新宿にスルッと移動で、昼になる。
移動と移動の合間のランチで、それで駅に隣接したビル。
ルミネの中にあるお店。
バンコク屋台「カオサン」に来る。
バンコクの街の中でも一番猥雑。
エキサイティングでアジアの混沌に満ちたカオサン通りを名前にもらったお店。
屋台な感じ。
キッチンの脇で食べてるみたいな気軽な雰囲気がいい感じ。
そもそもこの店があるこのフロア。
隣は韓国料理のお店。
ドミニク・サブロンやお茶漬けの店。
成城石井と食に関するちょっと癖あるたのしいお店が集まっている。
しかもどのお店もがテイクアウトをズバッと前面にだしててとてもにぎわいがある。
カオサン通りを近代的なビルのフロアに詰め込んだ…、そんな感じがちょっと好き。
本格的なランチタイムのちょっと前。
だからお店はまだガラガラで、けれどキッチンだけは動いてる。
お弁当を作ってる。
おいしい匂いが店の奥からやってきて、鼻をくすぐる。
お腹がなります…、そしてコレ。
ガッパオ炒飯という一品。
タイ料理の代表的なご飯料理に「ガパオライス」っていうのがあります。
ご飯の上に鶏とバジルの炒め物をのせ、ワシワシ混ぜて食べるというモノ。
オイスターソースとナンプラーで、味付けをした鶏挽肉が含んだ味と風味をかりて、混ぜご飯のようにしながら食べるというモノ。
シットリとしたひき肉とホツホツとしたジャスミンライスが、パラパラとした食感たのしいアジアンライス。
その味付けと具材を使って炒めて作ったアジアン炒飯。
かなり辛いです。
青唐辛子がタップリ入って、ご飯の粒のひとつひとつにシッカリこびりついているから味の逃げ場所がどこにもない。
すべての辛味が直接的に舌から口の粘膜をつねって、叩いて、やってくる。
アジアン濃度がかなり高くて体がヒーハー汗をかく。
良くやき卵でお願いします…、と。
すると油で揚げたように焼いてくれるのがアジア料理のウレシイところ。
白身がサクサク、揚がってレースのようになり黄身はシットリ。
日本の方は半熟の黄身をご飯とまぜて、辛味をやわらげ召し上がられます…、って、そんな逃げ場もないボクの舌。
おいしい辛さに悲鳴をあげる…、それもまたよし、オゴチソウ。
テーブルの上にある調味料。
ちょっと甘めのお酢や、塩の風味のおいしいナンプラー…、あれこれ使ってボクの好みに仕上げてたべる。
スッキリとした塩味スープで口を休ませ、今日のお昼のできあがり。
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実は昨日、ゴキゲンパティシエールと一緒に新宿の街を歩いていたとき、彼女が「新宿ってタイ料理のお店が多いですネ」って感心してた。
新宿のみならず今の東京…、ベトナム料理やタイ料理の店が探さなくても目につくようになってきた。
どこもがそこそこおいしくて、しかも値ごろな価格で気軽にたのしめる。
ほどよきブームかもしれいないなぁ…、って思ったりした。
舌のみならず、頭のてっぺんから汗がでるほど辛く感じて、それで冷たい飲み物を飲む。
ドトールコーヒー。
ちょっと前から始まった夏の飲み物。
「レモティー」っていうのを試してみます。
お店の外の看板に、レモンイエローのさわやかそうな商品写真が描かれていて、どんな飲み物?って興味をもってたのんでみます。
やってきたのは、レモン色というより日本茶の色。
黄色味がかった明るい緑色にをしていて、しかも少々濁ってる。
底にはちみつが沈んでますから…、と、ストロー渡されそれでくるくるかき混ぜて、ゴクリといきます。
うん、お茶だ。
スッキリとした煎茶の味わい。
苦味がスパッと舌をつねってきえていく。
けれど酸っぱい。
レモンの香りとお茶の香りがケンカすることなく同居する。
ほどよい量のはちみつの甘みと風味がコクをくれ、けれどゴクゴク、たのしく飲める軽やかさもある。
こりゃ、おいしい。
健康的とおいしさと、涼しさ、それからやわらかさ。
今の季節にピッタリとする、名作だって感心す…、特にアジアな辛さのあとにはピタリとはまる、セレクション。
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