朝をオフィスの近所のラインにします。
昨日の夜は自分でもビックリするほどに良く眠れ、今朝目覚めたら、ちょっと違った朝になったような気がした。
iPhoneにストラビンスキーのペトルーシュカを放りこみ、ムーア人の部屋がはじまるタイミングにてお店の前を通りかかった。
冬になった証でしょうね…、朝からお店の看板にライトが付いてた。
ひんやり道路が灰色で、けれどお店に入るとあったか。
いつものメニューを注文し、さて、飲み物はと思ったと同時にお店の人が「コーヒーは温かくいたしましょうか?」っていうじゃない。
そう、そのとおり。
そうお願いしようと思ってたんです…、って熱いコーヒーたのんで飲んだ。
酸味が豊かな喫茶店らしいコーヒー。
砂糖とミルクをタップリいれて、お子様味にしようとしても酸味はなかなかなくならずむしろどんどん苦味が膨らむ…、寝ぼけ眼がふっとんだ。
ハムトーストのセットにしました。
たのんでぼんやり待ってると、ほんのり甘い匂いがやってくる。
トーストを焼く匂いであります。
その甘い匂いに続いて、ザクザク、何かを切る音が。
乾いてしかも鮮やかな、耳にたのしい音が響いてそしてコレがやってくる。
ハムときゅうりを挟んだトースト、コールスローにゆで卵。
朝のお腹がみずみずしさを必要として、それでココのコールスローがとてもおいしい。
レタスを使ったシャキシャキサラダ。
味は塩とほのかな酸味。
それだけなのに、いくらでも食べられそうなおいしさになる。
今日はちょっと刺激がほしくて、それでタバスコ。
ピュピュッとかける。
タバスコって辛味調味料であると同時に、酸味調味料でもあるのですよね。
ほのかだったサラダの酸味が、グワッと輪郭鮮やかにする。
スネアドラムにティンパニがくわわったような爽快にして、力強さがサラダ全体にのりうつりそれと同時に香りもスキッと爽やかになる。
辛味調味料であり酸味調味料でもあり、しかも風味調味料でもあるわけでして、ドビュッシーがラベルになった。
そんな感じにニコリとなります。
シャキシャキ、シャリシャリ、まずはコールスローを片付けて、それからトースト。
これは熱々。
気泡をタップリ含んで焼けた山高型のイギリスパン。
それをこんがり焼いているから、とても軽くて、齧るとパラッと生地が壊れる。
壊れて崩れて、膝をしたたか汚す感じがまたたのしくて、それでパクリと一口食べる。
中の具材はシットリです。
タップリほどこすマヨネーズ。
それときゅうりのみずみずしさが混じってまるでソースのようになめらかになる。
ハムはプルンと。
きゅうりはシャリンと。
そしてパンはカサカサと。
口の中が騒々しくて、そのにぎやかがなんだかたのしい。
それから小さなゆで卵。
S玉以下って感じの玉子で、けれどズッシリ重たい感じ。
しかもほかほか。
あたたかで、テーブルの上でコツンコツンと軽くたたくと細かなヒビがタップリ入る。
そこのひとかけ、指で軽くひっかけてツルンと剥がすとペリッと二つに大きく割れる。
そしてスルンとキレイさっぱり殻がなくなり、スベスベ白身がこぼれだす。
そのホカホカに塩をかけ、ハフっと食べると、あぁ、おいしい。
プチュンと白身がはじけてちぎれ、中からトロンと黄身が出てくる。
黄身が甘くてウットリします。
今朝はなんだかいい気持ち…、仕事をガツンといたしましょう。
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