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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    レイトショーにて映画を一本。
    今日から封切りの「サロゲート」


    surrogate.jpg自分の仕事は、自分そっくりの「代理人ロボット」に任せてしまえる近未来の物語り。
    しかも、自律的に行動までする人工知能型ロボットではなくあくまで人がコントロールする。
    つまり「アトム」じゃなくて「ジャイアントロボ」。
    仕事をしていて、もっと自分が自信に満ちて見えればもっとすんなり契約がとれるのに…、なんて悩むコトがない世界。
    だって、そのロボットは自分がなりたい自分にカスタマイズすることが出来、例えば仕事だけじゃなく、夫婦生活も「なりたい夫」と「あるべき妻」を演じることで円滑なモノになっていったりする…、設定。
    主演のブルースウィルスの代理ロボットの髪はふさふさ。
    自宅モードは無精髭でツルツル頭…、っていう具合。
    女サロゲートはタイのニューハーフコンテストの参加者たち。
    男サロゲートはラルフローレンのコマーシャルに出てくるモデルたち。
    みぃんなまるでファッション雑誌のマット処理したグラビア頁で微笑むモデル…、みたいな感じが間抜けでたのしい。
    ブルースウィルスが昔、主演した、「永遠に美しく」って映画の死に化粧のよう。
    何か都合の悪いコトがおきると操作している人がプラグを外せばストンと、サロゲートがフリーズして現実逃避ができるって、その設定もなかなかにいい。
    ネット社会の風刺みたいでおもしろい。

    まぁ、そんな都合の良い世の中のシステムにヒビが入って、そして人は大切なコトに気付き始める…、という落とし所をどこにするんだろうと観ながらハラハラ。
    ディズニー映画系列の配給会社の映画でありつつ、かなり骨太。



    インターネットとe-mailで、いろんなコトがこなせてしまう今の世の中。
    例えばネットの中の人格が独り歩きしてしまう、そんなコトが当たり前におこってしまうこの状況からシームレスにつながっている、決して絵空事じゃない物語りかも…、って思ったりもする。
    ボクはフィクションを生きているんじゃない…、って、そう胸を張って言えるのか。
    ちょっと心が痛みます。

    ところでこの映画。
    観てると「ステップフォードライフ」って5年ほど前に作られた映画のことを思い出す。

    stepfordwife.jpg妻を自分の言いなりになるロボットに改造してしまう…、って物語りで、グレンクロースとベットミドラーの怪演さわやかなるホラーなコメディー。
    自分にだけ都合の良い身代わりを作るという行為は、神に背く所業であって必ず天罰が下るのですよ…、って、それが主題。
    キリスト教的な倫理観とでもいいましょうか…。
    ロボットって言うものに対して、無邪気な憧れを抱く日本人。
    それに対して根源的な不信感をもつアメリカ人。
    日本人はアトムを生んで、アメリカ人はそれをiRobotにしてしまう。
    おもしろいなぁ…、って思います。
    とは言え、ASIMOのようにぎこちなく歩くロボット型のロボットを心穏やかに見ていられるボクも何故だか、人工皮膚をまとって微笑むアンドロイド型ロボットを見ると、どうしようもなく居心地悪く感じる不思議。
    アメリカ人の気持ちがちょっとわかるような気がしてきます。

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