サカキノホトンブログオコノミランチ

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オコノミランチ

四ツ谷三丁目から新宿に歩いて行こう…、とテクテクとする。

空は青空。
ただ歩くのじゃなく、歌うたいながら上を向いて歩きたくなるそんな気持ちの良い天気。
両手を振って、腹突き出して歩いていたらばたのしい看板発見いたす。
新宿御苑の駅近く。
小さなたこ焼き屋さんのドアのところに貼られてたモノ。
店長あいさつ。
私は独身女性です！って明快にして気を引くたのしいメッセージ。
この店の主力商品はこの店長のゴキゲンな笑顔…、なんでしょうネ、オモシロイ。
人と人がつながることで出来上がってる飲食店という商売。
なんだかこの店、応援したくなっちゃった。
それはそうと四谷三丁目の交差点にできた築地銀だこの店。
ビックリするほど流行ってる。
たこ焼きって便利でたのしく、財布に負担にならぬ料理というコトなんでしょう。
今の時代にあっている？

昼にどうしても食べたい料理があって、ぼてじゅう。

お好み焼きを食べたくなった。
理由は朝の連続ドラマ。
はじまって２ヶ月ほど経つ「てっぱん」をみてるとなぜだかお好み焼きが食べたくなるのネ。
主人公の女の子の家業は鉄工所。
父さん手作りのお好み焼き用の鉄板があり、何かあるとみんながそれを囲んでお好み焼きを作って食べる。
その女の子が縁があってお世話になってる下宿の女将さんは、かつてお好み焼き屋さんを営業してた。
職を得た場は鰹節屋と、番組ぐるみでお好み焼きを推奨しているみたいな具合。
食べるというコトを通して、人がシアワセになってく物語り。
毎回うるっときながらみつつ、番組終わるとお腹がぐぅぅぅ…、ってそんな番組、オキニイリ。

大昔、「おやじ太鼓」ってドラマがあった。
絶対君主的親父が君臨する家を舞台にした人情ドラマ。
必ず事件が起こって家族が仲違いする。
けれど誤解はいつしかとけて、めでたしめでたしとなるその直後、親父が一言、こう発するのです。
「よし、うな重の出前をとってみんなで食べよう」。
おいしいモノをみんなで一緒に食べるというコトのステキを教えてくれたドラマで、そのうな重とこのお好み焼きがとっても似てる…、オモシロイ

今週末から来週にかけ、多分、大きな山がある。
それでシッカリ見入って終わり、絶対、今日はお好み焼きを食べてやる…、って思ってそれで新宿に出る。
仕事の前に腹ごしらえ。
地下街の中に出店している大阪出身のこのお店。
今でも東京にかなりのお店があるけれど、昔はもっと沢山目立つ場所にお店があったように記憶している。
ちょっと小ぶりの店であります。
お店の外までソースが焼ける匂いがしてくる。
大阪系のお好み焼きは、基本、お店の人が焼いてくれる。
だからテーブルに鉄板はなく昼も気軽に、匂いや汚れを気にせずこれる。
東京流は、もんじゃを食べなきゃいけないからか、自分で焼くようにお店ができてて、それが昼には面倒臭い。
開店同時にお店に入り、なのにいきなり４組ほどがお店の中になだれ込んでくる。

メニューは多彩で大阪風のお好み焼きの他、広島風やねぎ焼き、モダンと選ぶたのしさがあっていい。
ネギ筋焼きが気になった。
ドラマのてっぱんで今朝食べてたのは広島焼きで、それにしようかと思いもしたけどやっぱり混ぜ焼き。
大阪風の豚玉をとり、ご飯と汁をもらって食べる。

ザックリ切ったキャベツをタップリ。
粉物とはいえ、フックラ軽くてしかもシャキシャキ。
分厚い豚バラ肉を表面ガリッと焼き上げて、脂を粉に移して焼いた。
玉子の風味や出汁の香りも濃厚で粉っぽさがまるでない。
つまりあくまで主役はキャベツ。
キャベツをタップリ、健康的に味わうための料理でだからご飯と一緒に食べても決して不自然じゃない。
甘めのソース。
酸味おさえたやさしい味のマヨネーズ。
ご飯のおかずに笑っちゃうほどピッタリとくる。
他の人達の注文見てると、ネギ筋焼きか、広島焼きが人気のようでなんだか不思議。
ボクの隣のおじさん達は「ほぉ、これが広島焼きか」って感心しながら食べていた。
「今朝、テレビで見ててどうにもこうにも食べてみたくて」みたいな話をしながら食べてる…、なるほどココにもてっぱん効果なお客様。

鰹節をタップリかけ、食べる。
湯気とあおられ、ユラユラ揺れる削り鰹のおいしげなコト。
目から味わう、熱々感。
テーブルの横の器に用意されていて、好きなだけ使うことができるのがありがたい。
一緒に青のりと思ったのだけど、テーブルの上には用意がない。
お店の人に聞けばお昼は、青のりつけずにだしてるんです。
女性のお客様が多いもので、青のり入れると嫌がる方がいるんです…、って。
なるほど確かに、ニッコリ笑った歯に青海苔ってのはちょっと厄介、恥ずかしい。

固めにたけたご飯にパラリとごま塩かけて、それだけ食べてもおいしく感じる。
出汁はシッカリ。
けれどお店の風味は最小限のやさしい味のお味噌汁。
具材はねぎ焼き用のネギと千切りキャベツと使った、お好み焼き屋さんらしい風情のお汁でそれが、ソースで疲れた舌をやさしくリセットさせる。
今度は自分でお好み焼きを作って食べるか？…、って思ったりした、満足す。

[0回]

2010/11/10 (Wed) 丸の内リム：和 Comment(17)

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広島の人は

広島風お好み焼きを「広島焼き」と呼ばれるのを嫌います。
関西風＝お好み焼き、なのがイヤなんだとか。

どっちでもいいじゃーん、と思う私は
広島在住の福岡出身です。

みさっちさん / 2010/11/10(Wed) /

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ですよね。

> みさっちさん
お好み焼きのデフォルトは、どこのお好み焼きなんだろう…、ってそう思うと、かなり頭を使いますよね。
大阪風を「まぜ焼き」。
広島風を「重ね焼き」って、その調理方法で言い分ける向きもあるようですけど、どれも全部お好み焼きであることにかわりないですし。
広島はとても熱い街でもあります…。
お好み焼きがにあった街でもあるのでしょうね。

サカキシンイチロウさん / 2010/11/10(Wed) /

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無題

そうなんです！！！
「広島焼き」と言われるといちいち「広島焼きではなく、お好み焼き広島風」と訂正しちゃいます。

キョーコさん / 2010/11/10(Wed) / URL

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無題

お好み焼きにハズレはほとんどないのですが、先日ここ最近でNo.1のお好み焼きを食べてものすごく幸せになりました。サカキさんを是非お連れしたいです。最近、「サカキさんが広島にいらしたら行くお店一泊二日バージョン」完成しました♪

キョーコさん / 2010/11/10(Wed) / URL

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ボクにとっての

> キョーコさん
ボクにとってのお好み焼きは、実は広島風なんですよ。
ボクを育ててくれたばあやさんが、尾道出身だったんで。
大阪風のは混ぜ焼きって言っていました。
今の連ドラ。
だからとても懐かしく思いながら見ております。

サカキシンイチロウさん / 2010/11/10(Wed) /

編集

無題

美味しい広島風お好み焼きが食べたいのですが、東京にチェーン店以外であるのでしょうか？

お家でお好み焼きパーティー楽しいですよね(o^^o)

lovekuma69さん / 2010/11/10(Wed) /

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四谷三丁目

> lovekuma69さん
四谷三丁目に一軒。
とっておきの広島おこのみの店がありますよ。
突っ込みどころ満載の、おじさん一人でやっているからこそのゴキゲンな店。
たのしめます。

サカキシンイチロウさん / 2010/11/10(Wed) /

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無題

おじさん一人でやってるんですか？
魅力的デスね(o^^o)
今度、連れて行ってください！

lovekuma69さん / 2010/11/10(Wed) /

編集

SUPAタコは

銀だこ傘下じゃないような気がするんですが、、、、
渋谷道玄坂に青木さんという関西出身のオーナーが1号店出して、たしか以前にFC展開しようとしてたので、おそらくソチラの系列かも、、、
違ってたらスイマセン、、、
渋谷の店は生牡蠣も食べれます。
お好み焼き広島風？は赤坂小学校近くの「さっちゃん」が美味いです。東麻布の「マックちゃん」はお姉さんの店。「さっちゃん」は妹さん夫婦の店です。

モリシーさん / 2010/11/10(Wed) /

編集

ぜひぜひ

> lovekuma69さん
たのしいお店です。
ぜひ、ご一緒に。

サカキシンイチロウさん / 2010/11/10(Wed) /

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えっとぉ

> モリシーさん
銀だこ傘下という言葉がどこにつながっていくかちとわからないのですが。
銀だこのくだりは四谷三丁目にできたお店の話のコトで、冒頭のたこ焼きやさんもぼてじゅうさんも、どちらも銀だことは関係のないお店であります。
誤解を生むような表現がどこかにあったとしたら、ゴメンなさい。

さっちゃん。
なんだか興味津々です。
いいお店のご紹介、ありがとうございます。

サカキシンイチロウさん / 2010/11/10(Wed) /

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スイマセン、、、

文章ちゃんと読んでなかったです。。。。
反省。。。。
渋谷のＳＵＰＡタコをサカキさんの記事で思い出してして判断能力欠如してましたね。
本当に申し訳ございませんでした。
「さっちゃん」是非行ってみてください。
素敵な御夫婦でやってるお店です。

モリシーさん / 2010/11/11(Thu) /

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いえいえ

> モリシーさん
早とちり…、ボクも得意技です。
またたのしいコメント、よろしくお願いします。

サカキシンイチロウさん / 2010/11/11(Thu) /

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無題

都内なら神田のその名も「カープ」もオススメです。