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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    年齢:
    64
    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    病院の中のレストランにて昼をとる。

    749b2f84.jpeg病院のお世話にならなきゃいけないことがあったわけでなく、ただ間借りしている会社の一番、近いところにあるレストランがたまたま病院の中にあった、だからココ。
    しかもランチ時をはるかに過ぎた時間にやってくれている。
    さすがに病院。
    24時間戦う人が集まる場所です。
    しかもココの病院のレストランをやっているのが山の上ホテルの料飲部門。
    洋食、和食、中華となんでも揃うデパート食堂みたいなお店。
    おいしいものをたのしみにする病院通いの人が沢山いるんでしょう…、ちょっと上等、大人向き。

    今日も隣にもう80はゆうに超えてるおばぁさまがいらっしゃってて、一緒にご子息。
    その息子さんがすでに60過ぎたスーパーシニアなファミリー。
    お店の人も手馴れたモノです 。
    ユックリしゃべる。
    大きくかんだかい声では決して声をかけない。
    歳をとると高い周波数の音が聞き取りづらくなる。
    だから低音の声でやさしく話してあげないと、お年寄りには聴き取りづらい。

    そのおばぁさま、何度もココにきているようでサンドイッチを息子さんに食べさせたくってしょうがない。
    メニューも見ずに、つまり私はココのお店を知っているのよ、と言わんがばかりの表情で「サン…」とまでは言ったけど、そこから先が出てこない。
    サンドイッチと言いたいんだなぁ…、とお店の人はわかっていても、決して口に出しては言わない。
    辛抱強くおばぁさまがサンドイッチと言うまで待って、「うちのは美味しゅうございますから」とニッコリとする。
    人それぞれに特有の、リズムとペースがあるのが当然。
    それに合わせる寛容が病院レストランにとっては必要だ、ということなんでしょう。
    ここのお店の人たちの立ち居振る舞い。
    顔の表情、スピードそして声の出し方。
    どれもがやさしく、いいなぁ…、って思う、勉強です。

    c06554b4.jpeg山の上ホテルの中国料理店「新北京」。
    高級なコース料理も当然、出すけど、そばがおいしいお店なんです。
    一時期、つけ麺のような料理をだしてて、それがなんと麺食べ放題。
    注文するたび、キチッと茹でて出来立ての麺を次から次へともってきてくれたりしたお店。
    そこの汁そば、焼きそばが食べられるというのがなんだかステキ…、それで焼きそば。
    あんかけの五目焼きそばを選んでたのむ。

    ちょっと時間がかかります。
    10分ほども待ったでしょうか?
    かつてキチンとした料理を出す店で、おいしい料理を食べようとすれば10分、15分まつのが当然だったコトがある。
    けれど今ではどんなお店も早く提供しなくちゃいけない。
    その強迫観念で料理がどんどん簡単になる。
    そんな街場の風潮なんざ、まるで関係ございません…、といわんがばかりの丁寧さ。
    よき出来栄えです。
    白菜、ニンジン、タケノコ、椎茸。
    豚肉にイカに茹でたエビと、具だくさんにて五目以上の多彩な具材。
    ツヤツヤとしたあんが輝くうつくしさ。
    ウズラの卵が一個のっているのがめでたくてよい。
    塩味の透き通った野菜のスープがサイドにつきます。
    いただきます。

    93cf2d2a.jpeg新北京の五目焼きそばは、本来、麺の半分程がカリッと揚げ焼きされているモノ。
    それがここではほとんど焼かれず、茹で揚げたモノを軽く鍋肌そわせた程度。
    油を気にする人に対する配慮なんでしょう。
    旨みがメインの味の構造。
    具材の風味を際立たせていて、その分、塩の味が控え目で。
    一口目には物足りなさを感じさせる味付けで、でもユックリと味わっていくとむしろ野菜の旨みが生きる。
    お酢をちょっとかけて風味をつけてやり、それで食べるとなかなかいける。
    カロリー計算、塩分濃度、それに栄養バランスのコトをシッカリ考え作ってる、さすが病院レストランの料理だなぁ…、って。
    ボクもこうした料理をなるべく作って食べるようにしなくっちゃ…、って、朝昼どちらも健康のコト考えながら食事となった。

    2時ちょっと過ぎ、スーパー雨男の父が電車で旅立った。
    途端に雨がスパッと止んでスッキリ青空…、スゴイ、スゴイ。

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    無題
    おばあさまもお店の方も、なんて素敵。注文はあくまでも自分で取るもの。その神聖な時間は邪魔しちゃいけないんですね。ぼくも勉強になりました。
    チキンさん / 2010/06/23(Wed) /
    尊厳
    > チキンさん
    何かが不自由であると言うことを、何かが出来ないととらえるコトを決してしてはいけない、というコトなんだろうと思います。
    人に対する尊厳。
    大切にしなくてはならないなぁ…、と思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2010/06/24(Thu) /
    闇雲に・・・
    気を利かせたつもりで、相手の言いかけた言葉を言うのは、余計なお世話にもなるし、相手の気持ちを傷つけることもあるのか・・・と考えさせられました。
    お客様の気持ちを大事にしたサービス。
    奥が深いですね。
    出しゃばってもいけないのでしょうし、受身でもいけない・・・サービス業、接客仕事を必須科目にしたら、少しは世の中の無礼者も減るのでしょうか。

    五目あんかけ麺、大好きです。
    ぱりぱりの表面、しっとりな内側に焼けた麺の香ばしさ。
    病院のレストランって、行く機会がなかなかありませんが、健康に気を使っているんですね。
    接客のことも含め、勉強になりました。

    最近、アミノバイタルを運動前に、ホエイプロテインを運動の後(30分以内)に摂っています。
    筋肉が出来、代謝が上がれば、食べても太らなくなるからと。
    おいしいものは食べたいし、でも太っちゃうし。
    頑張って筋肉をつけようと奮闘中です。
    栄養のバランスを考えて食べるっていうことも、もっと考えようと思いました。難しいですけど・・・。
    サカキさんのブログを拝見しながら、頑張ります。
    ねえねえさん / 2010/06/24(Thu) /
    サービス
    > ねえねえさん
    最近の日本では無礼な程に元気なサービスが人気があるようで、ちょっと辛いなぁ…、と思うことが増えました。
    サービス業で仕事することを教育現場の必須科目にする。
    いいことかもしれません。
    サービスをする人の気持ちがわかったうえでサービスを受けるって、とても大切なことですもん。
    サカキシンイチロウさん / 2010/06/24(Thu) /
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