サカキノホトンブログ夜の大戸屋…、ヒサシブリ

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夜の大戸屋…、ヒサシブリ

昼を近所のグレースで…。

朝、打ち合わせをしてそれを終え、一旦、部屋に戻りましょう…、と。
一駅前で地下鉄をおり、ちょっと歩いてお店に向かう。
冷たい雨です。
ほんのちらほら…、重たい雨ではないけれど気持ちが寒くなるような雨。
温かいモノ、お腹にいれなきゃ…、とそれでテクリと。

時間はお昼休みの前のコト。
お店の中には先客ひとり。
食事をもう終えたのか、それともタバコを吸うためだけにやってきたのか、テーブルの上にはコーヒーカップがポツンと置かれて、おいしそうにタバコをくゆらす。
あぁ、喫茶店のシアワセな昼…、カルボナーラを注文します。
セットの飲み物をアイスコーヒーにえらんでたのみ、ついでに「コーヒー先にいただけませんか？」とお願いをしてしばらく待ちます。

なんだか喉がかわいてそれで飲み物最初にもらい、サラダと一緒にパクリゴクリとパスタを待った。
奥でジャジャっとフライパンで麺を炒める音がして、やってきたのはいつものコレ。

挽いた黒胡椒が彩りくわえるカルボナーラ。
細かく刻んだベーコンと細切り玉ねぎ。
玉子がところどころチリチリかたまり、ソースではなく具材となした喫茶店的炒めカルボナーラ。
今日は不思議といつもと違ってクリーミー。
カルボナーラソースの量がちょっと多目に仕上がったのか、器の底にかなり、タップリたまってた。

グルンとフォークでひっくり返し、麺全体にそのクリームをまぶして食べる。
ソースであえる前に麺を油で炒めた。
だからちょっとモソモソしてて、けれど麺の一本一本に下味しっかり染み込んでいる。
昨日、丸の内で食べたパスタもたしかにおいしく本格的で、けれどこのスパゲティーもかなりおいしい。
同じスパゲティーという料理であって、まるで違った国の料理のように思える。
これもまたよし…、オキニイリ。
小雨ぱらつく天気のお昼、ランチの出足も遅いのでしょう…、お店をほとんど独り占めにてユックリ食べた、たのしんだ。

夜を大戸屋。

ものすごぉく、ひさしぶり。
「定食屋」というカテゴリーとして、おそらく日本で一番有名なチェーン店なんだろうっておもうココ。
昔はたまにやってきていた。
そもそもこの店。
ご飯をお腹いっぱい食べたい人の応援団みたいな感じの、気軽で大衆的なお店だった。
早稲田や高田馬場の周辺に集中してあった頃なんか、海苔佃煮の「ごはんですよ」のキープ制度があったりしたほど「おにぃさん・おじさんくすぐり」のお店だった。
なのに途中で、女性ウェルカムな戦略とってそれでちょっと苦手になった。

「ナチュラル」で「モダン」な「カフェ」な雰囲気。
やっぱりおじさんにはちょっと居心地悪い空間。
ほとんどの人が利用してないドリンクバーがあったりもして、ファミレス狙いのちょっとちぐはぐした感じ。
なによりビックリしたのがこのメニューの多さにして「前払い」のお店だったと言うコトで、注文するのにどぎまぎしちゃった。
お店に入る前にメニューをしっかり調べてやってこなくちゃいけないんだなぁ…。
お金を払ってレシートもらい、案内されるわけでなく好きな席に座ってそれでもたのんだものが迷わずササッと運ばれてくる。
気味悪いほどの手際の良さに、かなり感激。
レジの横でなにやらチェックをしているような…、合理化のために導入されるコトがほとんどの前払い制。
それがこんな奇跡のサービスシステムを産むなんて、なんて不思議でステキなコト。

感心しながらお水をゴクリ…、やってきたのがこの料理。

黒豚の黒酢風味の酢豚みたいな料理がメインの定食に、かぼちゃのコロッケを追加したもの。
メニューの真ん中あたりにあって、これの写真がひときわ大きく、それを指差し注文したんで、正確なメニュー名はちと失念（笑）。
揚げた豚肉。
同じく素揚げしたレンコンやジャガイモ、ナスにパプリカと野菜タップリ。
それを黒酢ソースであえて仕上げたのでありましょう…、健康的な食材を健康的に調味してなのにあまりに油っこくて、塩辛い。
千切りキャベツにかけるドレッシングは濃度がきつく、葉っぱ全体に行き渡らない。
この料理。
ご飯を腹一杯に食べるにはいい味付けで、だからかみんな大盛ご飯をむしゃむしゃ食べてる。
乙女風に仕上げたお店のこの雰囲気は、一体、誰のためだったんだろう？
女性的なる工夫じゃなくて、これじゃぁ、まるでオカマ的。
松浦亜弥だと思ってデートに誘ったら、やってきたのがはるな愛。
そんな感じの残念に、やっぱりボクは苦手だわい…、と実感いたす、よき勉強！

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2010/10/21 (Thu) ボクのご近所レストラン Comment(8)

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無題

カルボナーラは特にお店の個性が出るような気がします。使うパスタの種類、卵とチーズのバランス、とろみ加減など、どこをとっても同じでないところがおもしろいと思います。ああ、食べたくなっちゃった。

チキンさん / 2010/10/22(Fri) /

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カルボナーラ

> チキンさん
そうなんですよね。
あっさりタイプ。
コッテリタイプ。
ポソポソしたのや、なめらかなの。
お店によってまるで違ったカルボナーラがありますよね。
自分好みを探すたのしさがある食べ物…、って思います。

サカキシンイチロウさん / 2010/10/22(Fri) /

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大戸屋

なるほど、大戸屋は男性目線ですと居心地が悪くなってしまったのですね（笑）
松浦亜弥ではなくはるな愛、のくだりに笑ってしまいました。

あのメニューの豊富さで前払いってレジ前で焦りますよね。
「おはち」もしかりです。

どちらも1人でふらっと入れて
単品も定食もヘルシーなメニューもデザートも（！）揃っているので
女性からすると便利なお店なのです。

aokyoさん / 2010/10/22(Fri) / URL

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おはち

> aokyoさん
確かに「おはち」も同じ位置づけかもしれませんね。
男的には「やよい軒」の文句を言わずに腹いっぱい食ってけ…、って潔さに惚れたりします。

サカキシンイチロウさん / 2010/10/22(Fri) /

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大戸屋より

以前はヘビロテしていた大戸屋ですが、最近は、ボクもやよい軒派に早変わりしちゃいました。
でも大戸屋は、夏休みに行ったバンコクにも進出してて、結構賑わってましたよ。

オレンジさん / 2010/10/22(Fri) /

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アジアの大戸屋

> オレンジさん
アジアに出て行った大戸屋はなかなかに調子いいようですね。
けれど日本の郊外にあるファミレスみたいな大戸屋が、かなりの不振でやってる人はちょっとなやましい状況みたいではありますね。
定食屋は定食屋らしく…、っていうのが、一般的な意見なのかもしれません。

サカキシンイチロウさん / 2010/10/22(Fri) /

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納得して来ました

日本について最初の食事、ホテルのすぐ近くの大戸屋に行ってみました。
大雨の中、飛び込みました。
サカキさんの言葉に納得でした。
ごはん屋さんというより、ニホン的なカフェ、なのかな？な雰囲気。ジャズが流れる中、焼ジャケ定食。
あんまり長居したい雰囲気ではなかったです。
まずくない、おいしいけれど、なんだか物足りない。
味気なかったです。
ちょっと残念。
でも日本のお店は親切丁寧ですねー。
サカキさん、よい週を！

ねえねえさん / 2010/10/25(Mon) /

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親切で丁寧

> ねえねえさん
たしかに、日本のお店の丁寧さはすばらしいレベルにあると思います。
あれほど教育が行き届いていて、しかも笑顔でおじぎまでしてくれる。
他の国ではなかなかないことだ…、って思いますね。

サカキシンイチロウさん / 2010/10/25(Mon) /

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