昼を新宿…、三太に来ます。
ご挨拶回りの間に、なにか元気が出るものを…。
新春だから縁起物ならなおよしだなぁ…、と思ってそうだ、「新しい年に『勝つ』を呼ぼう」とカツにする。
新宿という街はとんかつ屋を選ぶことには苦労せぬ街。
中でもこの街ならではのとんかつの店が伊勢丹近くに2軒あり、その一軒の「三太」を選んでやってくる…、新春らしき華やかな店でありますゆえのセレクション。
カウンターに通されて、カラコロ、カツが揚がっていく音を聞きつつ料理ができるのを待つ。
漬物三種。
熱々のお茶。
分厚いタオル生地のおしぼり。
テーブルの上がまず贅沢に彩られてくのがなんとも上等。
ちなみにココでカウンターに座るとちょっと得をする。
食後のコーヒー。
それから小さなアイスクリームをサービスしてくれるのであります。
一人でワザワザ来てくれる人。
しかもテーブル席に比べて長居をしないお客様…、お店にとってありがたいお客様を贔屓しましょうというこういう考え。
いいなと思う。
漬物食べつつ待ってると、やってくるのがこの一品。
ミックスフライを選んでたのんだ。
尾頭付きのエビフライ。
立派なエビが2本つきヒレかつ、コロッケ、ホタテのフライの盛り合わせ。
ココのフライは衣が独特…、パン粉じゃなくて刻んだ食パンをふんわりまとわせサックリ、コンガリ揚げている。
油に触れる断面が小さいからか、見た目ほどは油っこくなく揚がったパンがザクザク口の中で壊れる食感が騒々しくてとてもたのしい。
存在感の強い衣に負けぬ具材のおいしさも、なかなかのモノ。
ムチュンと歯ぎれる豚肉の、その断面はツヤツヤ。
キレイな肉汁で潤っている。
ホタテはレア。
これまたステキにみずみずしくて、プクッと肉が盛り上がってる。
衣に触れたところは熱がシッカリ入って噛むとサクッとキレイに歯ぎれる。
一方、レアな貝の中身はネットリ、舌にからみつく。
ココのコロッケがまた贅沢で、豚ひき肉がタップリまざるクリームタイプ。
クリーミーでモッタリしてて、味わい豊かでご飯に乗っけて食べるとまるで、ドリアのような味わい、風味、そして食感。
それからエビのフライがこれの一番メインの具材でしょうな…、太くて立派な車海老をスクッと伸ばして揚げたフライで、実はこれを食べに来たようなモノであります。
エビのように腰が曲がるまで息災で…、というのがおせちにエビが入ってる所以なんだけれどココのエビはスクッと背筋が伸びたエビ。
こんなふうに歳をとっても腰を曲げずに、シャンと背筋を伸ばしていたい。
そんなコトを思いつつ、バリバリパクパク…、身はムッチリと上等でしかも頭や尻尾までも食べることができるほど、エビの品質が良くて感心。
頭を剥いて中身を出すと、味噌がタップリ詰まってた。
足ごとパクリと頬張ってザクッとかみしめエビ独特のうま味を味わいニッコリします…、赤だし、漬物、ご飯も上等。
ゴチソウでした、また来よう。
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