にてかなり好きです。
    オキニイリ。

    でもって、そんな映画のコトを思い出してしまったキッカケが今日観た映画。

    infectation.jpgビッグ・バグズ・パニック。
    巨大昆虫に襲われ、街が壊滅状態になってしまうコトからはじまるパニック映画。
    何故、虫が巨大化したのかとか、そのとき人類に何が起こったのかとか、状況説明がまるでなく、すべてがお約束のもとに進んでく。
    B級パニック系映画マニアによる、B級パニック系映画マニアのための、B級パニック系映画。
    期待をせずに観たのだけれど、なんのなんの。
    かつての名作のリスペクトシーン満載のサービス精神旺盛映画でありました。

    例えば件のスターシップトゥルーパーズ。
    遊星からの物体X。
    エイリアンズ。
    ゾンビありぃの、ボディスナッチャーありぃのと、ふふっと思わせる懐かしのシーンのなぞり沢山、盛りだくさん。
    なのにストーリーが破綻すること無くしっかり意図する最後にむけてばく進していく、映画としてもよくできている。
    単館上映なのが勿体ないなぁ…、って思う佳作でもありました。



    銀座でひとつ、大きな虫の物語り。

    ところでこの映画を上映している「シネパトス」っていう映画館。
    昭和のムード漂う見事にしおれたおもむきのある映画館。
    しかも、これが三原橋商店街のテナントっていうロケーションがまた鄙びてていい。

    cinepathos.jpg定食屋がある。
    居酒屋がある。
    すぐ上が晴海通りということもあり、大型車が通過するたびガタゴト、タイヤが地面を擦る音がする。
    実はここ。
    日本で2番目に出来た地下街なんだそうな。
    完成たのは昭和27年、もう60年近くも前のコト。
    ボクより8つ年上にしてよれよれだけれど、なかなか風情のある地下景色。
    日本で一番地価の高い、銀座四丁目の交差点。
    そこからわずか信号2つのこんなところに戦後近くの昭和の路地が生き残ってる。
    ここも銀座と思えばステキ。
    おもむきだらけ。

    ちなみに一番古い地下商店街は、神田須田町地下鉄ストア。
    東京メトロ銀座線の、神田駅に直結している今ではたった4店舗しかない商店街が日本の地下街文化の草分け。
    おもしろい。

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    むしこわい
    リアルでは、歳をとるにつれかなり虫が苦手になってるんですが、
    デカイ虫出てくる映画って、何故だか劇場にわざわざ足運んで観てるんですよね。
    スターシップトゥルーパーズシリーズしかり、スパイダーパニックしかり。
    この映画、期待しなかった分…っていうのもですが、とても楽しめました。
    何より、メーリングリストに登録すると(先着5000人!w)800円で観れるってのがいいですよね。
    前売り買ってまで観に行く気合いの入った人たちには申し訳ないんですけど。
    まりおさん / 2009/11/28(Sat) /
    800円ですもんねぇ。
    > まりおさん
    一種のweb特典みたいなこのプライス。
    考えていればデフレ、デフレって言われながら映画の鑑賞料金だけは安くならない。
    大人の事情で支配されている数少ない世界の一つが興行の世界ってことになるんでしょうねぇ。
    サカキシンイチロウさん / 2009/11/28(Sat) /
    スターシップ~
    鬼才ポールバーホーベンの奇形カルト映画って言われてますよね。ボクも気持ち悪いものみたさで観に行った記憶があります。でも毒々しい割りには、おっしゃる通り後味が悪くなく、アート風味さえ感じさせる映画でした。
    そう言えば、あの名作の誉れ高いバクダッドカフェが、リマスターで再公開されるみたいですね。名曲「コーリングユー」懐かしくないですか?あの当時ってミニシアター系の傑作映画が沢山ありましたよね。もう20年経つんですね~。
    オレンジさん / 2009/11/28(Sat) /
    コーリングユー
    > オレンジさん
    バグダットカフェという映画ののどかなリズム感を絶妙に表現した主題歌。
    見事でしたよね。
    ボクもその時代は文芸系のミニシアター映画が大好きでした。
    今はなぜだろう。
    お金のかかった大作映画を観て、あれこれ突っ込むことをたのしむか、ホラー系でガハハと笑うか。
    ミニシアター系のどれもがお涙頂戴の方に向かっていくのがあまりたのしくないなぁ…、なんて思います。
    面倒臭いことが面倒になるって、年取った証拠ですかねぇ(笑)。
    サカキシンイチロウさん / 2009/11/29(Sun) /
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