東京駅からはじまる出張…、寿司清で朝。
出張とはいえ日帰りの旅。
移動時間の長短の違いはあれ、電車に乗って移動をし、仕事をしたら家に再び電車に乗って家に帰るというこの行為。
片道2時間程度の移動であれば比較的日常的にしていたりする。
なのに「移動」。
あるいは「出退勤」と「出張」というのは気持ちが違う。
どこが違うか?
考えてみればおそらく、覚悟の大小じゃないかと思う。
切符を特別に誂える。
指定席を買い、その時間に合わせて駅に到着し、ちょっと時間があいたらそれまで駅で時間を潰す。
駅弁でも買ってみようかって、気持ちにもなる。
それが出張。
ただの移動じゃない出張。
ことにその出張が新幹線とか飛行機での旅となればちょっと大事。
覚悟をシッカリきめなきゃいけない。
それで今朝の朝ご飯。
いつもは鯛の出汁かけか、マグロの漬け丼とん汁セットのどちらかたのむ…、今朝は出汁かけ、それに刺身の切り落としを追加でたのんで朝とした。
贔屓目なモノで、まぐろの漬け丼をたのんだときには後から来る人が、みんな同じ漬け丼をたのんでいるように耳が感じる。
今朝はかなり多くの人が、同じ注文…、鯛の出汁かけに刺身の切り落としを選んで注文しているように聞こえるのよねぇ…、なんだか不思議。
街で妊婦さんをみかけると次々、妊婦さんにすれ違うようなコトもありますし。
なんだか不思議って思いながら、さてさて朝を贅沢に。
鯛の胡麻あえはいつもの通り。
ムッチリとした鯛独特の粘り気が、胡麻のポッテリした食感と一緒になってなんともゴチソウ。
刺身の切り落としは寿司屋ならではのお値打ち品。
サヨリの尻尾。
マグロの赤身にカンパチ、サーモン。
それからタコに卵焼き。
寿司の端材がタップリ入って300円というよき値段。
醤油にわさびでご飯のおかずにするのもよし。
ボクは迷わず、マグロの赤身を胡麻ダレにいれ、しばらく休ませまとわせて鯛と一緒にご飯にのせる。
ここで再びしばらくそっとなじませハフっと食べると鯛のネットリ、マグロのムッチリ…、その両方が一度に口で暴れて消える。
そもそも日本のゴチソウは「紅白二色」ときまっているの…、と、訳のわからぬ理屈をつけて、今朝の豪華をたのしんだ。
出汁をかけるとご飯がスベスベ。
うま味タップリの出汁がサラサラ、お腹の中に入ってきます…、出張前の贅沢に気合をいれて席を立つ。
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新幹線に乗る前に、まだ時間があってディーンアンドデルーカに寄る。
マキアートをダブルでもらって手を温める。
ここでエスプレッソ系のショートドリンクを買うと必ず、チョコをおまけにつけてくれるのが今朝は特にうれしくて、旅のお供にこれほど心強いものなし。
ポッテリとしたミルクの泡がなめらかに、喉を流れてお腹をゆすぐ。
2時間半ほどの旅をこれからたのしむ所存…、とは言え夢の中のコト(笑)。
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