朝にパスタを作る。
昨日、デパートの野菜売り場で「砂糖サヤ」っていうのを見つけた…、静岡産の緑のお豆でサヤごと食べることができるえんどう豆で、名前の通り甘みが強い。
アメリカでは「シュガーピース」って呼ばれてて、春に向かう今の季節。
グリル料理の付け合せによくやってくる。
サクサク歯ぎれる食感と、口の中でずっとみずみずしくあってくれる存在感のある味わいがオキニイリの豆。
買ってまずは筋をとり、塩水につけいきいきさせる。
それから昨日の夜につかった菜の花の茎の部分をザックリ切って準備する。
オリーブオイルにエビを入れ、旨味を引き出しそこにお豆と菜花を入れて蓋して火を止めやすませる。
パスタを茹でます。
ちょっと細めの9分茹での麺を8分。
トマトソースにリコッタチーズをすりおろしタップリくわえたソースをフツフツ。
麺の仕上がり時間にあわせてすべてを一つの鍋に投入。
オリーブオイルを注ぎつつタプンタプンととろみがでるまで鍋を揺すって出来上がり…、春のパスタのできあがり。
エビの旨味に菜花の緑の香りとほろ苦さ。
トマトの風味にリコッタチーズの旨味がドッシリ…、味わい華やかにできあがる。
何より砂糖サヤがシャクシャク歯ざわり軽快で、甘くて香りさわやかなことにウットリしました…、口の中から春がくる、そんな感じの朝のコト。
それから昼を「つぼみ家」に来る。
一日、家で原稿書きをと思っていながら、それでちょっと外の空気を吸いたくてそれで近所のセルフサービスの蕎麦屋を選ぶ。
バッサリ、歯ざわり喉越し爽快なみずみずしくも頑丈な麺。
当然ながら、天ぷらまでを含めてすべての料理を注文受けてから調理するという正直な店で、何を食べても当たり外れのないクオリティ。
いつもは朝に重宝していて、休日の昼ってどんな状態なんだろうと思ってやってきたらばなんとほぼ満席の大忙し…、ビックリしながらちょうど入れ替わりのテーブルにつき料理を待った。
隣に小さなお子さん連れのお父さん。
なかなか自分の料理を食べようとせぬ娘さんに向かってやさしく。
「混んでるお店では早く料理を食べて上げるのが、いい子の食べ方なんだよ!」って。
早く食べてお席をあけてあげようねと諭す。
それでも大人みたいにズルズル急いで食べるようなコトはできずにちょっと時間はかかっていたけれど、こういうコトを子供に言える大人はいいなぁ。
ニッコリしました。
さてボクのご飯。
カツ丼たのんでメインにします。
卵は固めに仕上げてください…、ってお願いしたらたしかにほどよい状態で、しかも料理をとりにいったら厨房の人が出てきてわざわざ「この固さでよかったですか?」って。
見事なモノです。
ボク好み。
程よい厚さのとんかつにしっとり、フックラした卵とじ。
しんなりとした玉ねぎタップリ、出汁もタップリ、みずみずしくてご飯に出汁が染み込みかなりのつゆだく状態…、甘くて旨味の強い出汁にてザブザブご飯をおいしく食べる。
一緒に付き合ってもらった友人は天丼とかけのセットをたのむ…、揚げたて天ぷらがハフハフ旨い天丼も見事であります、蕎麦屋クオリティーをはるかに超えるオゴチソウ。
セルフサービスの蕎麦のお店で、丼類がシッカリしているのってとてもウレシイ…、だってお腹がすいていてガツンと空腹みたしたいとき、ご飯物の選択肢が多いのってアリガタイ。
天丼、カツ丼といったもの以外にも、小さなサイズのそぼろ丼とか中落ち丼とか6種類ほどのご飯物がありますか…、それにおむすびも美味しかったりするのがステキ。
外が寒くて熱いかけそばをフウフウするのがまたたのしい。
ドッシリとしたカツオの出汁の風味が見事で、最後に酸味がスキッと旨味をひきしめる。
それにしても次々お客様がやってくる、さっさと食べて先急ぐ。
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