朝にサンドイッチを作る土曜日、シアワセな朝。
閉店寸前の明治屋さんで、なんと1センチ厚の食パンが一袋だけ。
滅多にそんな時間に売れ残っていないのにボクを待っててくれて買う。
油ののったロースハム。
その切り落としを一緒にかってザクザク切ってフライパンで焼く。
油を引かずに弱火で焼いていくと脂が滲んででてくる。
それをかまわずどんどん熱をくわえていくと小さく縮んでカリッとやけてく。
そこに溶いた玉子を流す。
にじみ出してきたハムの脂を玉子に吸い込ませるようにして、ハムタップリのスクランブルエッグのようなメイン具材が出来上がり。
パンをトースト。
芥子マヨネーズをぬりこめて、薄切りにしたキュウリをズラッと並べてそこにハムスクランブルエッグをそっとおく。
プチュンとタップリマヨネーズ。
パンで蓋してザクッと切ると、その断面もうつくしい。
噛むとジュワっとハムの脂がしみだしてきて、玉子がフックラ、パンがカサカサ、カラッと焼けて歯ざわりがいい。
キュウリがカリコリ、みずみずしくて緑の香りも朝の気持ちを明るくさせる。
今日は日曜…、一日ユックリ、ノースケジュールでのんびりしようと思う今日。
ちなみに昨日、調子に乗って居酒屋の後、何かで〆をしたいよねぇ…、って。
何を食べよう…、ってみんなで食べたいモノをいう。
なぜかみんなが「日本蕎麦が食べたいネ」ってコトでまとまる。
ただ、新宿で夜遅くまでやってる気軽な蕎麦のお店があまりない。
立ち食いそばの店は山ほどあるんだけれど、昔ながらの蕎麦屋が少なく、それで一軒。
新宿駅の西口のメトロ食堂街にある「永坂更科布屋太兵衛」にいきましょう。
新宿の駅の近くにありながら、まるで昭和の商店街の中にあるよな普通の蕎麦屋。
働いているお店の人も、まさにただしき日本の蕎麦屋。
3種の蕎麦をたのんで分け合う。
たのしい仲間とバイバイするのがさみしくて名残惜しくてはしご飯(笑)。
熱いそばが食べたいという人がたのんだ親子とじそば。
深くてコロンとまん丸の丼の中にタップリ蕎麦、大きくブツに切り分けたカシワの肉と白ネギを玉子でとじてふんわりを汁の上に浮かべて食べる。
汁が熱くて、しかも丼までもが熱々でなかなか冷めてくれないから、食べてくうちに麺がどんどん伸びていく。
案外伸びた蕎麦がボクは好きでして、ヌメっととろみが自然にでてきて細い蕎麦がき食べてるみたいな食感になる。
喉越しやわらか、蕎麦の風味も際立って汗をかきつつ食べ進む。
ボクが選んでたのんだのは「梅チラシ」っていう夏の蕎麦。
冷たく〆たお蕎麦の上にエビの天ぷら、カニかまぼこにキュウリ、おかかにゆで卵、大根おろしにポッテリとした梅干しがキレイに並んで蕎麦というより冷やし中華のような姿。
出汁を上からかけまわし、味わい、食感多彩でたのしい。
昔ここには天ぷらの代わりに鮭のほぐし身をタップリのっけた「鮭ちらし」ってお蕎麦があった…、なんだかちょっとナツカシイ。
〆にはご飯がやっぱりほしいと、煮穴子丼がセットになったせいろをたのんでみんなで分ける…、フックラとした穴子のうま味とバサバサ口でちらかる蕎麦が好対象で、夜のお腹がにぎわった、過食の夜の〆のコト。
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