東京駅についてお腹をほどよく満たそう…、それで頂上麺にやってくる。
フカヒレ料理の専門店。
とは言えちょっと背伸びすれば手に届く、日常価格でと「フカヒレそのもの」ではなくて「フカヒレの入ったあんかけ」を売り物にしているお店と言う方が正確できすか。
場所はキッチンストリートという飲食店ばかりを集めたテナントエリア。
同じエリアにもう一軒「あんかけ焼きそば」の専門店もある。
カレーのお店もあって、そういや、カレーも西洋あんかけと呼べないこともないわけで、ここはあんかけストリートって言ってもいいかも。
ちょっと贅沢、でもほどよき値段でお腹いっぱいにしてもらおうと思うとあんかけみたいな料理がいいんだろうなぁ…、って思ったりする。
ここができて5年ほども経ちますか…、開店当初はどこも工夫を凝らして、他のお店と戦うためにも什器備品や食器に力をいれていた。
例えばこの店。
お冷グラスをキレイに磨いたステンレスのカップで出してた…、熱々の食べ物で焼けた唇をまずキンキンに冷えたステンレスが癒してくれた。
けれど今日。
グラスは普通のガラスのグラスになっていました。
まぁ、しょうがない。
磨き上げる手間をコストと考えれば、当然なんだろうと腑に落とす。
久しぶりのこのお店。
さぁ、何にしましょう。
土鍋煮込みのスープ麺にしましょうか…。
それとも麺のかわりにご飯をいれた、フカヒレあんかけご飯にしようか…。
どちらもそれぞれ捨てがたくけれどそうだ。
ちょっと変わったチョイスにしよう。
それで焼きそば。
フカヒレあんかけ焼きそばにしようとたのんで待ちます。
他の料理に比べてちょっと時間がかかる。
注文をしてしばらくすると、パチパチ麺を焼く音がして、しかもかなり入念に。
だから時間がかかるのですね。
蒸した麺を多めの油を入れたお鍋で炒りつけて、だから半分パリパリで半分フックラ。
カタヤキソバと普通の焼きそばの2種類一緒に盛りつけたよう炒め麺がやっと出来上がるのです。
そこにタップリあんかけかける。
そのあんかけに、フカヒレが混じっているという料理でござる。
待った末、バチバチという音と一緒に料理が届く。
おやおや、これもちょっと変わった。
ちょっと前まで、この焼きそばはギンギンに焼いた平たいお皿でやってきていた。
素焼きでなかなか他にみないステキな陶器のお皿だったんだけど、今日は煮込み麺がやってくるのと同じ土鍋でやってくる。
これまたしょうがないですなぁ…(笑)。
煙がでるほどに焼いた土鍋に最初は麺だけ。
熱いですよといいながら、テーブルの上に置いたらそこに、熱々あんをジャジャっとかける。
蒸気があがって、それと一緒にあんかけスープの香りがフワッとただよってくる。
湯気の向こうにトロミをまとってツヤツヤ輝く麺がのたうち、はやく食べてと手招きしている。
いただきましょうと、ハフっと一口。
パリパリ焦げて乾いた感じの麺もおいしい。
焼ける過程で麺の表面に空いた小さな穴がゴクゴクあんかけスープを吸い込んで、トロンとやわらかになった麺もまたおいしくて、食べるところで違った料理を食べてるみたいな気持ちになれる。
スープ麺だと、スープと麺って感じがどうしてもするのだけれど、あんかけ焼きそばになると双方が一体化して、フカヒレスープ的味が直接、舌にのっかる感じがステキ。
黒酢をタランとかけまわし、食べると口に黒酢の風味がフワッと広がる。
濃厚なオイスターソース味のあんかけと黒酢の相性ってなんでこんなにいいんだろう…、とタップリかけてついでに胡椒も多めにほどこし、ハフハフ食べて疲れを癒した、夜のコト。
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ところで今日…、夕方に東北で地震がおきて津波警報が出たかと思うと、今度は千葉で大きな地震とちょっとドキドキする夜でした。
ボクらは揺れる地面の上で生活してる…、そう覚悟してはいるのだけれど、実際揺れるとやっぱり怖い。
明日は大きなイベントもあり、それでちょっと気持ちを癒して寝ましょうと。
こんな動画を一枚貼ります。
フィンセント・ファン・ゴッホの代表作の一つ、「星月夜」をデジタル的にタッチ液晶の画面に写し、それを撫ぜることでもともと流れるような筆のタッチの流れが増幅されるという。
ギリシャのデジタルアーチスト、Petros Vrellisって人の作品らしいのだけれど、なんだか見てると飽きないステキ。
撫でて変化した画像が徐々に、元に戻っていくというそのプロセスを見ているだけでなんだか眠気を誘ってくれそうで、ウットリします。
明日も元気でがんばりしょう、おやすみなさい、よい夢を!
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