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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    2日続けて朝を東京駅でスタートする朝の今日。

    2db5a678.jpeg今日も寿司清。
    開店とほぼ同時の時間にお店にきたらほぼ満席でビックリします。
    昨日ののんびり加減とはうってかわったにぎやかさ。
    開店を待ちかねた人がダダッとなだれ込んだあとのような雰囲気で、お店の中にブーンと低い、エンジンが唸る音がしているような気がする。
    熱気にあふれる朝のコト。
    着席するのにしばらく待って、カウンターの端が一席あいたところに滑りこむ。
    お店の人もてんやわんやの大忙し。
    それでも笑顔を忘れぬように、一生懸命、元気でいるのがいい感じ。

    東京という街。
    朝早くから動いているんだ。
    元気がもらえるような気がする。
    こうした朝もたのしい朝でございます。
    今日はマグロの漬け丼を食べてやろうと電車の中でずっと思ってて、中央線のホームに降りて気が遠くなるように長いエスカレーターに乗ってる間に、昨日食べた鯛の胡麻和えのポッテリとした食感が頭の中にやってきた。

    b8348602.jpegうーん、どうしようと思いもしたけど、初志貫徹でこの丼を手に入れる。
    マグロの赤身を醤油の風味の出汁に漬け、ご飯にのっけたこの漬け丼。
    ときおり無性に食べたくなって、しょうがなくなる。

    何がこんなにココロ切なくさせるんだろう。
    ヒヤッと冷たいマグロの食感…。
    ピトッと舌に貼り付くようなペッタリとしたマグロの食感…。
    出汁に浸かってコッテリとしたうま味を手に入れおいしくなったマグロの味わい…。
    ちょっと酸っぱく、けれど同時にうま味の強いマグロの味わい…。
    前歯でサクッと歯ぎれるマグロの身質…。
    奥歯にムチッとまとわりついて、ネットリ粘るマグロの身質…。
    ほんの少しの無機質っぽい不思議な匂いと出汁の風合い…。
    それらすべてが頭の中でクルクルしはじめ、そうして今朝のような朝がやってくるのでありまして、丼を目の前にしてそのイメージが怒涛のごとく蘇る。

    そして一口、口の中に放り込む。
    すると期待通りに口が喜び、頭がシアワセ感じる瞬間。
    この一瞬のためにこれを食べるんだろうなぁ…、って思って今日もニッコリ。
    まずはマグロの切り身を味わい、そして熱々ご飯を舌の上にそっとおき、モグモグ味わい再びニッコリ…、あぁ、旨い。
    そしてわさびをちょっと舐め、ツーンと鼻から抜けていく青い香りに涙しながら、ふた切れ目へと箸をすすめる、シアワセなコト。
    3bf75d32.jpegご飯についた出汁の色。
    色だけでなく、出汁のうま味やマグロの風味がご飯にうつって、ここの部分で白いご飯が食べられそうなこれもステキなゴチソウになる。
    シャキッと渋いかいわれ大根。
    プチュンと歯ぎれるみずみずしさをたたえた甘い厚焼き玉子に、カリコリ食感軽快な醤油漬けした大根で口をたのしく喜ばせつつ、豚汁ゴクリ。
    ごま油の風味がキリッと濃厚で、厚揚げ、豚肉、ゴボウに大根、ニンジンと多彩で多様な具材が口でちらかっていく…、朝のお腹が満たされる。



    関連ランキング:寿司 | 東京駅大手町駅二重橋前駅



    移動の前にほんの少々時間があって、それでディーンアンドデルーカ。
    ssdd.jpgマキアートのダブルをもらって手のひら、お腹をあたためる。
    ショートのカップに半分ほどと、普通のマキアートに比べるとタップリとしたボリューム感があるのがとてもうれしいところ。
    ビターでほんのり甘くって、ひと舐め、ふた舐め、ジックリ味わい舌の上を転がすようにしてたのしむと、酸味が舌に残って口がスッキリしてくる。
    マキアートをたのむとどうぞとくれるチョコ。
    一緒に食べてもいいのだけれど、仕事の途中のたのしみに、とっておこうとポッケにいれる…、朝の気持ちが満たされて、さてさて仕事が待っている!

     

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