サカキノホトンブログカレーラーメン・コンテナランチ

S	M	T	W	T	F	S
					1	2
3	4	5	6	7	8	9
10	11	12	13	14	15	16
17	18	19	20	21	22	23
24	25	26	27	28	29	30

カレーラーメン・コンテナランチ

昨日の夜に続いて、カレー…、大沢食堂。

昨夜はうどんで、今日はラーメン。
夏の暑さも一段落して、辛くて熱い料理に心置きなく没頭できる…、そんな季節感が、カレー食べたいシンドロームを加速させてる。
そんな感覚。
この店も、夏の間は窓がテントを覆ってた。
それも今ではすっかりテントがロールアップされていて、中が覗けるようになってる。

千石に事務所を移してから、一番のヘビーローテーションで利用しているランチ場がここ。
会社から一番近いお店のひとつ…、ということもあるのだけれど、それ以上に思い出すと食べたくってしょうがなくなる、不思議な味をもっているから。
人気のわりに決して大きくはない店構え。
だからランチ時はいつも混雑、席待ち行列ができたりもする。
それでちょっと時間を外して、オーダーストップ直前に来る。
同じ考えの人たちが結構いっぱいいたのでありましょう。
ボクの前後にすべりこみ客、次々ときて結局またまた満席になる。
グワシャングワシャンと盛大な音を立てて鍋が宙を舞う。
ゴーって火柱。
入ったばかりの注文を、厨房の中に伝える声に受ける声。
威勢がよくて、お腹がすきます。

ほんとはここのカレーチャーハンを食べてみたくて、やってはきたけど、チャーハンだけはちょっと時間がかかります…、って。
それでラーメン。
やってくる。

出来た直後は、透き通った醤油スープの上にトロンとカレーがのっかる。
それがタプタプ運ばれて、テーブルにまでたどり着いた直後はスープとカレーが、まさに混じりあう寸前の様。
夜の帳があける寸前、地平線にて闇と光が渾然一体となった様に似て、神々しい。
麺を持ち上げ、ズルっとたぐった瞬間にカレーとスープが驚くほどのすみやかと、ウットリするほど完璧にひとつに混じる。
カレー＋醤油ラーメンが、丼の中でたちまちカレーラーメンになる、そんな景色が目にご馳走。
ほどよく煮込まれた肉の塊。
奥歯でホロっと崩れておいしい。
スパイシーな香りとともに麺が口に運ばれてくる。
スルっと食べる。
カレーの風味をほのかに残して麺が消え、今食べたばかりのカレーの味の正体知りたくなって、スプーンですくって確かめる。
かなりトロトロ。
ちょっと漢方薬っぽい不思議な香りが癖になる、一度覚えたら忘られぬ味。
辛くはあるけど辛さより、滋養を感じる体のごちそう。
はまっちゃう。

おなじみの人。
あるいはネットで情報を収集してくる人たちは、みんな判で押したようにカレーがらみの商品をとる。
一組だけ、近所で工事をしていたであろうおじさんたちがフラっとたまたまやってきて、なんで？って顔で怪訝げに見る。
レバニラ炒めに、肉豆腐。
チャーハン、野菜タンメンなどなど、食べたい料理を事前情報に縛られることなくたのんで食べてる。
ああ、その炒め物のおいしそうなこと。
ラーメン丼いっぱいの肉にまみれた豆腐のなんともつややかなこと。
たしかにココは中華ベースの定食屋にして、もっと自由に使いこなしてみなくちゃ損…、ってちょっと反省。
よき勉強！

それにしても、今の場所にきてからというモノ。
「ランチ難民」という言葉の重さをヒシヒシっと思い知ってる。
住宅街の中のオフィスは、周りにランチを取る場所がない。
一方、多分、丸の内みたいなオフィス街だと、ランチを取る人が多すぎて客席数が足りない、って現象が起こるんでしょう。
そんな状況。
こんな解決方法もある？…、ってそんなことを思わされるコレ。

場所さえあれば、たった９０秒で開店準備が整うコンテナランチボックス。
ソーラーパワーが駆動するという、グリーンなお店であったりもしてまるでトランスフォーマーみたいに箱がみるみる、お店になってくその過程すらもがかっこいいです。
見事です。

日本でこれを設置するとなると、いろんな法律、クリアしなくちゃいけなくなっちゃう。
面白いとおもうんだけどなぁ…。

イベント会場。
まだまだ開場までは時間があって、手持ち無沙汰にぼんやりしてたら向こうの方からこれがブブンとやってくる。
パタパタウィーンと出来上がったら、なんとそこに、ジャジャーンとスシバー。

今の日本にはそんな自由なサプライズが絶対必要。
１００％の自己責任にて、この店一軒、どこかに作ってみたかったりする。

[0回]

2009/09/04 (Fri) 日記：気軽なお店 Trackback() Comment(6)

■ この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード

■ コメント一覧

カレーシンドローム！！

奇遇にも私もランチにカレーを作りました。
トマトとコンビーフのカレーです。
カレーラーメンも良かったかもなあ…。
このところの気温の変化に虚弱体質の私が耐えられるはずもなく…。案の定熱を出してしまいました。
明日は高校の頃の友人と映画を観に行くのに。
サカキさんも風邪を悪化させないようにお大事になさって下さいね。

ぷりさん / 2009/09/04(Fri) /

編集

日本でランチ難民なんて!

こちらでは今和食ランチブームです.
7月に飲食店の消費税を下げたせいで,ちょっとだけランチが値上げしたらしいんですね.

で,ちょっとしたお店でも10eur超えるのですが,日本食(まぁ中身は色々ですが)は1プレートのものが多いのでお安く食べられるので人気です.
ラーメンとか普通に食べてます.

佐藤もこの間人と海鮮丼(和食レストラン　ZEN　善というお店)を頂きましたがお客さん多かったですね.

それにしても,アイスコーヒー,カレーラーメン,日本の創意工夫ここにあり!という感じですね.
素敵だなぁ.

佐藤Rさん / 2009/09/04(Fri) /

編集

暑くて涼しい

> ぷりさん
ここしばらくは、蒸し暑いのに涼しいっていうなんだか変な天気がずっと続いてますものね。
ボクもちょっとくしゃみが続いてしまっています。
折角の週末。
お互い気をつけましょうね。
それにしてもなんだかステキでおいしい偶然。
どこかで気持ちがシンクロしてたとしたらばたのしいことですね。

サカキシンイチロウさん / 2009/09/04(Fri) /

編集

食べることに関しては

> 佐藤Rさん
食べることに関して、日本の人の好奇心と行動力。
自由奔放で縦横無尽なところは世界一だろう、って思いますものね。
かといって伝統的なものがないがしろにされているか？っていうとそんなコトはない。
食べ物天国っても思います。

パリ。
本格的な美食の秋がすぐそこですね。
ユイットル。
ああ、いただきたい。

サカキシンイチロウさん / 2009/09/04(Fri) /

編集

カレー欲は突然に(笑)

「カレー食べたい！」って思う気持ちっていきなりやってきませんか？
それもなかなか熱がひかないんですよ。。。
さながら冷めにくいカレーのよう。
(・・・失礼しました)

話題は変わり、こちらのコメントに書くべきものではないかとは思いますが
文庫本発売おめでとうございます。

昨日めでたく購入できて
エピソードににんまりしたりほっこりしたりしています。
これで私もエレガントな女性に？！。。。とはいきませんね（＾＾；

それにしても、表紙の絵がかわいらしくてサカキさんに似てらっしゃる気も。
(ほぼ日を見てるとシェフさんの方が似てるようですが(笑))

setsunaさん / 2009/09/04(Fri) /

編集

食いしん坊さんの…。

> setsunaさん
カレーに限らず、何か食べたいと思ったらすべてのことが上の空になってしまうボク（笑）。
ただの食い意地のはったおじさんにならぬよう、頑張っておりますです！

単行本。
どうもありがとうございます。
あの表紙は、食いしん坊さんのイメージですね。
たしかにシェフさんにかなり似ているかもしれません。

サカキシンイチロウさん / 2009/09/04(Fri) /

編集

■ この記事のトラックバック

この記事にトラックバックする：

サカキノホトンブログ

[PR]

カレーラーメン・コンテナランチ