信濃町にてランチを食べる…、カフェシェーキーズというお店。
アメリカ生まれのピザレストラン、シェイキーズのカフェ版というコト。
ランチバイキングのさきがけとでもいいますか…、学生の頃には本当にお世話になったレストランで当時はこれぞアメリカっていうスパイシーで香り豊かなガッシリタイプのピザがたのしく味わえた。
スパイスまぶした輪切りジャガイモを揚げたフライドポテトも独特で、お昼に食べると一日ゲップがシェイキーズ臭がしたものでした。
今でもバイキングをしているけれど、レシピは随分おとなしくなり、牙を抜かれたライオンみたいなボンヤリとした中身になった。
そこのカフェ版…、信濃町の駅前の神宮外苑の緑の中に埋もれるような場所に出来てた。
開放的な気持ちのよい店。
ロイヤルグループの経営になってシェイキーズ自体がカントリー風の店作りから都会的な洗練されたムードになった。
その完成形みたいな感じ。
「カフェ」って名前についてる通り、リビングルームっぽいソファだったり、ミッドセンチュリーっぽい椅子、テーブルが並んでとても気持ちいい。
オープンキッチンと客席の距離感がとてもよくって、お店全体においしい空気がただよっている。
ランチはパスタやピザをメインにしたモノ。
シェーキーズといえばやっぱりピザでございましょうゆえピザをメインに。
お店がお洒落になったのと同じように、ピザもオシャレさんになっちゃった。
インド料理のナンのような形状でフックラ。
今日のピザはグラタンピザというコトで、ホワイトソースがタップリぬられシメジとエビのむき身がのっかる。
生地はおいしい。
サクッと表面の歯切れ感はシッカリしていて、歯ごたえムッチリ。
生地そのものに塩のうま味がのっかっていてしかも小麦の甘さがキチッとしてる。
具材、ソースにチーズのバランスも悪くなく、シェイキーズ的ピザではないけどカフェの料理としては十分おいしく感じる。
カウボーイ的マッチョなアメリカは今の日本じゃ人気がないのでありましょう。
お店にやってくる人たちも、ほとんど女性でだってそうした店の雰囲気だものねぇ…、ってシミジミ思う。
このメインのピザに、スープにサラダ、飲み物がつく。
サラダとメインのピザがひとつのプレートにのっかってるとこが、カフェな感じなのでしょう。
カフェとはレストランから食器を省略したモノである。
なんでもかでもを大きな四角いプレートに盛りあわせればカフェな料理になるような。
好きかと言えば、あんまり好きなやり口じゃない。
けれど気軽な雰囲気が出るのがいい、という人もかなりいるに違いない。
ジンジャエールは自家製で、生姜の風味がピンッとたってる。
なかなかのでき。
にも関わらず、スープは出来合い。
化学調味料の味がまりにきつくて途中でギブアップする。
サラダのひとつとして添えられているポテトサラダもどこかの工場でできたもの。
飲み物やデザートに手間をかける分、料理の手間を極力はしょる…、というのがおそらくロイヤル的なるカフェの料理の解釈なんでしょう。
まぁ、それはそれ。
サービスしているスタッフの笑顔がピカピカ。
厨房の中の人たちの働きぶりも見事なもので、おごちそうさまってお金を払って表に出ると「ありがとうございます」ってお店をあげての元気な声に、気持ちよくなる。
休日のお昼下がりに気のおけぬ仲間と一緒にくると話がはずむ。
そんな使い勝手のお店かなぁ…、と思ったりした、そんな午後。
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