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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    映画をみます。
    ひさしぶりの日本の映画、「告白」なる問題作品。

    kkhk.jpg自分の子供を殺した犯人への復讐劇。
    犯人は高校生。
    復讐を果たそうとするのがその生徒の担任教師。
    と言うこの設定がまずはセンセーショナルにして、しかもその復讐を果たすためにとった手段がこれまた驚くべきモノ。

    あらゆる意味で、スゴイ映画です、
    今までいろんな映画を結構観てきて、こりゃただ事じゃないぞと思う映画に何本か出会ったコトがあるけれど、多分、その中のこれは一本。
    先が読めぬストーリー。
    関係者からの「告白」によって話が進んでいくという題名通りの物語の展開で、しかもその告白が複数の人たちの告白である。
    だから当然、告白をする人によって話の立場、角度が変わるのですね。
    ひとつの出来事がいろんな方向から語られる話し運びに舌をまく。

    出演者たちの演技も見事。
    残酷な思春期を上手く演じた少年少女の自然体。
    愚かで哀れな母親役の木村佳乃の壊れっぷりもよかったけど、なにより教師役の松たか子。
    ゆがんだ心がそのまま顔にのりうつったかのような顔の表情に、いやらしい程のネッチリとした演技がスゴイ。

    最初の30分でゆうゆう一本の映画が撮れてしまうのじゃないかという程の、ミッチリとした内容に、一時たりとも目がはなせない。
    劇場中が身じろぎもせず息も止め、画面を食い入るように観ている気配。
    喉が渇くような映画はあるけど、目が乾くほどの映画にはなかなかお目にかかれぬ。
    一貫して、淡々とした語り口にて描かれる、人の心の残酷をえぐりだすような、テイスト的には「アメリカンビューティー」にちょっと似ておりますか。

    なにより圧倒的なのが残酷なほどにうつくしい映像でしょう。
    コッテリとした色彩と、なぜこのアングルで撮るのだろう…、と驚きに満ちた構図に見事な編集技量。
    しかも音楽が一流で、映像だけでは人の心は揺さぶられない。
    目から入って来たモノはあくまで情報。
    そこに音がのっかると、初めて心をムンズと掴まれたように気持ちが揺れる。
    目は理性的、耳はエモーショナルというコトなのかもしれないなぁ…、ってこの映画をみて思い知る。
    もうメロメロです、メッケモノ。



    世界中からリメイクのオファーが舞い込んでいるという、それも当然と思えるほどの見事な作品。
    日本の映画もやるじゃないか…、ってひさびさ感心。
    誇らしい。

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    告白
    つい最近小説を読みました。
    すごい話だなぁと、久々に驚かされました。
    映画もすごく気になっていました。
    体調整えてトライします。
    あーたさん / 2010/06/13(Sun) /
    いい映画ですよ
    > あーたさん
    スゴイ映画でした。
    ボクはまだ小説の方を読んでいないので、原作をこれからと思っています。
    是非、体調のよろしいときに観た後の感想をあれこれ言い合える方とご一緒にご覧になってください。
    サカキシンイチロウさん / 2010/06/13(Sun) /
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