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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    国立の超人気店、農家の台所が新宿にできた。
    生産者に近いところで料理のコトを考える、健康的に育った野菜がおいしいお店。

    nd.jpg連日、満員、行列必至でなかなか来ることができなかったんだけどそろそろ、落ち着きはじめた…、というので来てみる。
    場所は伊勢丹の前。
    ピーチジョンの上という、世俗にまみれたこんな場所でほんとにいいの?って、思わず心配になってしまうトコ。
    エレベーターにのり4のボタンをポチッと押してポーンと扉が開く。
    …、と、おやおや、エレベーターホールがまるで古民家みたいに作り込まれてる。
    人数をいい、こちらへどうぞ…、と案内されるのが冷蔵庫の中。

    野菜が保管されてる中を通って客席に行く、という趣向。
    おもしろい。
    自動ドアがブインて開くと、ちょっとメタリックな感じの客席ホールで、巨大な試験管みたいなアクリルチューブに水耕栽培のトマトが植わっていたりする。
    フロリダのディズニーワールドに確かこんなアトラクションがあったような…、なんだか野菜のテーマパークのようなそんな雰囲気。
    フフって思う。
    床がフカフカ。
    聞けば、国立の野菜作り名人さんの畑の状態を再現したんだ…、って。
    やりすぎ感がありはするけど、おもしろい。

    cbdacd1c.jpegサラダバーが売りのひとつで、厨房の前にギッシリ氷がしきつめられたところに野菜。
    あるいはキノコ。
    大きな野菜は食べ易い大きさ、形に切られているけどなるべく自然に近い形で並んでて、サラダバーというより野菜の販売コーナー見たいな感じがなんだか新鮮。
    パフェグラス状の器を渡され、そこに生け花するよに盛り付けていく。
    キャベツに茄子。
    グリーンパパイヤ、蓮の茎にモヤシに小松菜。
    マッシュルームにエノキ茸。
    あまり生で食べる習慣のない野菜を生で食べる驚きがこのサラダバーのたのしいところ。
    苦味、甘味、酸味に辛味。
    生のホワイトマッシュルームのみずみずしくて香り華やか。
    噛むとスパッと歯切れる食感、とても鮮やか。
    生食用のエノキもビックリするほど甘くて、噛み続けるとトロトロ、驚くほどの粘り気を出す。
    生命力を感じます。

    みやじ豚のグリルをメインにした定食。

    f406d81e.jpeg銘柄豚は今、日本中に溢れてて例えば北海道のあの豚さんとか、沖縄のあんな豚君とか、おいしい豚のあれこれ。
    金さえ出せばいくらだって手に入る。
    けれど、遠いところの稀少なものより、身近にあってほどよいものをおいしく食べる。
    それが日常的なごちそうの本来の姿であるはず…、ってそんな考え感じる食材。
    頑丈な肉質。
    クチャッと脂がつぶれてあきれるほどに肉感的な旨みがほとばしりでる。
    東京と湘南のほどよい距離感味わうたのしさ。

    とはいえ一番のごちそうはやはり野菜で、たとえばジャガイモ。
    たとえばカボチャ。
    分厚く切ってほんの少しの油でジックリ焼かれた野菜のステーキ。
    甘くて歯応え確かでおいしいこと。
    芯まで熱が届いた直後に火から下ろして、だから生だった頃の記憶をまだ残している絶妙な焼き加減。

    トンガリ帽子のような形をしたタジン鍋で蒸しあげた鶏と野菜の味わい深さはまた格別。

    6a6a0f33.jpeg蒸すと言っても外から蒸気を与えるのでなく、密閉した鍋の中で素材が自分の体の中の水を吐き出す。
    それが尖り帽子の内部を対流しながら冷まされて水滴になり、蓋の傾斜を伝って鍋底濡らす。
    それが再び蒸気になってどんどん素材をおいしくしてく。
    鍋の中にあるすべてのものが凝縮していき、何も混じらず引かれもしない。
    野菜の持ち味そのものを、あれこれ食べて比べるおいしい勉強。
    おもしろい。

    それにしても野菜の料理の華やかで色っぽいコト。
    ビックリします。
    食べてるうちに平和な気持ちになってきて、戦うコトをすっかり忘れてしまう。
    たまのコトとはわかっていてもほんのひととき「Love and Peace」な気持ちに浸る。
    たまのコトだと判っているからこころおきなく「Love and Peace」な気持ちに浸れる。
    それが幸せ。

    不思議なほどにお腹一杯。
    顎をたくさん使ったから?
    いろんな種類のモノをあれこれ、たのしんだから?
    体にいいものばかりを食べてる…、って心が満足したからなのかな?
    野菜の持ち味だけでなく、塩や味噌。
    オリーブオイルやバルサミコと、それぞれの野菜にふさわしい味をしっかり施している。
    健康ばかりを考えた、たとえばマクロバティックなんかと違って、いろんな意味で味が濃いい。
    おいしくなくちゃ、心が満足できないでしょう…、ってそんなもてなし堪能す。

    拍手[2回]

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    マクロビ
    先日、マクロビの料理教室に言ってみたのです。
    メインはベジミートを炒め梅肉で味付けしたもの、確かにまずくはなかったのですが、
    ベジミートをほんとお肉みたい!と絶賛しながら食べる他の人達の中で、
    そうまでしてオニク風のもの食べなくていいかな、だったらお肉抜きにするなぁと
    思ってしまう私には、マクロビはなんちゃって位がちょうどいいんだ
    というところに落ち着きました。

    「農家の台所」テレビで見ました、とってもおいしそうですよね。
    マクロビに興味を持って色々調べていた時に、玄米菜食を続けていると
    心がおだやかになる、だからブッシュ大統領もお肉やめたら戦争する気がなくなる、
    なんて笑い話を聞きました。
    おいしくて平和な気持ちになるのが一番ですよね。
    あーたさん / 2009/08/16(Sun) /
    程よいことが
    > あーたさん
    何事も程よいことが…、って思いますね。
    それにしても日本は宗教な縛りがあるわけでなく何でもおいしければ食べてしまうしあわせな国。
    たまには、何かを抜いた食事っていうのもいいのかなぁ、ってん、そんなことを思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2009/08/16(Sun) /
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