朝を新宿、ベルクでご飯。
大家さんとの大人の事情で、いつかは撤退しなくちゃいけないっていわれてた。
けれどずぅっと、静かに戦っていたのですネ。
贔屓してやってきてくれるお客様。
それと、ここでシアワセになろうと一生懸命頑張っている自分たちのために少しでも長く営業できるようにと、明るく楽しい戦いをした果て、こうしてまだやれている。
それがうれしく、来るたびニッコリ。
だってやっぱりなてはならない店だもの。
それにしてもこのお店。
小さな空間に不釣り合いなほど太い柱が何本も。
かつて西武新宿線がJRの新宿駅に乗り入れる計画があり、プラットホームを支えるために、柱をたくさん立てた名残って言われてる。
どんなとこにも歴史あり!
朝のご飯をニッコリとります。
3種類ある、朝のプレート。
すべてにカサッと焼けたイギリスパンを、コンガリ焼いたトーストがつく。
ほど良き薄切り。
日本のパンにあるまじき、甘味控えめの大人のパンで歯触りカサカサ。
くすぐるような感じが楽しい。
このパンだけでも十分おいしくメインディッシュの主役になれるオゴチソウ。
そこに朝のサイドの料理を添えて朝のプレート。
温泉卵をメインにするか…。
それともグリルベーコンか、ハムを選んで完成するもがたのしくて、中でもハムのおいしいコト!
健康的な明るいロゼの肉の色。
程よく混じった真っ白な脂の色が渦巻き模様をなすうつくしさ。
フォークでつまんで、口に運びと、テロンと唇なで回す。
ムッチリしていて、歯触りやさしい。
ほのかな塩味。
肉の旨味が口に広がり、ゆっくり脂が溶けていく。
脂の甘味とどっしりとした旨味が舌を喜ばせ、ウットリしながらトーストかじって舌をリセット。
次の一口に向かう途中に、アイスコーヒーコクリと飲んでホッとする。
スイートコーンにポテトサラダ、レタスの葉っぱにゆで卵、バターがついて一揃え。
そうそう、忘れちゃいけないのがハムの上にチョコンと搾られ彩り添えるマヨネーズ。
来るたびコレを、どれに使って食べようか?
どんな食べ方してやろう…、って思ってあれこれ考え、迷うのがたのしかったりするのであります。
頭を使って食べるからこそ、おいしいモノが生き生き、もっとおいしくなってくものなんだ…、ってそんなステキなメッセージ。
今日は玉子にちょっと塗り、残りはそのまま舐めて味わう(笑)。
ポテトサラダやコーンをたっぷりパンにのっけてオープンサンドを気取って味わう…、朝のたのしいオゴチソウ!
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