朝を喫茶店にてサックリと。
先日、BLTを食べてぼんやりした「楡」ってお店…、新宿西口地下街にあるほどよきサイズの喫茶店にて、そのとき隣の人が食べてるシナモントーストがどうにもこうにも気になって。
今朝はそれを食べてやろうと、それでテクリと。
今日は午後から勉強会にて、直接的にエネルギーとなってくれる甘いゴチソウ食べたくてそれでワザワザやってきました…、朝のコト。
朝は全席喫煙席になるのですネ。
はじめて気づいた。
通勤中、電車の中で我慢したタバコを吸いたい…、そんな切実なニーズがあるのでありましょう。
お店の奥は煙が少々充満してて、それで入り口近くのテーブル。
外の冷たい空気がやってきはするけれど、その分、空気がキレイでおいしい。
しかも目の前に厨房があり、そこでサイフォンだてのコーヒーが作られているのをみながら食事をたのしめる。
しばらく待ってシナモントースト。
ほどよき厚さのトーストブレッド。
山高イギリスパンを使ってかなりしっかり焼き上げて、そこにバターをまずタップリと。
塗りこみテカテカ光るパンの表面に、シナモン、それからグラニュー糖。
やってきた直後はシナモンパウダーが乾いてバターに浮かんでみえて、それがユックリ、バターを吸い込みしっとりパンに馴染んでく。
一口パクリ…、ジャリッとグラニュー糖が潰れて、バターがしっとり、唇濡らす。
切なくなるようなシナモンの甘い香りと小麦の焼けたこれまた甘い香りが層をおりなして鼻から抜けてウットリさせる。
容赦無いほど甘くって、容赦無いほどザラザラしててなのにおいしい…、体が芯からやわらかくなり、元気がそこから湧いてくる。
ホイップクリームをのせるとフワッと食感軽く、ジャリジャリとしたグラニュー糖の食感やさしくなだめてくれる。
イギリスパンのザックリとした食感が際立ち、甘みにコクがでる。
それにしてもシナモンのこの香りって、なんてステキで独特なんだろう。
フレンチトーストやアップルパイからこのシナモンの香りを引くと、どんなにそれがおいしくできてもココロ踊らせたりしない。
ココロのどこか奥底に、シナモンの部屋が用意されててそこにたのしい思い出が沢山閉じ込められてるんでしょう…、そこのドアがパッと開いて気持ちをたのしくさせるんでしょう。
サイフォンだてのやさしい味のコーヒーを飲みつつそんなコト思う。
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