サカキノホトンブログマンハッタンな土曜日の朝

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マンハッタンな土曜日の朝

朝をバゲット。

細く焼けたバゲットを半分に切り、そこに薄ぅくマスタード。
ハム。
それからチェダーチーズを挟んでそれで出来上がり。

マヨネーズとかバターとか、余分なモノを必要とせぬチーズとパンの味に溺れる。
フランス的に言えば「ジャンボンフロマージュ」。
バゲット使ったサンドイッチの定番中の定番でしょう。
パンの甘みに、ハムのコク。
そしてチーズの酸味とうま味。
必要な味がほとんど揃う。
脂の香りに焼けたバゲットの香ばしさ。
乳製品のまったりとした風味とさまざまな匂いが手に手をとって、鼻から抜ける。

バリッと乾いた食感が、まずは前歯に刺激を与える。
そしてフカっとやわらかな生地。
ムチッとハムが歯切れてネットリ、チーズがとろけてまとわりついて。
食感さまざま。
バゲットの持つ緊張感と、ハムやチーズの肉感的がとてもたのしいコントラストにて、噛めば噛むほどおいしさ募る。
顎から目覚めがやってくる。

それからチャウダー。
今日は「マンハッタンクラムチャウダー」の缶詰使って一工夫。
マイクロパスタを茹でてくわえる。

クラムチャウダーといえば二種類。
一つはニューイングランド風で、クリーミーな白チャウダー。
ジャガイモとコッテリとしたバターのコクが濃厚にして、日本人好みに出来ているからでしょう。
日本でチャウダーといえば大抵、白いの。
もう一つはトマトを使ったマンハッタン式。
サラッとしてて、甘酸っぱくて、二日酔いの朝にピッタリくるような味。
マンハッタンの、グランドセントラルステーションにあるオイスターバーで「クラムチャウダー」って注文すると、まずこのマンハッタンがやってくる。
ニューヨークのシーフード市場を牛耳っていたのはイタリア移民。
しかも南イタリアの人たちがニューヨークの味を作ってたと言っても過言じゃなくて、だからこうしたレシピになったに違いない。

まずはお鍋で微塵に刻んだニンニク炒めて、風味を出したところにベーコン。
軽くいためて脂の香りが甘くなったところで、缶詰、パカッと切ります。
中身を移して水で割り、パスタをくわえてクツクツ煮こんでトロミをだします。
最後にオリーブオイルをくわえてお皿にうつす。
ミネストローネにクラムの風味を足したような、イタリア的なる味にした。
フウフウ、ハフハフ。
朝のお腹があったまり、頭もスキッと目が覚める。

ところで朝にピッタリのたのしい画像。
オムレツを作る一部始終を、迫力のあるクローズアップとハイスピード動画で撮って編集をした、観るとたちまちお腹がすくような見事なフィルム。

これ、バターのＣＭ用に作られたフィルムなのだそうだけれど、勢いがあってとってもステキ。
鍋に火、玉子にバター、そしてチーズととてもシンプル…、でも、おいしそう。
今度はオムレツ作ってみようか…、ってそんなコトを思う朝。

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