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パソコンの日に目玉焼き

新宿御苑のグレースにて朝。

昨日の夜からずっと冷たい雨が降る。
舞台をなかなか降りたくないと、かなりしつこく愚図ってた今年の夏もとうとう退場。
秋を飛び越え、初冬のようなそんな寒さにブルッと来ます。
いつもはユッタリおだやかな、今朝のこの店。
今日はにぎやか。
ボクが座ったその後にもう一組のお客様がきて、それで満席。
にぎやかな朝もいい感じ。

目玉焼きがメインのセットをもらいます。
玉子、よく焼き。
白身がカリッと香ばしく焼け、ジリジリ、フライパンで焼かれる音が聞こえるよう。
薄切りのハム。
生の野菜があれこれ盛られ、サッパリ系のドレッシングがかかってサラダをなしている。
キュウリのしば漬け。
これがカリコリ、みずみずしくて朝の寝ぼけた口にたのしい。
赤いお味噌の赤だしと、お芋の煮物。

ココの煮物は甘くておいしい。
大抵メインになっているのは里芋で、ネバトロ好きにはたまらない。
小さい頃から里芋の煮付けが大好きっこで、オヤツがわりにも食べていたほど。
口の中でコロコロスベスベ、転がってなのに噛むとネトッと粘って喉をツルンとかけおりていく、変幻自在が好きだった。
けれどあるとき、小児喘息を発症し、それでネバネバモノの禁止令がでちゃって大人になるまでその好物を封印してた。
今では好きに味わえる。
１０年ほどのブランクの、仇をとるように今でもあると食べ過ぎちゃうのが、なやましい（笑）。

ココの玉子の焼き加減は、ボクの好みでうれしくなっちゃう。
黄身の水気がキチッと焼かれて、白身がギュギュッと凝縮された感じになってる。
白身が焦げたフリルのようになった部分が、噛むと砕けて油がジュワッと滲む食感。
たんぱく質が焼けた甘みと、まるで上等の和牛の脂が焼けたときのような独特のフレーバー。
ところが一転、白くカチッとかたまった白身の部分はプルプルでみずみずしくてなめらかで。
よく焼けてるのに黄身の真ん中部分はシットリ、なめらか。
パサパサになる寸前で仕上がっている、その様がいい。
一緒に醤油がついてくるのもボク好み。
一口分を箸でつまんで、ご飯にのせて、海苔でくるんで一緒に食べる。
これがボクの玉子ご飯。
ニッコリしながらキレイに全部を食べあげお膳が下がると同時にやってくるのがセットのコーヒー。

さすがに今日はホットコーヒー、もらいます。
他のテーブルの上をみても、ほとんどホッとコーヒーだった。
喫茶店のコーヒーにしては、酸味が少ないやさしい味わい。
ブレンドコーヒーとアメリカンのちょうど中間みたいな味で、ゴクゴク飲める。
飲むとお腹があたたかくなる…、それがゴチソウ、さぁ、仕事。

そうそう、このお店の近所で改装中のモスバーガー。

決して、古くなってたワケでもないのになんで？って思っていたら、今日、工事囲いが外れてて緑の看板を発見す。
なるほど「赤モス」から「緑モス」に転換中というコトですか。
マクドナルド的「衝動的なお腹いっぱい」を売り物にした赤系ファストフードから、サブウェイ的な「理性を働かせつつココロを満たす」コトを目的にした緑系のファストフードになろうとしている。
まぁそれもよし、開店するのが待ち遠しい。

ちなみに今日、９月２８日はパソコン記念日。
１９７９年の今日、パソコンブームを先導したＮＥＣのPC-8001が発売されたコトに因んで制定されたといいます。
奇しくも二日前の９月２６日はワープロ記念日。
これに先立つ１９７８年に発売された東芝のワードプロセッサーがそのキッカケを作ったという。
ワープロはパソコンの前に破れてしまい、ＮＥＣのＰＣシリーズはグローバルのデファクト規格の前に屈服しちゃった。
思えばちょっとほろ苦い記念日でもあるというコトなのでありましょう。
MacBookを抱えて今日は夜から大阪出張…、がんばります。

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2010/09/28 (Tue) ボクのご近所レストラン Comment(0)

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