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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    赤坂見附でちょっと時間をつぶすことがあり、それでお茶。

    tops.jpgトップスっていうお店に来ます。
    赤坂サカスの中のテナント。
    今ではまるでショッピングセンターみたいになってしまったこの場所。
    かつては「TBS会館」という大人の隠れ家みたいな、レストランをメインの小さなビルが建ってた。
    その時代からここにはトップスという喫茶店があり、隣にはイタリアンレストランのグラナータ。
    今とときめく「落合シェフ」がかつて腕をふるったお店があった。
    場所を移して今も「トップス&グラナータ」って施設構成でお店をやってる。

    かつてサービスが素晴らしい店と定評のあった両店で、だからかお茶にケーキという店で「サービスチャージ」を取るのですネ。
    まるでホテルのような大袈裟。
    仕方ないかと思ってユッタリ1時間ほど。
    ほぼノーサービスでありました。
    たしかにお水がなくなると、間髪入れず注いでくれたり呼べば飛んで気はするけれど、そんなコトは当たり前のコト。
    気のきいた言葉をかけるワケでなく、例えばピギーバックを転がしながら通路を歩くお客様に「それをお持ちしましょうか?」なんて気配りもまるでなし。
    かつてのサービス名店は、ちょっと気取ったファミレスみたいになっちゃった。

    選んで食べた「苺のロマノフ」ってショートケーキはたしかにおいしく、ココロがとろけるようではあった。
    けれどそれだけ。
    ちょっと残念…、もったいない。

    ところで先日、ひさしぶりに映画をみました。
    本当は見たい映画がたくさんあって、けれどなかなか映画館に行く気持ちにならずそれで一ヶ月ぶりくらいでしょうか…、ひさしぶり。

    illusionist.jpg選んだ映画は「イリュージョニスト」。
    ベルヴィル・ランデブー」って言う、味のある素晴らしい作品を作ったチームの長編アニメの最新作。

    うつくしくも切ない映画でありました。
    イリュージョニスト…、つまり奇術師の物語り。
    現実にはありえぬ夢を、ほんの一瞬、観客のために作り出すのがイリュージョニストという存在。
    当然、夢にはタネがあり、けれどタネを明かさぬコトで「一瞬の夢」は「永遠の夢」に変わるのですネ。
    この夢には絶対タネがあると思いながらも、決してタネを詮索しない「観る人の粋な思いやり」があって成立する夢でもある。
    そのイリュージョンをもし「魔法」だと思ってしまう人がいたら…。
    人生のいろんなところにある「嘘」を、すべて「本当」と信じてしまう人がもしいたらそのとき、ボクらはどうするだろう。
    しかもその嘘ゆえに、彼や彼女の笑顔があるとしたらボクらはどうするだろう。
    かなり重たいテーマをやさしく、サラリと語る。
    去りゆくモノに対する温かいまなざしと、自分を貫くコトのステキを思い知るいい映画でありました。
    そして同時に、かなり独特な映画でもありました。
    それというのも、ほとんど台詞がないのですネ。
    基本的に、ベラベラしゃべり過ぎる映画がボクは嫌いで、だって映画なんだから映像でできうる限り表現してよ…、って思いますもん。
    この映画。
    絵と音楽でほぼすべてのコトが説明される、まさに「映画」。
    見事と感じた…、オキニイリ。



    フランスの喜劇王ジャック・タチ(1907~1982)って言う人が書き残したシナリオをもとに作られたこれ。
    もともとは実写フィルムとして計画されていたんだという。
    でもかなり生々しくて、もし実写ならココロ折れてしまいそうになるエピソードが、あたたかくて味わいのある手書きアニメーションで表現されると、しんみりココロに染みこんでくる。
    アニメの持ってる不思議な力…、堪能しました。
    どんなに残酷なコトがあろうとも、人生というモノはすばらしい…、そう心から思えるこんば映画の上映館がとても少ないというコトを、また残酷と思う春。

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    ■ コメント一覧
    イリュージョニスト
    初日に拝見しましたが、素晴らしい映画でした。
    何ともしみじみと、沁み入るような物語。
    そしてそれを彩る美しい映像。
    切ない映画ではありましたが、それでもなお心には清々しいものが残りました。
    若い頃に観ていれば、また違う感想を抱いたかもしれませんが、この歳になってこの作品に出会えた事を感謝したいです。
    タカハシケムヂさん / 2011/04/18(Mon) /
    無題
    この映画観たかったのに、全然忘れてました。
    サカキさんのブログを見て慌てチェックしたら、立川の映画館でやってました。
    ラッキーと思ったのですが、今週の金曜日までで、仕事帰りには行けない時間。
    残念です・・・。
    lovekuma69さん / 2011/04/18(Mon) /
    しみじみ
    > タカハシケムヂさん
    いろいろ、考えさせられる映画でした。
    今、自分が置かれた立場と照らし合わせながら観ていると、またその感慨はひとしおで、それでもやっぱりがんばらなくてはと生きる力をもらったような気がします。
    サカキシンイチロウさん / 2011/04/18(Mon) /
    残念
    > lovekuma69さん
    そうでしたか…。
    多分、まもなくDVDがでる時期ではないかと思います。
    DVDでもいいから、ぜひ。
    一人でしみじみ見るのもいい映画だと思います。
    サカキシンイチロウさん / 2011/04/18(Mon) /
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