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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    さて、誕生日の夜。
    ゴキゲンにお酒でも飲みながら、おいしい食事というよりもたのしい食事で祝いましょう…、とそれで前から気になってた店。

    usikai.jpgJRの四ツ谷駅の近くにあるこの看板。
    最近、励行している一駅歩こうプロジェクトのおかげで何度も前を通って気になっていた。

    「うしかい」という文字。
    100・100・1000という三つの数字。
    この看板の裏側には牛のイラストが描かれてて、まるで謎かけ。
    こりゃなんだろう…、って近づいてしげしげとみる。
    すると、なんともこれがおもしろい。
    うしかいというのは店の名前。
    数字の意味は「100種類のお酒を100分飲み放題で1000円です」っていうことらしい。
    酒のメインは焼酎で、料理は鉄板焼きが売り物らしい。

    普通のオフィスビルの4階という場所。
    仰ぎ見てもビルの4階部分の窓から薄暗い明かりがこぼれて見えるだけ。
    興味は引かれた。
    けれどなかなかそこに飛び込む勇気とキッカケに恵まれず、それで今日。
    よっしゃとみんなで意を決し、エレベーターに乗り込んで「4」のボタンを押して来ました。
    このフロアーも、もとはオフィスフロアーだったのでしょう。
    エレベーターホールの右手にお店の入り口のドア。
    トイレは左手と飲食店としては変則的なお店の構造。
    素通しのガラスの扉に近づいて、中をのぞくと目の前にドリンクバーが見えてくる。
    これがすんごい充実ぶりで、誘われるようにお店に入って、結局、酒飲む人となる。

    2eb6f450.jpeg生ビールのオートサーバー。
    酎ハイのサーバーや、ソフトドリンクのディスペンサー。
    酎ハイにフレーバーをつけるためのシロップが、全部で10種類くらいはありますか。
    ウィスキーにジンにウォッカにリキュールあれこれ。
    ちょっとしたバーに置かれているハードリカーはほとんど揃う。
    ワインが赤白とりまぜて、10種類ほど。
    それから焼酎。
    酒のメインと言うだけあって、芋、麦、米といろんな銘柄が全部であれこれ20種類ほど。
    芋焼酎をあらかじめお水で割って瓶に詰め一晩なじませまろやかにした「先割り焼酎」が瓶ごとドサッと置かれてたりする。
    オジサンたちも狂喜乱舞で、先を争い自分用のお酒をつくる。
    いつもは訳のわからない焼酎で作って飲んでる酎ハイを、銘柄焼酎にソーダを足して贅沢バージョンで作って飲んだり、ビールにワインを足してみたりと自由自在がなんともたのしい。
    飲み放題というよりも、「たのしみ放題」。
    いい感じ。

    9fe502e0.jpegこりゃ、大正解…、って言いながら、けれど料理はまるで期待していなかった。
    鉄板焼きなら、当たり外れは少なかろう…、と、それレンコン、それから万願寺唐辛子を焼いてもらったら、これも以外と良かったりした。
    スゴイなぁ…、と思ったのが、野菜に合わせて味付けを全部変えているところ。
    レンコンは瓶詰めウニを醤油でといて作ったタレでコンガリと焼く。
    甘味とうま味がレンコンの中にビシッと入って、噛むとトロンと粘り気を出す。
    焦げた醤油がまた香ばしい。
    一方、万願寺唐辛子は味噌で味わう。
    甘味を帯びたみずみずしい、青い野菜の香りと味わい。
    素材の味を殺さずに、けれどただただ焼いただけじゃない立派な料理になっている。

    3ff77544.jpeg同じ鉄板で焼いた、丸腸炒め。
    キャベツとモヤシ。
    ニラにネギをシャキッと炒めて、そこに丸腸。
    ツヤツヤ仕上げて、さぁどうぞという、博多辺りの屋台の定番。
    博多出張を頻繁にしていたころは、まだ丸腸やホルモンを食べることができなくって、だから焼き肉屋さんとか屋台にいって、ホルモン類が出てきてみんなが美味しそうに食べてるところを、指をくわえてみるしか無かった。
    あの独特の食文化。
    なにより、食べることができないボクが見てもウットリするほどに、見事で立派でプリプリしているあのツヤツヤには思わず心が動いた思い出。
    その悔しさを今日晴らします。
    クニュクニュしてて、歯にたのしくて、しかもキレイな脂が口を満たすシアワセ。
    ぴりっと後に残る辛さも、酒をおいしくさせる味わいたのしい。
    よき一品。

    aab84fdb.jpegも一つ鉄板料理をとった、鶏のタレ焼き。
    これがビックリする大きさで、大きめの皿からはみだすほどのタップリの量。
    鶏の胸肉半身分。
    それを丸ごと、皮はパリッと身はシットリと。
    軽く醤油で香りをつけつつ、けれど味は塩と胡椒でお好きなように…、という趣向。
    これでたった800円という、コストパフォーマンス抜群に一同、ニッコリ。

    いい加減に酒も回って、ちょっと中休みをいたしますか…、とフルーツシロップをソーダ割りにしてゴキュッとやります。
    それも一つのフレーバーじゃ面白くないから…、って、いくつかのシロップ合わせてミックスジュースの用にして試す。
    合わぬ組み合わせもある中で、マンゴーシロップにシークワーサーを混ぜてソーダで割るとあらあら、パイナップルソーダになってしまうという新発見。
    たのしくおいしい科学実験。
    これもセルフドリンクバーの面白み。

    カマンベールチーズのフライや、スルメイカの天ぷらや、あれこれつまんで半分〆的最後のひと品。
    明太子とチーズのカリカリ焼きっていうのを一枚。

    0ed640d3.jpegやわらかく焼いたトルティーヤ。
    そこにとろけるチーズをのっけて鉄板で焼く。
    すると柔らかトルティーヤがカリカリに揚がるようにやけていき、当然、チーズがトロンとしてくる。
    お皿に移してそこに明太マヨネーズ。
    チュチュッと搾ってそのまま食べる。
    薄焼きピザの明太味って、不思議な味わい、たのしい食感。
    もう飲むのはやめようよ…、と思っていたのにまたまたこれで酒を一杯。
    このたのしさはなかなか他では見当たらないよね…、ってそう言いながらお勘定。
    なんと飲み始めから96分というグッドタイミングにて満足以上のシアワセもらう。
    料理もおいしく、飲むのがたのしく、なによりニコニコしながらたのしげに料理を作る若い人たち。
    気持ちが良くて本当にいい店、また来ます。

    ほろ酔い気分で表に出ると、空に星。
    キラキラ光ってうつくしく、歌うたいつつおうちに戻る。
    よき誕生日…、お休みなさい、また明日。

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    新宿の中村屋にて昼をとる。

    nakamuraya.jpg思い出深い店であります。
    田舎から東京の大学に出てきたばかりの父が毎月、仕送りをもらったら来て、ナイフフォークを使う練習をしたお店。
    ボクが初めて東京に連れて来てもらった時にココに来て、父がじまん気に学生の頃から贔屓なんだ、とウレシそうに言った店。
    ココはカレーが旨いからと、みんなに薦めて母が一口。
    ココのカレーは私の口に合わないは…、と言って父がスゴく寂しそうな顔をした店。
    あなたはコレが好きなの?って聞かれて、いや、実はココではいつも海老フライばかり食ってた。
    ならばその海老フライを食べましょう…、と一からその場で食事をやり直したコトのある店。
    懐かしい。

    この時のこの思い出があまりに強くて、ボクはここでカレーをあまり食べなくなった。
    でもここは好きな店。
    お店の前にはとっても大きなサンプルケース。
    今ではデパートでさえ珍しくなった大食堂風のろう細工をギッシリ並べたガラスの大きなショーケースには中華料理や洋食料理がカレーと一緒にずらっと並ぶ。
    お客様もカレー以外の料理を結構とってたのしんでいて、名物カレーはメニューのほんの一部っていう、そんな感覚。

    d6fc27c4.jpegカレー以外の売り物は、ボルシチ、ラーメン、ビーフシチューで、つまりインドとロシアと中国に、料理の根っこを持ったなんだか不思議なお店。
    このお店ができた当時の日本。
    明治時代の日本にとって、リアリティのある外国がそれぞれ国境接するこれらの国々…、だったのでしょう。
    ヨーロッパやアメリカという西欧諸国は、まだまだ遠くそこの料理を売り物にしようとしても、お客様の理解が得られぬ。
    そんな時代のこの名残り。
    なかなかたのしい、おもしろい。

    焼売食べます。
    大昔、ここでたまたま見かけたインバネスを着たおじいさま。
    この焼売を一皿たのんで、ビールを一本。
    壁際の椅子に座って、ゆっくり時間をかけてたのしんで、ニッコリしながら杖ついて、「また来るよ」って一言いって帰っていった。
    確か当時は食券売りで、だから悠々とそして颯爽と。

    b8b90215.jpegここでの好物、今日のお目当て。
    ナポリターノをメインにす。
    土鍋で煮込んだトマト風味の玉子麺。
    ナポリターノの名前のごとく、フェットチーネで作った煮込みナポリタンのように目は思う。
    けれど食べればその実体はまるで別モノ。
    麺は中華の玉子麺。
    平打ちの帯状麺を油で揚げた、煮込むに適した伊府麺を使ってる。
    真っ赤なソースもケチャップだったりトマトソースだったりじゃない。
    チキンストックでトマトを炊いたトマトのスープ。
    ちょっとロシアのボルシチの味に似ていたりする。
    サラサラスープで中国の麺を煮込んでいくと、麺がもってるでんぷん質がじんわりスープに滲み出し、ほどよくトロミがついていく。
    ポッテリとしたトマトスープをスプーンで口に運びつつ、ズルンと麺をすするとヌードルスープのようになり、トマトの酸味がスッキリ、口に広がっていく。
    とても不思議で、不思議においしいここオリジナルのハイカラ料理。

    0841210d.jpegパルミジャーノをかけて食べるところはイタリア的で、けれど食べるととてもモダンな中国料理。
    半島的な繊細よりも、大陸的な大胆で力強い濃厚な味がまさった料理。
    一時期ハマって、久しぶりにこうして試すと当時の執着、よみがえる。

    それにしてもこのお店。
    おじい様やおばあ様が5人、10人連れだって次々、お店にやってくる。
    みんな口々に自分の食べたい料理を注文し、昔ながらの料理が並ぶと精神時代に気持ちが戻る。
    ここの料理はタイムマシンを起動させる鍵のようなモノなんでしょう。
    昭和の時代がノスタルジーに囚われてない、生き生きとした昭和がこうして今もある。
    それがとってもウレシくて、今日のお昼はステキなお昼とあいなった。
    ところでボクらがシニアと呼ばれる近未来。
    タイムマシンはどこに行けばみつかるんだろう…。
    そのときの「鍵」は一体何になるんだろうか?ってちょっと思ったりもした。
    しんみりしちゃう…、どうだろう。

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    夜、友人と落ち合って「甲斐路のだぴん」

    nodapin.jpg食事がスタートするのが9時過ぎ…、というコトもあり、宵っぱりのお店を探した。
    気軽でおいしく、決して高くはない居酒屋を…、と新宿界隈のデータベース in マイブレインをめくっていって、まず最初にやってくるのがこのお店。
    「甲斐路のだぴん」は決して、「甲斐路の、だぴん」ではなく「甲斐路・のだぴん」(笑)。
    初めて友達にココを紹介してもらって、店名のメールを見たとき「だぴんて何?」って不思議に思った。
    今でもこの店の看板をみるたび「のだんぴ」って読めてしまうのに笑っちゃう。
    「甲斐路」って言うのはお店のご主人が、甲府出身だからだそうで、けれどメニューに沖縄料理がふんだんにある、不思議なお店。
    まぁ、旨くてたのしい。
    だから細かいコトは気にせずに、酒に酔ったらそんなことも気にならなくなる。
    さぁ、小宴会。

    ここの目当ての一つがコレ。

    bf9394b8.jpegドラゴンロール。
    この店、魚の仕入れが自慢の店で中でも寿司がかなり充実。
    普通のすし屋で食べられるハイクオリティの握りが居酒屋価格で食べられる。
    寿司をつまみながらの酒もたのしい。
    つまみで飲んで、〆のかわりの寿司というのも大人っぽくていい。
    スキッと甘味を抑えたシャリが酒にあう。
    炙った寿司もたのめば作ってくれるなんでもございのサービス精神旺盛が好き。
    中でもここで名物なのが、アメリカンスタイルのロール寿司。
    アナゴとアボカドをクルンと巻いた、このロールの他にもいくつか揃っているけど、けれどこれには赤身の鉄火がついてくる。
    甘辛い詰めダレを、鉄火にちょこっと拝借し口に運ぶと江戸前風の鉄火と違った、濃厚な味がするのがたのしい。
    しかもこの鉄火の中に一個、あたりが入ってる。
    ワサビがドッチャリ入ってて、食べるとヒーハー、涙モノ。
    今日はあいにくボクは外れでニッコリとなる。
    遊びゴコロに酔っ払う。

    9356f84d.jpeg日本料理の献立作りの基本といえば、お造り、揚げ物、焼き物、煮物。
    それにお椀。
    お椀の代わりを酒にさせるのが居酒屋で、今日はそれ以外の日本料理に忠実に注文しませう…、とそれであれこれ、知恵ひねる。

    まずは揚げ物を牡蠣フライ。
    今の季節の料理であります…、食べなきゃ損!ていう勢いでたのんでやってきたのがとてもちゃんとしたさくさくフライ。
    さすがに粒が揃っているとは言えないけれど、ひとつひとつはとても新鮮。
    それが証拠にパン粉の衣を貫くほどに、香りが高くて噛むとプチュっととてもジューシー。
    タルタルソースに芥子がタップリついてはいるけど、ウスターソースをもらってかける。
    酒と一緒にたのしむ牡蛎のフライのお供は絶対ソース。
    スパイシーな香りとスキッとした酸味。
    牡蛎の旨味を引き立てる。

    煮物はかぶと煮。
    鯛の頭が運よいコトに残ってて、それを一尾分。
    箸を添えるとぽろっととれる身離れのよい新鮮な鯛。
    噛むとネチッと鯛独特の粘り気のある食感で、甘い煮汁がジュワッと滲む。
    自分で魚を煮るとたいてい失敗をする。
    これほど甘く、これほど強く、味付けするのが怖くってそれでどしてもお外で食べるコトになる。

    豚のみそ漬けを焼いたもの…、それを焼き物のかわりにします。
    魚ばかりじゃ味も単調、ガツンとお腹に響くような肉を食べたくそれでコレ。
    味噌に浸けると不思議な程に、豚の脂がサッパリとする。
    肉の繊維もちょっとほぐれて柔らかになるのか、まるで赤身のマグロのみそ漬け食べてるみたいな感じさえする。
    焼き鳥用の炭で焼いているのでしょう…、煙をまとって香ばしくなる。
    お酒のつまみにいい感じ。

    日曜日の夜。
    それも少々、遅めの時間でそれでもお店は満杯でみんな気持ちよく酔っぱらってる。
    居酒屋ってこれなんだよネ…、ってそんなことを思ったりする。
    ニコニコしながら外へ出る。
    お腹は程よく7分目ほどで、体を中からあっためるような〆をズルッとやりたいよねぇ…、と。
    それでリンガーハットを選ぶ。

    78e72436.jpegここの夜だけの新商品。
    「もつ鍋ちゃんぽん」ってのをちょっと食べたく、それでみんなを道連れにする。
    鉄鍋の中に豚骨系の、けれどスキッとしたスープ。
    ちゃんぽん麺とキャベツとニラ、そしてホルモンがミッチリ入った、つまりもつ鍋の仕上げのちゃんぽんみたいな感じ。
    結構いけます。
    肉の脂をまとった麺の、ツルツルすべすべ、唇を分け入るさまの肉感的なコト。
    煮込まれるように麺が出来ていない分、時間が経つとネチネチ、麺が粘ってくるのがちょっと残念。
    けれどそれもまた味わい。
    そっけない薄味の麺よりこうして少々くどいくらいが、飲んだ後の〆にはちょうど。
    ちょっと食べ過ぎ、さて、カエロ!

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