午前中を家の近所で打ち合わせ…、午後から仕事に向かう途中でお昼を食べる。
ティンフックっていうベトナム料理の気軽なお店。
ずっと昔には新宿御苑の近くにお店を持っていた、料理上手の女主人がそこをたたんで移転した。飾りっけのない小さなお店ではあるけれど、やさしい味の料理が揃う。気持ちのいい店。
そもそもベトナム料理という料理。
東南アジアの料理の中では辛味控えめのおだやかな味の料理が多くて、ここの料理もやさしい味の料理が多い。素材は野菜や鶏がメインで、食べると元気が体のそこから湧き上がるような滋味がうれしい。
毎日、違う鶏の料理があるのも特徴。
生活している場所のかたわらで育てることができる動物…、アジアの料理は鶏とともにあるといってもいいくらい。鶏の料理のレパートリーが豊富というのは、料理文化がそれだけ深くて多様ということ。
付き合ってくれた友人がたのんだ今日の料理は「ガーリック焼き」。一旦蒸して脂を落とした鶏肉を、ガーリックオイルをまとわせながら軽く炒めただけの料理で素早くできて、しかもサッパリ。やさしいおいしさ。
ボクの目当ては「春巻きそうめん」。
ベトナム風のライスペーパーでくるんで揚げた揚げ春巻きを、茹でてさましたベトナムそうめんの上にのっけて、葉っぱと砕いたナッツをちらす。
味は鶏がらスープにヌクマム、スイートチリで甘くて酸っぱく食欲誘う。
歯切れがよくて喉越しなめらか。コシはないけどその分、消化がよさそうなお米の麺がほてったお腹にサッパリ、おいしい。
シャキシャキとした葉っぱの食感、ナッツはコツコツ。揚げた春巻きの油がジュワッと噛むたび滲んで、冷たい料理でありながら体が不思議とあったまる。
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まずはナツカシイ、ミュージッククリップを一本。
ジャミロクワイのヴァーチャル・インサニティ…、20年ほども前にリリースされた曲のPVで、その年のMTVアワードで4部門を受賞したという名作ビデオ。
床を滑るような独特のこの映像。
床が動いているように見えるシーンは全部、床じゃなくて壁を動かし、けれどその壁が動いていないようにカメラワークを計算したんだという。かなりの労作。
でもってこのビデオから音楽を引いて、映像にあった効果音をあてたというこれ。
オモシロイ!
もともとへんてこりんなムービーだと思っていたのが、本当にへんてこりんで狂気の世界を描いたホラー映画…、例えばジャック・ニコルソンのシャイニングみたいな、そんな空気が伝わってくる。
動画世界では「人は音を見ている」のかもしれないなぁ…、って思ったりもする。
オモシロイ![7回]
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