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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    日曜日の朝…、郵便物をとりに表にでたら家の入り口にお祭り飾り。
    b720398a.jpegそうか、須賀神社さんの例大祭が今年もはじまる季節となった…、夏なんだなぁ。
    春が短く、冬がしばらく居座って、かと思ったら急に夏の気配がやってきて雷雨になったり竜巻きたりと今の季節は何なんだろうって気持ちが迷った。
    でも今は夏。
    朝から祭ばやしが遠くに聞こえ、子供神輿が徐々にこちらに近づいてくる。
    東京の真ん中で、昔どおりに街のお祭りがこうしてあること…、なんだかのどかな気分になれる…、ステキだなぁと思う朝。

    dd48e41d.jpeg今朝の気持ちを料理にします。
    小ぶりでカチッと固めのトマト。
    甘みと酸味がクッキリしている、生で食べるのに適したモノが手元にあって、それでケッカをまずは作った。
    ザクザク、トマトをダイスに刻む。
    皮を含んだ硬い部分と、トマトの周りのなめらかなとこ。
    その両方をガラス鉢に入れ、フレッシュバジルをきざんで投入。
    オリーブオイルと塩と胡椒をくわえてタプンと混ぜ、休ませる。

    昨日、フレンチトーストに使ったバゲット。
    2枚に開いて、噛み切りやすいように横に深めの切り目をたくさん入れてトースターで軽くトースト。
    片面がほんわか温かくなったところで、取り出してケッカをのっけてブルスケッタにして食べる。

    色鮮やかで、香りさわやか、朝の食卓が明るく感じるオゴチソウ。
    バゲットの小麦の香りとカサカサとした乾いた食感。
    そこにトマトの潤いとオリーブオイルの緑の香り、バジルのキラッと明るい風味が口いっぱいに広がっていく。
    トマト、バジルにバゲットが最初はバラバラ、噛めば噛むとほど口の中にてそれらがトロンと一つに混じる。
    すべてをひとつにつなぐのがオリーブオイルというステキ。

    c0dcf26b.jpeg朝のメインが健康的な野菜の料理だからと調子にのって玉子を焼きます。
    実は仲良くしているシェフから分けてもらった塩。
    黒トリュフの粒が混じった岩塩で、これがなんと「Tetsuya」のプロダクト。
    世界で5本の指に入る名店と一時期言われたフレンチレストラン。
    シドニーにお店があって、予約がとれないことで有名。
    かつて、トムクルーズがフラッとお店にやってきたけど、予約がないからって追い返された…、そんな伝説すらある店。。
    そこの名物、トリュフ風味の野菜のグリルの味付け用にできた塩。
    蓋を開けると部屋一杯にトリュフの香りが広がるほどに、香り豊かでそれを使ったスクランブルエッグを作りましょうかと。

    玉子をよく溶く。
    3個分。
    2個は前卵、1個は黄身だけ使ってそれを良く溶きほぐす。
    白身が力をなくすまで、タプタプほぐしてそれをバターを溶かした鍋にジャジャっと注ぐ。
    触らぬように玉子が固まるにまかせてたたみ、また焼いてと。
    同じシドニーの「Bill's」式でやく玉子にパラッとトリュフソルトをかけて簡単、出来上がり。
    塩そのものがパキッと辛くてほんの少しで味がつく。
    玉子の甘みを引き立てて、しかもトリュフの香りが濃厚…、玉子とバターの香りを包んで玉子を焼いただけなのにフランス料理を食べてるみたいな、ゴージャス感にウットリします。
    fad8544b.jpeg最初は冷たいミネラルウォーターをお供に食べてた、けれどそれじゃぁなんだか口がさみしくなって、カップポタージュを作って食べた。
    ポッカが作るパンがタップリ入ったポタージュ。
    お湯を注いで一分間、ネリネリ、スプーンでかき混ぜるだけ…、カップの底をこそげとるようにして混ぜないと、最後に粉がこびりつき哀しいことになるからとても入念に、やさしく混ぜて出来上がる。
    最初はカサカサしてたクルトン。
    飲んでくうちにこれがポッテリやわらかくなり、乾いたパンの表面がトロトロになる、そこに甘くてやさしいコーンポタージュの甘みが混じる。
    日曜の朝がやさしくはじまる、おだやかに…。
     

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