夜を焼肉…、先日来、肉が食べたいとずっとうわ言のように言っていた友人と一緒にそれじゃぁ、焼肉をと、やって来ました、新宿幸永。
歌舞伎町のちょっと外れにある店で、去年出会ってそれからずっとオキニイリ。
接待系の焼肉じゃない…、デート系の焼肉でもなく、ましてや肉のグルメを気取った人がウンチクがましく肉を愛でる焼肉店でもないお店。
ただただ肉を喰らって元気になろうと思う人達がやってくる、だから勢い野郎系の雰囲気になる、だからたのしく、お店のそうした環境が肉をおいしくしてくれる。
オキニイリなのであります、しかも今日。
午前中にスゴい雨が降ったからかもしれません。
不定期で配信されるメール会員限定の、得するつぶやきメニューが運良くあった。
メールで配信されるキーワード。
それを注文時にそっとつぶやくと、カルビ三点盛りがサービスになる。
今日のキーワードはなんと「プーチン」。
理由は最近のロシアの高圧的な態度にちょっと物申したいからなんだって(笑)。
どちらかと言えば今モノ申すなら、「尖閣諸島」とかってキーワードの方が良かったかもねって言いながら、みんなで笑う。
まずは飲み物。
それからキムチ。
ココのキムチはなかなかのモノで、特にカクテキのコリコリしてて酸味も甘みもスッキリしているところが大好き。
それをつまみに飲んでると、やって来ました今日のサービス。
カルビに上カルビ、とろカルビと三種類のカルビがお皿にズッシリ。
肉というのは日々状態が変わる食材。
牛の個体差、あるいは熟成状態で同じ店でも当たり外れがあって当然…、今日のカルビのすばらしいコト、ネットリ歯茎にまとわりついて脂をサラッと吐き出しうま味をにじませる。
こんな日にやってこれたシアワセに、みんなでニッコリ。
あまりに状態がよくて一旦、焼くのをやめて、塩モノたのんで食べ直す。
鶏の首の部分の肉。
鶏の体の中で一番良く動き、よく働いている部分が首で、だから筋肉質でコリッと硬くけれどうま味が凝縮されてる。
こんがり焼くとその表面がサクッと揚がるように仕上がり、噛むとジュワッと口いっぱいに綺麗な脂がしみだしてくる…、鶏臭くなくなのにおいしい、オキニイリ部位。
ハラミと上ミノを同じく塩ダレで揉んでもらってそれを焼く。
ハラミも今日の状態はすばらくって、ミノも分厚くコリコリジャクジャク。
塩の風味とニンニクのうま味が肉の持ち味を見事に引き立て、食べれば食べるほどにお腹をすかせてくれる、食欲増進促進剤的アペタイザー。
箸休め的料理を一品。
ココにくると必ずたのむ激辛チヂミ。
薄くパリッと仕上がっている。
具材は玉ねぎ。
ニンジン、それからニラをくわえたシンプルタイプでペランと薄い。
激辛部分は何かというと青唐辛子。
赤い唐辛子の辛味はズシンと重たくお腹に響いてく。
一方、青い唐辛子はビリッと頭を突き抜けていく、鋭い辛味で舌が熱くなっていく。
即効性のある辛味。
それをタップリ。
いつもガツンと辛いのだけど、今日は特にビリッと辛くて、そういえば昼も辛い四川料理を食べたんだった。
明日のお腹は大変だね…、っていいつつ、それでも端が止まらぬ、オキニイリ。
でもって、特に幸永が自慢にしているものをたのみます。
極みホルモン。
ホルモンの中でも脂がのった濃厚タイプ。
お皿の上にこんもり盛られたその様が、すでにコロンとまるまるしてる。
今日もボウボウ焼いて食べます。
お皿の上のホルモンをそのままザザッと網の上。
ひとつひとつをなるべく離さず、寄り添わせるようにして焼きあげる。
皮目を焼いて、脂の乗った内側焼いて。
皮がよじれて盛り上がり、最初は硬く、縮こまっていた脂がムニュんと盛り上がる。
煙がモウモウ盛大に。
炎がチロチロ、ホルモンの間を舌なめずりしながらこんがり焼いていく。
最初は脂が閉じこもってる。
よぉく焼いていくと突然、脂がトロンと飛び出してきて炭に引火してボーボー炎があがってく。
それが食べごろ。
煙の香りと、炭が蒸散させた脂の風味が口に広がり、脂がジュワッ…、口の中がひんやりしてきて温度が一瞬、下がったかって思ってビックリしてしまうほど。
笑っちゃうほどおいしくて、笑っちゃうほど顔までジットリ、潤った(笑)。
最後に残しておいたカルビを最後にやいて、ジュワッと味わいニッコリ満足。
またまいりましょう…、と元気にお店を後にする。
関連ランキング:焼肉 | 西武新宿駅、新宿西口駅、新大久保駅
[4回]
PR