昼を新宿で気軽なフランス料理を食べる。
クレッソニエールっていうビストロで、地下鉄の駅の近くのビルの地下。
ランチタイムは予約をとらない…、だからオープンと同時の時間を狙っていくも、すでに5組ほどの人がお店の外で待っていた。
みんなご婦人…、近所の伊勢丹で買い物をしたり食事をしたりしていそうなご婦人ばかりでさすがにここは新宿三丁目、プチなお洒落に満ちあふれている。
30席ほどの小さなお店で、隣の会話が気にならぬ程度の通路に小さなテーブル、赤と白のチェックのテーブルクロスがかかったカジュアルな店。
ランチのメニューはとても簡単。
それからとても独特で、すべての料理が銀色のお盆の上にのっかってくる。
サラダにスープ、メインディッシュにパンにデザート。
それから食後のコーヒー用のカップがギッシリ。
のっけられて、うやうやしくもお待たせしましたとやってくる。
すべての料理を一度に提供しなくちゃいけない。
だからちょっと時間がかかる。
特にオープン直後にドッとお客様がやってきた。
厨房の中も一生懸命。
フルスピードで料理を作っていくのだけれども、なかなかペースがつかめないのかいつも以上に時間がかかっているような…。
20分近くは待ちましたか…。
やっときたのがこの料理たち。
メインの料理を5種類くらいのモノからひとつ、あるいは2つ選んでたのむのだけど今日は2種類。
牛肉のサーロインステーキと、スズキのピカタ。
バターピラフを下に添え、タップリとしたかなりのボリューム。
どれもおいしく、温度もシッカリ適温で、なによりお皿や器がどれもピカピカで、気持ちが凛としてくるステキ。
料理はどれもフランス料理の基本に忠実。
例えばステーキ。
牛肉の赤身を焼いて赤ワインを煮詰めたソースに酸味を持ったフレンチマスタードをくわえて味をととのえている。
さっぱりとした後味と、赤身の肉の匂いを決して邪魔せぬほどよきソースが見事。
スズキのピカタにはショソンソース。
トマトとお酢でピリッと味を整えた温かいマヨネーズみたいなソースで、もともとスズキのパイ包み焼きにはかならずコレ…、って約束のモノ。
分厚いスズキの切り身の旨みや風味をそれが引き立てて、フックラとした味わい豊かな一品となる。
一緒にいった人がたのんだ料理も2つ。
ひとつはトマトの肉詰めで、その名の通りトマトの中に豚ひき肉をタップリ詰め込みこんがり焼いて、トマトをソースの代わりに食べる。
みずみずしくてプチュンとひき肉おいしく感じる、ココの名物。
一日20食限定という希少品。
それともひとつ。
豚と鶏のひき肉で作ったパテを薄いパスタの生地で包んで、揚げ焼きしたもの。
パリッと焼けた生地が砕けて、ネットリとしたパテの食感にサクサクとした食感たのしくおいしくさせる。
パテのうま味や風味が生地に閉じ込められて、油の風味がパテと混じって甘みやコクに変わっていくのがなんともたのしい…、オゴチソウ。
スープはニンジンのポタージュスープ。
ポッテリとした飲み心地にて、ニンジン土の香りが鼻から抜けてとても華やか。
サラダの上にもキャロットラペが味わい深く、野菜をお腹の中におさめて体をキレイにしているような…、そんなたのしい食べ心地。
ラム酒をタップリ吸い込ませ、シットリとしてやさしい甘みのパンペルデュ。
大人のデザート味わいながら、コーヒーコクリと飲んでお腹を満たす…、そうそう、今日はテレビカメラが入ってました。
どこかの番組で近々紹介されるのでしょう…、そしたらますます混雑しちゃう。
今日に来といて良かったなぁ…、って思ったりする、土曜日ランチ。
関連ランキング:フレンチ | 新宿三丁目駅、新宿駅、新宿御苑前駅
[1回]
PR