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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    ひさしぶりに映画を觀ます…、「ブラック・スワン」

    black_swan.jpgクラシックバレエの世界を舞台に、一人の女性が壊れ、生まれる物語。
    ホラーであります、かなりネットリ、コッテリとしたホラー。

    昔から、バレエを題材にしたドラマといえば必ずそこにはドロドロとした嫉妬や陰謀が潜んでいて、例えばトーシューズに画びょうを仕込むなんてコトが起こったりする(…ってあまりに小さな陰謀だけど:笑)。
    うつくしい世界であればあるほど、その裏側はおどろおどろしい。
    怖い物みたさのこの世界。
    ホラーストーリーの舞台にピッタリなんだろうなぁ…、と、そう思いながらやってきて、観てみてビックリ。
    バレエという世界の裏側ではなくて、人の裏側を描いた心理サスペンスであったワケであります。

    白鳥と聞くと、優雅でうつくしい、シアワセな存在のように思ってしまうけれども、呪いが作った哀しい生き物。
    可憐で、儚い主人公。
    彼女も呪いをかけられて育った哀しい存在で、ならば呪いを一体誰がかけたのか?
    彼女、それとも彼、彼女?
    おそらく彼女に違いない…、と思いながらもどこからどこまでが彼女の呪いの産物なんだろうと、悩み続けて最後の最後でなるほどそうか、と。
    けれどならば、あのとき、あの場面のあれは一体、誰の仕業でどうした意味をもってるんだろう…、と疑惑が疑惑を呼んで疑惑の連鎖になってく。
    何度も見直したくなる点で、シックスセンスに似ているかもねと思いもしました。
    好きではあるけど、やっちゃった感がある映画にて夢々、バレエ映画だからって新人カップルがデートで使うコトなかれ…、とボンヤリ思う。

    それにしても、「Swan」って言葉の意味は「白鳥」。
    けれど「Black Swan」は黒鳥。
    これって変じゃございませんか…、黒白鳥って本当は訳さなくっちゃいけないのではと変な疑問を持つワタシ(笑)、どうでもいいコト、すんません。



    ところでこの劇中で、チャイコフスキーの作曲した名曲「情景」をかきならしながら、バレリーナの人形が踊るオルゴールが効果的にでてくるんだけど、うちにもあった。
    鏡を水面に見立てて磁石で操作されてるバレエ人形。
    未だにオルゴールといえばこの曲が頭の中に響いてくるのに困っちゃう(笑)。

    ちなみに「バレエ・陰謀・ドラマ」とキーワードをボクの頭に入力すると、一番上にヒットするのが「赤い靴」。
    赤い靴、はぁいてた、おんなの子ぉ…、の赤い靴じゃなく、テレビドラマの赤い靴。
    1972年からほぼ1年間、TBS系列で放映されてたバレエがテーマのドラマで今でもその主題歌がほぼ完璧にそらで歌えたりするワタクシ(笑)。



    なんとステキになつかしいコト。
    この頃の日本のテレビのドラマやアニメって、なぜだかみんなスポ根ドラマのように熱くて、登場人物みんなハイテンションで何かを目指して驀進してた。
    そんな時代であったというコト…、今の日本は根性なしになっちゃった、昔がちょっとなつかしくもある、根性出してガンバロウ。

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    ブラックスワン
    サカキさんの評論からもあまり熱が感じられず、ムムム感が伝わって来ますが、ボクも全く同感。余りにも薄っぺらい内容に逆にビックリ(笑)
    やっぱりあの音楽に騙されちゃうんだよな〜って後悔後悔。お口直しに、トム・フォードの「シングルマン」を今から鑑賞です。
    オレンジさん / 2011/05/15(Sun) /
    無題
    バレエだと思います。
    ムフさん / 2011/05/15(Sun) /
    お口直し
    > オレンジさん
    たしかに、口直しが必要な映画でした。
    漫画っぽいとでもいいますか。
    芸術がもっている狂気って、こうしたものではないだろう…、これではただの、ココロの弱い女の子がただ勝手に壊れていく物語のようにしか感じ無い。
    題材が題材だけに、勿体無いなぁ…、と思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2011/05/15(Sun) /
    たしかに
    > ムフさん
    たしかに。
    バレーボールになっちゃいますね。
    ご指摘通り、訂正しておきます。
    ありがとうございます。
    サカキシンイチロウさん / 2011/05/15(Sun) /
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