朝を東京駅から始める一日、朝ご飯を東京駅の中ですませる。
カノビアーノがやってるリゾッテリアで、朝からリゾット。
ちょっとばっかしオサレな感じで背筋を伸ばす(笑)。
八重洲口側の地下改札の手前にある小さなお店で外からみると、ここがリゾットの専門店とはなかなか思えぬ、カレーショップのような風情。
お店の外にメニューや商品写真が貼られてて精一杯の主張をしてる。
けれどさすがにサラリーマンは素通りです。
お店の中は女性客だけ。
すがすがしいほど、東京駅じゃない雰囲気でなんだかたのしい。
駅とはそこを利用するすべての人のためにあるべき。
蕎麦屋やカレーショップで満たせぬ空腹を抱えた人も駅を使うわけだからこういうお店はありがたいかも。
朝のリゾットにはサラダがつきます。
グリーンリーフをオリーブオイルでドレスして、お酢と塩と胡椒で味をととのえたもの。
ドレッシングとは野菜をドレスするためのモノ。
上からかけただけじゃなくて、こうして丁寧にまとわすようにして味わうと、サラダも十分、ゴチソウ料理になるワケです。
サラダを食べてる間にリゾットが仕上がっていく。
駅ナカのカウンタースタイルのお店としてはいささか時間がかかります…、その分、手をかけ丁寧においしく作ってくれればそれにこしたことなし。
海の幸とカラスミのリゾットとって、それがこれ。
白身魚にタコにエビ、アサリがたっぷり、具沢山。
すりおろしたカラスミが上にパラリと黄金色に輝くさまもうつくしく、目においしくてかなり気持ちが盛り上がる。
緑の野菜は九条ネギにて、これがカノビアーノ的なる料理の目印…、シャキシャキとした歯ごたえと青い香りとやさしい旨味で口がホッとしてくれる。
アルデンテとまではいわないけれど、ホツホツ感が残ったお米がにぎやかで、朝の頭が口からさめる…、量も控えめでお腹にやさしい朝ご飯。
それにしてもジノリのホテルラインの食器、しっかりとした重たさのシルバー類に冷たいお水…、サービスだってしっかりしてて、悪くないなと思う朝。
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旅のお供をディーンアンドデルーカにて調達いたす…、カノビアーノの向かい側にあり自然と体が向くのであります(笑)。
ミネラルウォーターを一個調達…、アメリカのホテルでこれがベッドサイドにおかれていたら、そこは高級ホテルの証と言われたプレミアミネラルウォーターでございます。
やわらかくって癖がなく、ちょっとトロンとした飲み口が印象的なお水で、不思議と冷たくするより常温で飲むのがおいしく感じるのです。
だから電車でひと眠り…、目覚めにこれをゴクリと飲んでめざまそう、と、それで買います、行ってきます。
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