ずっと会いたくてしょうがなかった人とやっと出会える。
それでウキウキしている上に、一緒に焼肉食べましょうよ…、とダブルでウキウキ、しかも場所は先日出会ってたちまちオキニイリなってしまったお店であります。
幸永っていう新宿の街の北側に何軒かある焼肉店のあたらしい店。
先日、はじめてやってきたときは土曜日の夜で、男性のグループ客でギッシリ、熱気もムンムンで男ぶりの良い店だなぁ…、って思って帰った。
ところが今日はアダルトカップルがシットリ肉を焼き食べるという落ち着き払った店の雰囲気。
なるほどココは歌舞伎町って再確認をいたします。
ツイッターで知り合った人たち。
実は一年前からこうして焼肉パーティーをしましょうよと約束してて、なかなかそれが果たせなかった。
やっと今日。
不思議なほどにあった途端に意気投合で、はじめてあったように思えぬ盛り上がり。
お互いのコトをある程度、知ってこうして集まっていて、しかも話題に事欠かない。
今の時代の巡り合いってオモシロイなぁって思ったりした。
それからもひとつ、ネットの時代を感じる出来事。
このお店。
ツイッターでフォローをするといろんなお得な情報を受信できるようになってる。
注文するとき配信されたキーワードを言う。
するとディスカウントだったり、サービス商品を無料で出してくれたりと…。
今日の合言葉は「ラクテン」で、それさえいればカルビの盛り合わせを2人で1皿、無料でくれる。
みんなで「ラクテン」と大きな声で言ってやってきたのがこの皿。
サービス品とは思えぬ見事な一皿で、サシの入った分厚いカルビや、赤身の強いカルビの真ん中。
普通はキレイにサイズと厚さが揃った肉をきれいに盛りつけてくる。
これは不揃い。
いわゆる「切り落とし」的なモノでだからサービス品にしたのでしょう。
けど、肉の旨味や味わいはこれでも十分。
むしろいろんなパーツが一度にたのしめ、お得な感じに拍車をかける。
他にも肉をガンガン焼きます。
まずは塩焼き。
分厚いタン。
濃いざくろ色に近い赤色。
発色がよりキレイに脂がのっている。
それを軽く炭で炙って、そこにネギをのっける。
そのネギがあらかじめしんなり炒めて塩で和えているのです。
普通、タンに乗っけるネギは生のまんまを焼く前にタンにのっけてそれから焼く。
けれどそれだと、ヒックリ返せぬ。
だってヒックリ返すとネギがボロボロこぼれちゃう。
タンからできてた旨みをネギが吸い込んでおいしくなるんだと言う人もいる。
けれどネギもタンも生っぽくって、ボクはココのお店のやり方の方が好き。
それからテールをスライスしたモノ。
上等な脂とゼラチン質の入ったまるでニンニクスライスみたいな形状独特。
焼くと脂や筋がキレイに透き通り、食べるとムチュンと歯切れて旨みを吐き出していく。
牛の両端、タンとお尻尾。
どちらもいつも動かし使っているからギュッとひきしまり、しかも味わい濃厚になる。
その独特に舌づつみ。
サシの入ったハラミの塩モノ。
これまた分厚く切り分けられて、熟成きいててワインレッドの赤身にポツポツ、茶色いシミが混じった状態。
これがおいしい。
赤身はユックリ寝かせるとタンパク質が旨みに変わっていくのです。
食材は鮮度が命と単純に、言えぬゴチソウ。
「歳を経るからおいしくなってく」…、人もおんなじってニッコリします。
希少部位が沢山そろうこのお店。
けれど決して忘れることができないモノがこのホルモン。
脂がのった健康的なる牛の内臓。
最初は凍ってやってくる。
真っ赤なタレが絡んでて、一瞬辛いかと思うのだけど、甘くてコッテリ。
ホルモン自体の味を引き立て焼けていく。
凍ったままを網にのっける。
みずみずしさを失わせぬようホルモン同士をくっつけてかわかぬようにして焼いていく。
ユックリとろけてやわかくなる。
するとブリンと、ホルモン独特の脂がはじけて、まるで蕾が咲くようになる。
コンガリ焼き色…、そしてツヤツヤ、脂が光る。
さて食べ頃と、口にハフっと放り込む。
脂がヒヤッと舌を撫でます。
熱々のはず。
なのに脂で口の温度がちょっとだけ下がったように感じる不思議。
噛むとクニュッと脂をささえる膜の部分の弾力痛快。
たちまち脂がとろけてトロンと流れだしてく…、噛めば噛むほど旨みが広がり、あぁ、生きているってウットリしてくる、オゴチソウ。
それにしても炭の力はすばらしいモノ。
オモシロイほど肉の持ち味引き出して、家で焼くのと違った料理になっていく。
網にビッシリこびりつく、お焦げがおいしくみえるほど。
何度も、何度も交換しながら次々肉を焼くシアワセに、会話もどんどん弾んでいきます。
同じ七輪、おんなじ網で肉をみんなで焼き、食べる。
人を仲良くさせる力が焼肉という料理にはあるって思う。
おんなじように一つの料理を作りながらみんなでつつく、鍋もいい。
けれど鍋とは違った、直接的な元気がもらえる…、それが焼肉。
肉を焼きつつ暗い話をする気にならず、話題も明るく威勢良くなる。
それがいい。
それにココ。
何をたのんでもある一定のレベルに達していて、安心できるのがいいところ。
サイドもシッカリ。
キムチはいつもよき具合。
酸味、甘みに辛味がバランスとれていて、食べはじめるとやめられないほど歯ごたえシャキシャキしていて爽快。
激辛チヂミという、青唐辛子を混ぜて焼いたココの名物料理も旨い。
肉を含めて全てが酒をおいしくさせる、味わい、歯ごたえあるのがうれしい。
中生ジョッキからはじまって、マッコリぐびぐび、口から喉を洗い流しつつ次々、新たな味を口に放り込む…、あぁ、シアワセな夜のコト。
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