サカキノホトンブログ御苑の手前のグレースのコト

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御苑の手前のグレースのコト

自宅の近所、新宿御苑の手前にある喫茶店「グレース」。

かなりオキニイリのお店になった。
喫茶店というこの業態。
日本中でどんどん減ってしまってて、理由はスタバみたいなお店やドリンクバーがあるファミレスにお客様を持ってかれたからって言われてる。
確かにコーヒーや軽食をたのしむだけならそうしたお店で事足りる。
けれどチェーン店にはないくつろぎとか、人と人とのふれあいだとかをシッカリ提供できてる喫茶店は、街にとってなくてはならない存在として生き残ってる。
この店もそう。
いらっしゃいませと出迎えられるお客様は少数派。
「おひさしぶり」とか「今日は暑いですね」とかって挨拶し合う人が次々やってくる。
ボクもそう言われる人になりたい…、ってそんなコトを思う店。

ハムエッグがメインの和朝食。
目玉焼きにベーコン、グリルソーセージ。
野菜サラダに小鉢が２つ。
先日食べた、やよい軒の目玉焼き定食にすごく似ている。
けれどひとつ一つの料理が丁寧。
特に小鉢は手作り感が抜群で、例えば煮物。
里芋、ニンジン、ゴボウにこんにゃくと、もう典型的ながめ煮のような、けれど容赦なく甘く出来上がった田舎風。
朝のお腹に甘い料理はとてもウレシイ。
それから、甘酢で洗った鬼おろし。
ザクザクとした食感と、おどろくほどのみずみずしさでスキッとお腹がすいてくる。
上にのっけた赤パプリカのピクルスもシャクシャクおいしい。
出来合いの漬け物なんかじゃなくってこうした漬け物がわりになる一品を、つけてくれるのが気がきいている。
焼けても決して硬くならない日本的なるベーコンや、プチュンと歯切れるソーセージ。
どれも決して特別じゃない、普通にスーパーマーケットで売ってるような素材だけれど、それがむしろ家庭的でおいしく感じる。
熱々ご飯。
出汁も味噌もドッシリとした濃い口味の味噌汁が、それそのものでおかずになるよなありがたさ。

中でもココで好きなのが、良く焼いてもらった目玉焼き。
裏がカリッと焼けていて、玉子の端がフリルのようにチリチリ焦げたボク好み。
白身が甘い。
焦げたサクサクしたとこが、香ばしくって油がジュワッと滲んでくるのがおいしくて、ご飯がすすむ。
黄身はたしかに良く焼けてるけど、パサパサするほどではないステキ。
シットリしてて口にいれるとネットリとろける。
今日の玉子はかなり小さめ。
いつもは大きな玉子が１個のフライドエッグなんだけれど、今日は２個。
だから目玉が２個あって、なんだかちょっと得な感じ。
醤油をかけておかずにす。

お替わり自由じゃないコーヒー。
食事が終わる頃合いを、キチンとみはからいやってくる。
当たり前のコトなんだけどそれがウレシイ、今の日本の外食産業。
２００円で朝のコーヒーがお替わりできる。
安売りじゃない、これが程よいサービス精神。
いいんじゃないか、と思ったりする。

ユックリ食後のアイスコーヒー飲んでたら、おなじみさんなのでしょうね。
お店の人と気軽に声をかけ合うおばぁさまの二人連れ。
お店を出ようとしたときに、サービス担当の女性スタッフがちょうど表で窓のガラスを拭いていた。
そんな彼女がドアを外から二人のためにお開けした。
あら、今日は自動ドアね、ってうれしそうにはしゃぐ姿が少女のようで、見てるボクまでニコリとなった。
本当にいい店、いい気持ち。

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2010/06/04 (Fri) ボクのご近所レストラン Comment(6)

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無題

飯島直美さんだったと思うのですが、「得意料理が目玉焼きという男性は素敵」と書いてあって、最初は？と思ったけど、続く文章を読んで納得したことがあります。サカキさんのblogを読んでさらに納得！

キョーコさん / 2010/06/04(Fri) / URL

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目玉焼き

> キョーコさん
簡単なようでむつかしい料理。
人それぞれに好みがあって、人それぞれにおいしさのイメージがある料理。
その典型が目玉焼きじゃないかと思うのです。
自分のおいしく思う目玉焼きを作ってくれると本当にうれしい。
ありがたいなぁ…、と思いますよね。
奥の深い料理でもある。
ホテルなんかでも目玉焼きがキチンと焼くコトに対してかなりの情熱と執着心を持っている、っていいますもの。

サカキシンイチロウさん / 2010/06/04(Fri) /

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大好物

ハムエック定食
大・大好物
朝の食事に無いと何となく
不機嫌　家にいる日は
必ず・・・ハムエックが
朝には出ます。

本日金曜日

抗がん剤の日

毎週頑張っています。

アイパット買いたい

頑張って・・・・

働くぞ

自分の目標のために・・・・

頑張るぞ・・・・

前を見て・・・

管さん見たに頑張るぞ

困難は付き物

問題児（岩手）さん / 2010/06/04(Fri) /

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ハムエッグ

> 問題児（岩手）さん
今日、放浪者さんと昼を一緒しました。
問題児さんの話になって、はやくiPadを買って自慢しに来て欲しいなぁ…、って二人で言って笑いました。
はやく元気になって東京へ。
お待ちしてますよ。

サカキシンイチロウさん / 2010/06/04(Fri) /

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常連さん・・・

「こんにちは～」と入って行けるお店、「お久しぶり」とか「今日も元気だね」と言って迎えてもらえるお店。
そういう関わり合いって、いいなあと思います。
子供の頃は、そういうお店が多かったけれど、アメリカに来ちゃってからは・・・。
社食ぐらいでしたかねー。
居心地がいい、その場所にすんなりなじめて溶け込める、そういうお店っていいなあと思います。

グレースさん。
心遣いの細やかな、その心遣いが決して押し付けや勘違いではない、よいお店なんだろうなあと思います。
行ってみたいなー。

サカキさん、アメリカにお越しやす～。
でもサカキさんはやはりNYですよね。
SFのいいお店。私全然しらないんです。
アメリカに来て、夫に合わせる生活をするようになって、出かけられなくなっちゃったし。
私もNYに行きたいなーと思います。
美術館の中のレストランが、どれもとても良さそうじゃないですか？ネット記事の読みかじりですけど・・・。

何はともあれ、いい気持ちになれるお店があるって、ステキ。
よかったですね。
読んだ私もニッコリです。

ねえねえさん / 2010/06/05(Sat) /

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ご近所さん

> ねえねえさん
日本中を飛び回る生活をしていたときには、不思議な程に自分が住んでいる街のお店を使う機会が少なかった。
世界が小さくなってはじめて、自分の足下が見えてくるんですよね。
ご近所さんとのおつきあい。
最近、たのしく堪能しています。
サンフランシスコは長い間いってないんです。
一時期、ボクの心の故郷でもあった街。
特にパロアルト周辺には思い出がたくさん。
久しぶりに行ってみたい、って思います。

サカキシンイチロウさん / 2010/06/05(Sat) /

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