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夜を近所で…、実は昨日からちょっと家で仕事をしていた。それにあわせて用事もいくつかあって出たり入ったり。家で料理をする余裕もなく、それで近所でちゃちゃっとおいしくすませましょうか…、と、「角萬」にくる。

四谷三丁目の交差点からほど近く。けれど目立たぬビルに目立たぬようにお店を出してて、フラッとやってくるようなお店ではない。
今日もおなじみさん風の人たちばかりで落ち着いていて、おいしいものが食べられそうな雰囲気がしていい感じ。
笑顔のやさしい奥さんと寡黙なご主人という組み合わせ。そばという料理を食べるお店はこういう雰囲気であってほしいな…、と思う通りのこのお店。

オキニイリの一品がこれ。

「冷やし肉南蛮の太麺」たのむ。
茹でこぼして脂を落とした豚バラ肉に、出汁の味を煮含ませたのがどっさり、たっぷり。これまた茹でてねっとりとした甘みを出したネギもタップリ。
冷たく〆た太麺の上にのっけて冷たい出汁をはる…、ぶっかけスタイルの冷たい蕎麦で、圧倒的な存在感がなによりごちそう。

太いだけでなく平べったくて、見た目、蕎麦というよりパスタなような感じがするほど異色の姿。
手打ちで手切りのせいでしょう…、よじれたところがあったり、厚さ、太さが不揃いでそのため食べるところで食感が違って感じるのもとてもおいしい。
噛む蕎麦なんです。
歯ごたえ丈夫で、噛んでるうちにどんどんねっとり、粘り気がでる。とは言え口に貼り付くようなこともなく、スルンとお腹に入ってく。むっちりとした豚肉の味わい、食感も蕎麦との相性抜群で、ツユもドッシリ、濃厚味。
しばらく食べずにいると無性に食べたくなっちゃう、習慣性を持ったゴチソウ。

付き合ってくれた友人がたのんだ「納豆おろし蕎麦」。
これは一転…、細い更科系の蕎麦。極細なのにザクザク、奥歯で歯切れる食感が痛快で、口の中でちらかる食感、騒々しい。
ひきわり納豆に大根おろしを合わせると、納豆の糸がやさしくなってほどよく麺にからんでくるから、おいしく感じる。
固めに作ってもらった親子丼を二人で分ける。
固めとはいえやっぱりトロンと白身がなってるところがあって、そこは友人、黄身が固まったところはボクと役割分担。麦飯が混じったご飯がスベスベで、とじた玉子と相性いいのを新発見。料理の世界はオモシロイ。

角萬

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家に帰って仕事の続きを…、と思いはするけど、ちょっと寄り道したくもなった。
それでバーガーキングによって、フレンチフライをサクサク食べる。

ここのフレンチフライは旨い。
あらかじめ味をほどこし凍らせて、それを揚げるから味がしっかり安定していて芋がサクサク、カラッと揚がる。
その揚げ立てはどうしようもないほどおいしく、ウレシイコトに今日は揚げ立て。
口の中でフレンチフライの形をしていたジャガイモが、たちまち壊れて油をにじませ消えていく。それがすっかり口からなくならぬうちに次の一本を…、と、みるみるうちにフレンチフライがなくなっていく。
罪深きかな、オキニイリ。

[5回]

2014/08/03 (Sun) ボクのご近所レストラン Comment(0)

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