サカキノホトンブログそば屋の朝飯、昼、越後そば

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そば屋の朝飯、昼、越後そば

朝を四ツ谷三丁目の弁天庵。

随分、寒くなりました。
ベッドから外にでるのが辛く感じるこの季節。
顔を洗って歯を磨く、水も冷たく否応なしに目が覚める。
やっと自分の味をみつけて、これから新しい展開に向かっていくであろう「てっぱん」を涙混じりにみおえて、それでお店に向かう。
ちょっと前まで落ち葉がちってた道路もきれいになってて、尚更寒い。
秋の落ち葉は地面をおおうブランケットのようなモノ。
コート姿も目立ちます。

弁天庵の店先に、「鍋焼きうどん、はじめました」のポスターがある。
夏のはじめの「冷やし中華はじめました」の冬バージョンというコトでしょう。
お店の人に「鍋焼きうどんが始まったんですネ」って言ったら、「寒くなります、お風邪ひかれませんように」って言ってもらった。
あったかい。

朝の定食をもらいます。

そばに納豆、玉子焼き。
山芋とろろにご飯に海苔という組み合わせ。
今日はだし巻き卵がいつも以上にちょっと甘めに感じます。
シッカリとしたレシピにしたがい作っているから、いつも同じ味なんだろうけど、その日の気候。
その日の体調によって味が違って感じる。
体の状況をはかるバロメーターのようなモノが朝のご飯というコトでしょう。
納豆をパッケージから取り出して、小鉢に移しそこに昆布の佃煮のせて、軽くあわせてズルンと食べる。
口の中がネバネバツルツル、すべってなめらか。
お蕎麦のつゆをゴクンと飲むと、サラッと粘りがキレイにとれる。
海苔の香りで納豆臭さをぬぐいとり、ご飯をパクンで朝のお腹ができあがる。

打ち合わせにでていつもの仕事。
なんだか今日はいろんなコトがうまくいく！
今まで仕事を滞らせてた、あんな障害、こんな問題がひとつひとつなくなっていく良い状況にニコニコしながらこなして仕上げ。
そうして昼を、東京駅の地下にある立ち食いそば屋「越後そば」。

竹輪の天ぷらか、イカの天ぷらどちらにしようかと少々迷って、イカの天ぷらにすることにした。
ちょっとチャレンジ。
竹輪は基本的にどこも同じで失敗しない…、けれどイカは当たり外れが結構激しい。
硬かったり痩せてたりと素材の善し悪しが際立つ料理で、お店の商品に対するこだわりをたしかめるのに良い商品。
それで選んで、一緒にコロッケ。
熱いそばにして作ってもらった…、これがなかなか。
イカもプルンと分厚く程良いハリがあり、なにより麺がシッカリしてる。
越後名産の「ふのり」を使ったそばを使っているからでしょう…、熱々の汁の中に使っていてもずっと程良い歯ごたえがある。
こりゃ冷たいそばの方が旨いか…、となんだかモゾモゾ、お腹がしてくる。

お替り一杯（笑）。
冷たいわかめそばにして、そこに竹輪の天ぷら添える。
一度に二杯のそばは食べ過ぎ？と思いもしたけど、熱いそばはスープ代わりで、冷たいそばは〆だと思おう。
そんな屁理屈いいながら、ズルンとたぐると、うん、旨い。
ひやっと冷たいハリある麺が、唇わって口の中へとやってくる。
スベスベ、ツルツル。
しかもヌルンとふのりを使ったそば独特のぬめらかにしてツヤツヤとした食感、鮮やか。
冒頭で述べた持論の「立ち食いそばは麺より汁」と言った前言撤回しなくちゃいけなくなるほど、麺がおいしい。
そばと一緒にわかめを食べると、口の中のヌルルん粘りが一層強くなってなんだかトロトロしてくる。
サッパリとしためかぶのようなそんな食感。
次はざる？って、思いもしたけど今日は我慢といたします…、当然のコト、腹一杯。

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2010/11/25 (Thu) ボクのご近所レストラン Comment(0)

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