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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    オヤツどき、居酒屋の勉強で中野に来ます。

    dc.jpg第二力酒蔵というお店。
    毎日、毎日、午後2時にはお店をあけてる不思議な居酒屋。
    下町の小さな商店街の中には必ず一軒はある、早い時間からご近所さんでにぎわっている、気軽な居酒屋。
    酒も旨いが、料理がキチッと上等で、しかも気さくなおねぇさんやご主人がいる。
    馴染みの人たちが集まって、和気あいあいとたのしむお店。
    東京の西側あたりにはあまりない。
    だからこの界隈ではかなり貴重で稀少なお店。
    夜になると、サラリーマンが続々やってきては盛り上がる。
    けれどこの店の本当によい時間帯は開店直後から5時までの間。
    普通に仕事をしている人は、誰一人としていない時間帯。
    近所のお店の旦那衆。
    他人の時間に縛られず仕事ができるフリーの人たち。
    そして元気なシニアな人たち。
    普段の居酒屋では見るコトがなかなか出来ない人たちが、ニコニコ、おだやかな笑顔でお酒を酌み交わす、とてもシアワセな雰囲気がいい。

    7c18c569.jpegボクらがお店に入ったのが4時ちょっと前。
    お店の中には3組ほどの、みんな60は確実に越えている人たちばかり。
    それがたった小一時間で20組ほどのお客様に増え、見事にみんなボクたち以上。
    ボクの横では70も後半くらいの老夫婦。
    二人で煮魚、天ぷら、刺身を仲良くつつき、ぬる燗入れたお銚子を傾け、差しつ差されつユックリ食事をたのしんでいた。

    ここの料理はどれもやさしく、しかも大人の舌に合わせた味になってる。
    なにより素材が新鮮で、例えばホッキ貝のバター焼き。
    刺身で充分たのしめるホッキの貝を一口大に切り分けて粉をはたいてバターで揚げるように焼きあげる。
    揚がった粉がサクサク、しかもバターの風味と貝のうま味を吸い込んで、まず一口目からおいしく感じる。
    口の中で噛むとクニュクニュ、貝独特の噛み応え。
    噛めば噛むほど味がジュワッと滲み出してくる、海のゴチソウ。
    それからイカのかき揚げをとる。
    ネットリとしたイカの切り身と三つ葉とタマネギ。
    かき揚げの具材は昔どおりで、けれど揚げ方。
    昔はチリチリ、花が咲いたように軽ぅく揚げていたのに、今日のはポッテリ、フリッタみたいな揚がり方。
    厨房をみればいつも天ぷらを揚げていた、おじぃちゃんの姿が見えない。
    ちょっと心配…、揚げ手が変わったからなのかしら。

    ここに早い時間帯に来た人だけが恩恵にあずかれるのが魚のあら煮。

    648a8e50.jpegその日の魚の仕入れの分だけ、どうしても出る魚のあらをコトコト煮込んで作った煮物。
    それと一緒に煮た豆腐。
    魚のあら煮もおいしいけれど、ここで一番おいしい煮物はこの豆腐。
    魚の旨みをこれでもか…、ってゴクゴク吸い込みおいしくなったフルフル豆腐。
    遅い時間にくるとあら煮がなくなっていて、けれどあら煮の煮汁で炊いた豆腐はずっと最後まで食べられる。
    とは言え、最初に煮込んだ煮汁につぎ足し、つぎ足し出汁や醤油を入れて煮込んでいくから味はどんどん薄まっていく。
    ここではしばらくはずっとあら煮抜きの豆腐ばかりを食べていた。
    それはそれでおいしかったんだけれども、久しぶりに食べたあら煮と一緒の豆腐はやっぱり旨みは強烈、格別の味。
    一口食べて体がほわっととろけてしまうほどの味わい。
    しかもボクらが食べたあら煮のあとにたった二人前しか残ってなくて、4時半前にはもう売り切れてた。
    なんだかとっても得した感じ。
    早起きは三文の徳っていうけど、早呑みは三文の得って言葉がココではピッタリくるのかなぁ…、ってそんなコトを思ったりした、また来よう。

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    西側にも
    中央線沿線には数は少ないけどありますよ。
    吉祥寺のいせや、西荻窪のえびすなど
    いせやは12時開店です。

    機会があればぜひ!
    なかだんさん / 2010/09/14(Tue) /
    えびす!
    > なかだんさん
    たしかに。
    中央線沿線は、ところどことても下町らしい場所が残っていますものね。
    西荻窪のえびす。
    ずっと前に一度だけ行ったコトがあります。
    なつかしい。
    サカキシンイチロウさん / 2010/09/14(Tue) /
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