西新宿でお昼とします。
テキサスという店。
西新宿に林立している超高層ビルの中で、一番、飲食店がシッカリ揃っているビルが野村ビル。
良すぎない。
新しすぎない。
当たり前のモノが当たり前においしい店がズラッと並ぶ。
しかもその飲食店街がつい最近、改装されて明るくなった。
オフィスビルという性格上、毎日、使っても財布にやさしくしかも飽きない店揃え。
いつも感心してみてる。
そしてテキサス。
肉天国でございます。
いつやってきてもランチタイムはほぼ満席。
とてもにぎやか。
しかもほぼ100%男性客。
会社の同僚同士で連れ立ってやってくる人は普通のおじさん。
けれどひとりでやってくる人は大抵フックラ。
肉でご飯をもりもり食べそうな人たちばかりで、なんだかおデブが恥ずかしくない。
何にしようかちと迷い、「Wステーキ」って言うのをとった。
ハラミのステーキに、カルビ焼きという2種類の肉がひとつの鉄板で身を寄せあっている一品。
ココはハラミで有名になった店…、安くて歯ごたえたのしく、脂も適度にのっていてだからご飯のおかずにぴったりするのが良かったのでしょう。
それと一緒に盛り合わされてるカルビ焼き。
実はここでははじめて食べる。
大抵ハラミを300gとか400gとか食べてしまうので、他のお肉がお腹に入る余裕がなかった。
けれど周りの人たちが、みんなそれをたのんでいるのでならばためそう…、と。
それで選んだ。
塩ダレですね。
これがやってきた途端に焼肉屋さんで塩モノ焼いてるときの匂いがしてくるのです。
程よい厚さの肉に細かく包丁いれて、食べやすいようにしているのかなぁ…、と、最初は思った。
それでナイフをザクッと入れる。
そしたらなんと。
肉がバラバラになっていく。
焼肉カルビを重ねてステーキ状にした。
とんかつに、ミルフィーユカツっていうのがあるけど、そのステーキ版。
ミルフィーユステーキって名前を付けたら受けるんじゃないかしら…、って思いながら、パクリと食べる。
薄切り肉はそのまま焼くと肉汁や、脂が落ちてパサパサになる。
けれどこうして重ねて焼くと、互いが互いをいたわり合って肉のうま味が損なわれない。
自分の家でもやってみようか…、って思ったりした、オモシロイ。
一緒に食事を付き合ってくれた人がたのんだリブロース。
ステーキにして一番おいしい場所はおそらくリブロース。
赤身がおいしく、しかも脂もほどよく乗ってる。
サーロインほどコッテリとした脂ではなく、サッパリ歯切れるキレイな脂が肉のうま味にコクを与える。
アメリカ人が一番好きな部分でもある…、まさにテキサス…、みたいな感じ。
バターの風味が肉のうま味により一層の香りをくれて、分けてもらったほんの少しを食べただけでも、肉を食べた!って充実感に満たされる。
それにしてもこのお店。
調味料が驚くほどに多彩でステキ。
おろしニンニク、ニンニクチップ。
ゴマや胡椒にマスタード。
塩が2種類、甘いのそれから岩塩と味わい違うモノが並んでる。
それにタバスコ。
自分の好きな味にととのえ食べられる。
ステーキ自体は塩をほどこし焼けていて、それで十分旨いのだけど、やっぱり醤油。
赤いキャップの生醤油を、タランとたらすと鉄板が、ジュジュっといって生醤油を焼く。
焦げた香り。
切なくなるような甘い香りが、肉にシッカリまとわりついて、おいしくさせる。
薄い肉がふくよかになり、凍った肉すらおいしくさせる醤油の力。
もしアメリカに昔から、醤油があったらどうなっただろう。
果たして分厚いステーキが、今でも国民食のようになっていたかなぁ?。
そもそもパンじゃない何かを発明していたかもしれないよね…、って思ったりする、オモシロイ。
キャベツを刻んだサラダを食べる。
ドレッシングは薄味で、野菜を食べてるって気持ちにさせてくれていい。
肉のサイドにスイートコーンともやしがジュウジュウ、肉をあらかた食べ終わりご飯をそこに移して混ぜて、即席チャーハンにして食べる。
そして仕事といたします。
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