サカキノホトンブログパリな朝

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パリな朝

新宿の丸井本館。
１階にル・プチメックって京都から来たパン屋さんがある。

最初はまたどこかの海外のパン屋さんがやってきたのか？って思ってた。
商品の作り方。
品揃えにその見せ方や売り場のしつらえまでがちょっと、丸ビルのなかにある「ポワン・エ・リーネ」みたいな感じで、あんまり触手をそそられなかった。
パン屋さんのようじゃない、まるでギャラリーみたいなインテリア。
食傷気味で、それでほったらかしにしていたんだけど、新宿で遅くまでやっているパン屋
さんっていうのがそんなになくて、それで昨日。
ゴーゴーカレーで体中をラード臭くさせた後、やってきて、見ればおいしそうなフレンチブレッド。
お店を満たす香りも甘くて香ばしく、それで何個か試しに買った。
買ってから部屋に帰ってホームページを調べてみたら、京都のお店って初めて知った。
それなら京都っぽい雰囲気の店を作ればもっとはやくにやってきてたかもしれないなぁ…、って思ったりした。
むつかしい。
その京都なパンを使って８月最初の日曜の朝。

クロワッサンをサンドイッチに。

玉子を溶いて、そこにマヨネーズをしぼりいれてまたまた混ぜる。
黄身と白身が完全に一体となったところで油を入れてあっためた、フライパンにジャジャっと流す。
鍋底一面にササっと流れて広がって、フツフツブクブク、小さな泡がたってくる。
混ぜたくなるのを我慢して、そのブクブクが大きくなってはぜる直前の頃合いで、その泡つぶしてこわすように、ザックリ混ぜる。
ユックリ、ザックリ、折り畳むようにして混ぜてポテンとひっくり返す。
パラパラにせず、シットリ潤い残したままの出来損ないのオムレツみたいなやわらかスクランブルエッグの出来上がり。

クロワッサンの腹に切り目をスパッといれて、レタスにハム。
ケチャップを奥にプチュッとしぼり、そこに玉子をふんわり入れる。
パクッと噛むと、ジュワッとパンのバターが滲む。
カサカサ系ではなくって、シットリ系のクロワッサンで小麦の風味が甘くて旨い。
玉子がたっぷり抱き込んたマヨネーズまじりの油がクロワッサンと一緒になって、口すみずみがトロリントロトロ、なめらかになる。

それからクロックムッシュをこんがり焼いた。

パン屋さんで売っていた、そのまま食べることができるクロックムッシュ。
サンドイッチの片面はチーズがタップリ。
もう片方は多分、オーブンに入れて焼くときように、何も塗らずにカサッとしている。
その乾いた面をミルクに浸してバターを溶かしたフライパンで焼き固めたら、上火のオーブンに放り込みチーズに焦げ目がつくまでやいて出来上がり。
パンの中までミルクがしみて、それがトロンとブリオッシュ風の食パンをしっとりさせる。
まるでパンで作ったグラタンみたいな、そんな風合い。
パリ気分。

今朝はさすがに手首、足首。
頭を支える首までちょっと痛くて、先週後半の引っ越し仕事の名残りを感じる。
筋肉痛。
遠くに聞こえる、蝉の声。

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2009/08/02 (Sun) ボクツクル・ナニツクル Trackback() Comment(0)

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