サカキノホトンブログ朝も昼も弁天庵

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朝も昼も弁天庵

朝、起きたらばなんと雪。

とても寒くて、ブルブルしながら目が覚めてお腹がグーッ。
食欲はない。
けれど何か食べなくちゃ…、とそれで取りあえずお外にでます。
ココ数日、不思議に夜遅くまでの仕事があって冷蔵庫の中もほとんど空っぽ。
それでお外でご飯を食べる。
困ったときの弁天庵だのみ。
体の具合が悪いときには、お出汁の香りと麺のスルンとなめらかなのが、多分、おいしく感じるでしょう…、とそれでダウンを着込んで出ます。
街行く人もみんな厚着で、背中をまるめて歩いてる。
お店の前に到着をする、その直前に雪がボタボタ重たいミゾレみたいな感じになった。
あぁ、寒い…、早くお腹を温めなくちゃ…、とそれでガラッとドア、開ける。

出汁の匂いがポワーンとなんだか温かい。

朝定食をたのみます。
出汁を含ませ砂糖であまくした玉子焼き。
噛むとジュワっと甘みとうま味が口に広がってくる。
今日は甘いモノがおいしい。
出来ればもっと甘くして、カステラみたいな甘さになっててもいいかなぁ…、ってぐらいな感じ。
疲れた体が甘い料理を求めてる？

蕎麦をズルンとたぐるとバサッと、口でちらかっていく。
それから喉をスルンとかけおり、口からお腹に一本、ぽかっと熱い筋が通って体もあったか。
あぁ、シアワセ。
今日は出汁がおいしく感じる。
それで玉子焼きを一切れ、蕎麦丼の中に沈める。
シットリ玉子を、フルフルムチムチ玉子にしようと、しばらくお蕎麦を重しに休ませて出汁をゴクゴク飲み込んだとこで、引き上げ食べる。
おおっ、みずみずしい。
玉子と玉子の合間にタップリ、出汁が染みこみやわらか、なめらか。
歯を使わずに舌と上顎だけで潰れる。
ご飯にのっけて玉子をザクザク壊しつつ、ザブザブ食べる。
出汁巻玉子ご飯っていう、ニュージャンル的なるご飯のようなそんな気がした。

それから納豆。
昆布の佃煮をのっけて食べる。
醤油や納豆のパックについてるタレを使わず食べる納豆。
豆の味わいがそのまま素直に味わえる。
だからたいてい塩かこうして昆布で食べる。
醤油を使うときもほんの少しだけ…、味じゃなくってフレーバーを付ける程度にして食べる。
けれどそうして食べるとちょっと、渋味を感じるんですネ。
それが今日は一層強く感じる朝。
やっぱり舌がまだおかしい。
納豆を海苔でくるんで、ご飯と一緒にパクンネットリ、タンパク質の補給をします。
植物性の栄養が体の状態整えるよう。
山芋とろろを最後に残し、ゴクゴク飲みます。
ネットリとしたとろろがトロンと喉をやさしく撫で回し、体の中に滋養がみなぎる感じがステキ。
家に戻って、仕事をす。

今日みたいな日に限って、今日締切りの仕事が残る。
昨日までは、体だけでなく頭もまるで動かなかった。
今日も頭は痛くある。
けれど、徐々に考えることならできるようになってきた。
それで仕事をテキパキと。
完成品をサーバの上においた共有ファイルに貼れば仕事が完了する。
なんて便利な時代なんだろう…、って思いながら次々、仕事をテキパキこなす。

昼を再び弁天庵。
鍋焼きうどんが食べたくて…。
ココの鍋焼きうどんはおいしい。
炊いても炊いても伸びぬ頑丈な出来のうどんが、出汁のうま味を吸い込んでちょっと茶色くなりはじめている、その状態がとてもうれしい。
お麩を口に含むとジュワッと出汁が滲んででてくる。
シイタケも出汁まみれだし、最初に入れてもらってよく煮た玉子もシットリ。
玉子の白身が底に貼りつき、チリチリ焦げてうどんに絡む。
その香ばしさがたのしく食欲かきたてる。
一緒についてくるのがかき揚げ。
いつもはそれをそのままドサッとうどんに乗っける。
出汁に滲む油の風味が、よりこってりと汁をおいしくさせるのだけど、今日はさすがにそのコッテリが辛く感じる。
だから乗っけず、海老だけほぜってプリプリ食べた。
ちょっと贅沢…、けれど体も温かくなり治りはじめの予感がします、部屋に戻って仕事の仕上げといたします。

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2011/02/09 (Wed) ボクのご近所レストラン Comment(2)

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雨の昼間

風邪がしつこいようで心配です。
明日は木曜日、サカキさんが大変な中書いたほぼ日の原稿がupされる日ですね。
音楽に目覚めた続きが気になって仕方ありません。

明日は関東の甘い卵焼きを食べれます。朝の頭がシャキッとするといいな。
サカキさんの最近の日記は卵、卵、卵で、風邪気味の私も卵、卵、卵と釣られてしまいました。

今回は暖かい一辺倒のダウンを止めて、シャーロックホームズみたいなコートです。胸を張ってワイン食堂に入りたいです←本にあったコートの件、勉強になりました。

mioさん / 2011/02/09(Wed) /

編集

コートの季節

> mioさん
おしゃれのしがいのある季節ですからネ。
ワイン食堂さん。
おしゃれなコートハンガーがお店のいたるところにおかれていて、自分で思わずコートを掛けてしまいそうになっちゃいます。
でも、そこはちょっと我慢して、テーブルに案内される前に一息、深呼吸。
コートをユックリ脱いでお店の人に手渡す余裕がステキなランチを演出してくれると思います。
良い旅を！
そして良い思い出を！

サカキシンイチロウさん / 2011/02/09(Wed) /

編集

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